2016年05月30日

ONEPIECE 827「トットランド」


ホールケーキアイランドまであと1日。
ビッグ・マムの勢力圏で、しばしの休息&補給。

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ペコムズは仲間からの追求を
「サニー号は海賊から奪った船で、ママへの供物を搬送中」と謀った。
自身と故郷の恩人とはいえ、
仲間に嘘をついてまで義理を通すペコムズの心中はいかばかりか。

「話をしに行くだけ。喧嘩をしに行くのではない」とは言っても
ルフィはマムに対して、すでに宣戦布告している相手であることには違いない。
その上、マムが進めている婚姻を破棄させようとしているのだから
ペコムズとしては、ママに対して非常に大きな裏切りとなるのだが

まぁ、ゾウの惨状を知った時点である程度の心変わりがあり
ママに虚偽の報告をするつもりだったようなので、どこまで許容できるのかは
事が起きてみないとペコムズ自身にもわからないのだろう。



チョコだけが食べ放題の「ショコラタウン」で出会った少女は

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カフェのオーナー:プリン
どうやらサンジのお相手本人にまず間違いない。

チョコレートを作るのが大好きで
「美味すぎた」と無邪気に言ったルフィとチョッパーに感激したので
チョコ以外を食い散らかしてあわや捕まりそうなふたりに救いの手を差し伸べた。

今のところ、すごくいい娘っぽいのだが・・・

ルフィはともかく、ナミ・チョッパー・ブルックは
サンジの相手がプリンという名前であることを知っているはずなんだが、
プリンの正体にまだ気づいていないのか・・・?

ただ・・・

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プリンの方は、何かに気づいたようである。
そればかりか・・・

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ビッグ・マムにも、すでにバレているとか・・・。



さて、今回気になるのは
ようやく解禁されたビッグ・マムのご尊顔もさることながら、
その「能力」と「思想」について・・・だ。

ビッグ・マムの船がしゃべる船だったことはすでに周知のことだが
海に浮かんでいるのだから、
船に悪魔の実を食わせたのでないことは、なんとなくわかっていた。

しかし船のみにあらず。
ビッグ・マムの本拠地ホールケーキアイランドでは

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草木や花、家や山だけでなく、形のない雲や虹まであらゆるものが楽しげに喋る。
他のものはともかく、太陽はな・・・
太陽は別にちゃんとしたものが在るはずだから、この太陽はこの島ならではの太陽だ。

こう見えているだけなのか、命を吹き込まれたのか、
太陽も含めた、この「メルヘンな世界」そのものがビッグ・マムの能力と考えられる。

プリンが連れている、ゼリーのニトロや空飛ぶ絨毯のラビヤンも
おそらく同じ効果で動いているのだろう。

何の能力か、現状では皆目見当がつかないが
さすがは四皇・・・。なんとも規模の大きな能力だ。



また、これはペコムズの言葉なので
ビッグ・マム本人がどう考えているかは、また改めて検証しなければならないが

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全世界のあらゆる種族が差別なく暮らせる「大国」を夢見ているという。

限られた少数の特権階級だけが豊かに暮らす、かりそめの平和世界に
一石を投じようというのか。
なに? ビッグ・マムって、ひょっとしていい奴?
魚人島やタイヨウの海賊団と繋がりを持ったことも、こういうことなの?

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ホールケーキアイランドは周辺34の島をそれぞれ「大臣」に治めさせ、
その海域を「万国トットランド」と呼び統治している。

34という微妙な数字は、ビッグ・マムが35人以上の娘を持つことと
関係がありそうな気がするので、
さしずめ、34の大臣たちは娘の父親たちではないだろうか。

ビッグ・マムは自身の理想のために、あらゆる種族との間に子をもうけ、
身を持って、差別のない世界の象徴としている可能性がある。

なに? ビッグ・マムって、やっぱりいい奴なのー?

posted by BIE at 20:53 | Comment(3) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年05月29日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #09「山岸由花子は恋をする その2」


コミックス 32巻04章最後〜09章までに相当。

康一が消えた。

翌日康一が学校を休んだことを気にした仗助と億泰が
ようやく動き出す。

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このシーン、原作ではわざわざ広瀬家まで来て確認しているところ
アニメでは電話で確認をしている。
確かに、一刻を争うこの事態に「まずは電話で確認」というのが
正しい行動と思える。

原作でそういう表現をしなかったのにはおそらく理由があり、
この後「公衆電話」を救援要請のアイテムとして使う事を見越して
康一の判断の機知と、行動の意外性を際立たせるため、あえて回避したのだと思う。

しかし、アニメ放送中の現代には携帯電話が当たり前に溢れ、
若い世代の視聴者にとっては、公衆電話の生活へ親和性すら「?」であろう。
そのため、いかに救援要請の重要アイテムだからといっても
突然登場させては、戸惑いが生じる視聴者がいる・・・可能性がある
・・・と判断したのではないだろうか。

どうみても学校の敷地内なので、
通常であれば職員室や事務員室の近くに1台置いてあるとか、
玄関や階段下などに2〜3台以上の電話を並べて「電話コーナー」が設置してあるとか
するのがせいぜいで、電話ボックスを私有地内に置くことはないはずだ。
「学校敷地内に、どう見ても不自然に設置された電話ボックス」が登場する意図は
やはり「公衆電話」と「電話ボックス」に対する
イメージを定着させるためだと思うのである。


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広瀬康一拉致事件対策本部
このシーンは原作にはない。
ふたりが仗助の家で待機していることをあらかじめ印象づけるためだろう。

ここは仗助の家だが、億泰が食べているカップアイスは仗助の分がない。
おそらくはここへ来るまでの道すがら、どこかの店で購入して持参したのだろう。
小遣いの乏しい学生なので自分の分だけ買うこともあるだろうが

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さっきはしおらしいことを言っていて
「けっこう友達思いの良い奴じゃないか」と感じていたのに台無しだ。
その緊張感のなさが、億泰らしいっちゃ、らしいんだが。


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救難サインは送った。
しかし同時に、康一がスタンド使いであることがバレてしまった。

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エコーズによる攻撃も由花子には通じない。

思い込みが激しすぎて「人の話を聞かない」という人が実際に居るが
そのために「声」も「轟音」も脳で知覚するに至らない。
というよりも、都合の悪い情報を遮断するように脳の回路ができているのだろう。

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原作で、崩れるように剥がれ落ちたエコーズの文字が
水にふやけるようにボヤけて無力化される表現は面白い。


そして、こんなときに頼みのエコーズが
jojo04-DU_09i.png 石化・・?

エコーズが死んでしまったァー!
いや、エコーズが死んだら康一も死ぬから。
視聴者もそれはわかってる。とはいえ、

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アイキャッチで「エコーズ ACT1」って書いちゃダメだろ。
このあと「ACT2」に進化するのね。ってバレちゃうよな。


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マッケレルか、ニコラエフか、はたまた・・・

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なんだか大河原メカみたいなのに進化した。

さっきまでのエコーズの能力は、描き文字を「音」として再現するものだったが
進化した「エコーズ ACT2」の能力は、「実感」として相手に伝えるもの。

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「ドヒュウウウ」という感覚があの女をふっ飛ばした。

とても漫画的な能力である。
描き文字の効果音にとても特徴があり、読者にもそれが認知されている
荒木マンガだからこそ許される能力と言っていい。


生まれ変わったエコーズ、そして新たな自信に満ち溢れる康一は
もはや仗助を頼ることなく、由花子との対決を決心した・・・んだが

jojo04-DU_09o.jpg 凛々しくない・・・
髪型もう少しなんとかなりませんか・・・
ちなみに、そのハサミじゃあ握っても刃が閉じないから切れないぞ。


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熱づぁぁぁぁぁ!!
イベントを簡素化したため、由花子がやけどした原因の文字が読めない。
ここには「ドジュウウ」と書かれている。

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原作では、手すりの文字にうっかり触ってしまう瞬間に
由花子は文字の存在に気づいたが、反応できず勢い触れてしまいやけどする
という表現がなされている。

気づいたのに回避できなかった「忌々しさ」をつのらせ、
「触れなければ平気」と、エコーズへの対策に由花子が気づくシーンなのだが
アニメでは、ただ「トラップに嵌った」だけになってしまったのは残念。


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髪の毛が真っ白に
まさか死んだんじゃあないだろうな、って・・・

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ふつう、あの高さまでふっ飛ばしたら、落ちるだけで死ぬよ。


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口汚いセリフは全部再現。しかしなんか訛ってるww

最初は「清楚な良家の子女」だとも思えた由花子が、
実は田舎者だった、と受け取れるこの表現は、僕的には意外とアリかも。
都会的なブリリアントライフ(w)に憧れがあり、
そのコンプレックスが、彼女をこういう性格にしたとか考えられるな。


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地面にヒビが入る音
原作には描かれていなかったが、
アニメではたしかに心臓の音のあとに異音が一つ確認できる。
康一がそれをどういう分析で「地面にヒビが入る音」と認識したのかは知らないが。


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崩れる崖・・・しかし・・・

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由花子が康一を殺そうとしている時も
康一は由花子を救うことを考え実践していた。

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あたしは出会ったときから康一くんにすでに負けていた

自らの死を自覚する瞬間を経てはじめて
理解できないものを受け入れることができたが
秘めた思いをますます強める由花子であった。


次回「イタリア料理を食べに行こう」


余談だが:

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今回のことがきっかけでできた杜王町の新名所「ボヨヨン岬」。

エコーズが貼り付けた「ボヨヨォン」という文字が引き起こした事象とはいえ
離れたところから見ていた漁師にも「ボヨヨン」と知覚されているのが面白い。
そういう効果音が聞こえたのか、視覚的な印象なのか・・・。

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ただ、エコーズは「文字に触った者に効果音を実感させる」スタンドなので
岩が物質的に柔らかく変形することはないと思うんだ。

またそれ以前に、
由花子が斬り落としたエコーズの尻尾は、
岩に弾かれて海に「ポチャン」と落ちているので
文字が岩に貼り付いているのもおかしい・・・よな。



おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年05月26日

ONEPIECE 827 速報


ご尊顔、踊るビッグ・マム!
プリンええ子やぁ・・・

本スレはこちら
posted by BIE at 17:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年05月23日

ONEPIECE 826「0と4」


なんだかセンスの悪いスーツに身を包んだ、「グルまゆの男」は

op_826a.gif ヨンジ


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顔ばかりでなく、女好きなところもサンジに似ている。
ただし、一緒に登場した姉:レイジュが言うには

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ヨンジは「人情の欠片もない人でなし」なのだそうだ。そこはサンジと大きく異る。

ちょっと余談だが:
サンジが女好きでフェミニストなのは、生来の気質だったとしても

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「女は蹴ったらいかんもんだとたたき込まれて育った」
「たとえ死んでも女は蹴らん」

このサンジ一流の「騎士道」は、どこでたたき込まれたものだろう。
「ジェルマ」はこんなに甘くないだろうし、
ゼフがフェミニストってのも、ちょっと笑えねぇ。


さて、
ここで、まず気になるのは、やはり「グルまゆ」。

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サンジのまゆげ(と目)は、常に片方が隠れているので断定できないが
現在隠れて見えない右まゆが2年前と同じ形状だとするなら、
サンジのまゆげは、ヨンジ・レイジュとは逆方向に巻いており
数字の「6」と読むことができない。

まゆげが逆巻きだったから
生まれてすぐ「出来そこない」の烙印を押されたのかもしれないな。

「ジェルマ66」って名称も、どうせ「マユゲ66」からのもじりに決まってる。
まゆげはジェルマにとって、重大なアイデンティティなのだろう。

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ただサンジのまゆげは、シャボンディ再集結のときに
新デザインを起こす際、いろいろと意匠が練られたようで
今とは明らかに違うものも考えられていたようだ。

オダッチの中でも「グルまゆ」が「6」を表していると決めたのは
最近のことなのではないかな・・・。


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ヴィンスモーク家は幼くして生き別れたサンジを捜していた。
似顔絵の手配書を巡り、海軍本部に掛け合い

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この度ようやく写真で本人の確認が取れたため、連れ戻すことを考えたそうだ。

これはヴィンスモーク家と、海軍本部の、
ひいては世界政府との強い繋がりを意味している。

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ヴィンスモーク家は、古来よりずっと王族であり世界会議への参加も
許されているという。

え!? 「ジェルマ」って国名なのか?

大昔に、北の海を武力で制圧した王族として伝説に名を残し、
国土は持たずとも、現在でも王族としての権威を持ち続け、
創作の中では、海軍が守る「平和な世界の敵」を演じ、
今ではひっそりと人知れず「戦争屋」として存在している…それがヴィンスモーク家。

それでなぜ一般人の知るところにならないのか不思議だ。

ペコムズの言葉を引用するなら
「ジェルマ66」とは、別名「戦争屋」。科学技術を戦力とする科学戦闘部隊。
「ヴィンスモーク家」は、そのトップであり中枢。人殺しの一族。

なぜそれが公に王族を名乗っていられるのか。

う〜ん・・・いまいち整理しきれないな・・・。



あと気になるのは、

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サンジたちの姉:レイジュのコードネームは「ポイズンピンク」。
ルフィが死にかけていた毒を吸い取った。
これは如何なる能力なのか。

まず、科学戦闘部隊というからには、その主力の者は能力者ではない可能性が高い。

訓練次第でいくらでも自身を強くできる「悪魔の実」の能力を使って戦うことと
科学技術を道具として操り戦うことは、イデオロギー的に真逆だからだ。

もちろん「ジェルマ」の戦士にも、能力者はいるかもしれないが
マゼランがすでに登場しているので「毒」の能力者ということもないだろう。

では、彼らならではの「科学」「化学」のなせる業なのか?

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レイジュは、道具や薬品を使う様子もなく、生身で直接ルフィの毒を吸い出している。
しかも、明らかに毒の影響をその皮膚に受けながらも、
それを自力で沈静化したように見えた。

どう見ても、自身の肉体に宿る能力で毒を浄化、または
攻撃の道具として使うために体内に蓄積させたのだ。
「大好物」というからには、他にもあらゆる毒素に対応できると考えられる。

これが「科学の力」なのだとすると、
少し飛躍するかもしれないが、
サンジも含め、ヴィンスモークのせがれたちは皆、
何らかの特殊能力を身に付けて「生み出された」
デザインベイビーである可能性がある。

サンジの過去話に俄然興味が湧いてきた。



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両家の重要な結婚を台無しにしないため
レイジュとヨンジは何も見なかったことにしてくれた。

しかし海中からその様子をうかがうのは

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ルフィがホールケーキアイランドへ向かっていることを
ジンベエに報告する魚人海賊団のアラディン。


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魚人島でルフィがビッグ・マムにケンカを売ったことを知り
ビッグ・マムの庇護下を離れる話をつけに急いだジンベエだったが
カリブーとワダツミのせいで思わぬ時間を浪費した。

今現在、ジンベエはどのような立場にいるのか。
また、ジンベエも嫁をもらったのか・・・それは美人なのか・・・?

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「契約書もない、盃と口約束での結びつき」と言ってたので、
嫁はもらっていないか・・・

posted by BIE at 17:18 | Comment(6) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年05月22日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #08「山岸由花子は恋をする その1」


コミックス 32巻01章〜04章のほぼ終わりまでに相当。

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スタンド使い同士は、知らず知らずのうちに引き合う
そんな、まさに「釈迦に説法」を承太郎に対して垂れる間田敏和。

彼をスタンド使いにしたのは、虹村形兆のはずだったが
アニメでは、そのことに言及していないのは前回書いたとおり。
間田を弓と矢で貫いたのが形兆なのか、レッチリなのかは結局わからなかった。

確かに、今重要なのは「弓と矢」を持っている「電気野郎=レッチリ」であり
すでに死んだ形兆との繋がりをこれ以上探ったところで
物語上においても、事件の真相的にも進展は期待できない。

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「スタープラチナに近づけるスタンド使いは、俺たちの仲間には居ねぇ」
前回、間田が「仲間」について触れたくだりが、どうにも気になる。
間田はレッチリの指示で動いていたことは間違いないのだが
電話で話すのみで会ったこともないという。

しかし今後、レッチリと戦うまでの間に、レッチリの指示によって
仗助たちに敵意を向けてくるスタンド使いは登場しない。
(レッチリのリタイア後には登場するが、あれは戦力として数えていないはずだ
 詳しくはいずれ・・・


用心深いレッチリが、手駒を使う前に自ら姿を現すとは考えにくいので
仲間を増やそうと「弓と矢」を使っていたにも関わらず
上手くスタンド使いを増やせなかったと考えていいだろう。
要するに、他にどういう仲間が居るか、ろくに知らされないまま
間田は従わされていたことになる。

矢で射られたそのときは意識を失っただろうが
電話で話せば電話線を介してレッチリのスタンドと相見える機会はあっただろうから
その時によほど恐ろしい目に合わされ、従属を誓わされた…というところだろうか。


jojo-4DU_08c.jpg カフェ「Rengatei」

本編に度々登場する駅前のこのオープンカフェは
いつの間にやら「カフェ ドゥ・マゴ」という名前に変わり
仗助たちのお気に入りの店になる。
読者の間でも「ドゥ・マゴ」としてお馴染みなのだが

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原作でも、初登場時は「れんが亭」という名前だった。

「れんが亭」と「ドゥ・マゴ」は別の店という説もあるが
33巻01章に記された地図には

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「由花子と康一が初めてデートしたカフェ ドゥ・マゴ」と書かれているため
途中で設定が変わったと考えるのが妥当だ。
で、あるならば
アニメでは、はじめから「ドゥ・マゴ」にしておいて問題がなさそうなのだが
何故そうしなかったのか、まったく理解できない。

本家パリのドゥ・マゴからでもクレームがあったんだろうか・・・


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女の名は、山岸由花子。
ここ最近、急に男らしくなった康一に恋をした。
確かに、ここしばらくの康一の成長ぶりは仗助も認めるところだ。

由花子は言う。

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男の魅力は将来性。康一は未完成ながら、今メキメキ成長を続けている…と。
要するに「将来有望な成長株を青田買いしたい」と、こう言っているのだ。

由花子は、真っ直ぐな女である。
「好きだ。この男が欲しい」と思えば一直線。
この気持を打ち明けるのが怖くて、でも言わないでいると胸がはりさけそうで…
という逡巡も、おそらくは、わずか一ミリ秒くらいのことだっただろう。

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少なくとも、それを告白するのに
目をそらしてオドオドする女ではない。

次第に明らかになる「本性とのギャップ」を演出するには効果的だが
これは由花子の本質を理解していないように思えてならない。
あと、傍目、無条件に「美人」といえるルックスでないのも残念だ。
ダグラムの残念ヒロイン「デイジー」みたいだ・・・古いな


翌日、きのうの失態を詫びる由花子との正式な友情成立の証として

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手編みのサマーニット、手作りのお守り、手製の重箱弁当の猛プッシュ!

これは地雷女だわ。


自分の曖昧な態度が招いた事態だから、この際ハッキリ断る。というのが
あんまり上策でないことは、おそらく仗助の言うとおり。

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しかし、ネガティブキャンペーンで向こうから嫌いになってもらおう
という作戦は、発想がオソマツすぎて草生えるわ。www
いや、いかにも学生らしいとも言えるか・・・


結果
愛する康一を自分の理想の男に育て上げる使命感に燃えてしまった由花子。

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この時点ですでに、
結果(目的)とそこに至る過程(手段)が入れ替わってしまっていることに
由花子は気づいていない。


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杜王町の海岸沿いの別荘地帯に拉致された康一。

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生活すべてが命がけに。

次回「山岸由花子は恋をする その2」
由花子の目に狂いはなかった。康一のさらなる成長。


ところで
OPが別アレンジになってるけど、ナニコレ
え〜と、これはユーロビート調?・・・と思ったら
「EDM arrange Ver.」ってクレジットされてた。

なるほど、今風に言うと「EDM」なのか。
ユーロビートなんて今は言わないんだな・・・


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年05月19日

ONEPIECE 826 速報


ぅお!まじか・・・
まじか、おかみさん。まじか、ローラ。・・・プリンもか・・・


マジすんませんガセでした・・・


ヴィンスモークのエロい姐さんと・・・これはアラディンだな

本スレはこちら
posted by BIE at 08:33 | Comment(2) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年05月14日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #07「間田敏和(サーフィス)」


コミックス 31巻06章〜10章までに相当。

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玉美からのスタンド使い情報のタレコミ
同じ学校の3年、間田敏和とささいな口論をした友人(ダチ)が
その夜、シャーペンで自分の左目をえぐったらしい。


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あぁ・・・アバンタイトルに突然出てきた、見たこともない男がその被害者ね。
なんかキモいな。
アイドルヲタ・・・ってほどではないが、特定のアイドルのファンらしい。
この男、原作では間田と「親友」と書かれているが、
アニメでは「ダチ」と表現された。

後々わかると思うが、
たしかに、間田は他人と濃密な人間関係を築くタイプではないし、
「親友」と呼べるほど仲の良い学友がいるとは思えない。

しかし、ただのクラスメートというだけなら、口論と異常行動が結びつきにくく、
スタンド使いの仕業かも・・・と考えるのは、いささか飛躍しすぎだ。
そのため、無難に「ダチ」に変更したんだろう。

ただ、その口論は「好きなアイドルだかアニメだかをけなしたっつう…」と、
他人にとっては激しくどうでもいい理由なわけで、
その「どうでもいいけどなんかキモい」ところが重要なのだ。

さらに言うなら、間田が好きな某を、彼がけなしただけなので
その「ダチ」自身がアイドル好きである必要はなく、仮にそうだったとしても
それを掘り下げて明確に描写する必要はない。
ってか、そこはボカしておく方がいい。どうでもいいのだから。



調査開始
間田のロッカーを勝手に物色。

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テニス部でマンガ好き・・・
間田がテニス部…には、激しく違和感を覚えるが、それは置いておいて
「マンガ好き」というのはどうなのか。

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原作ではロッカーに入っているマンガは単行本。

確かにコミックスを揃えているなら「マンガ好き」と言っていい。
僕的には、週刊マンガ雑誌を毎週買っている程度は
「マンガ好き」の根拠とはいえないのだが、一般的にはそれでも充分なのかね?

これは、岸辺露伴の「ピンクダークの少年」が載っている雑誌を
描きたかっただけじゃないかと思う。
「間田がマンガ好き」を描写するだけなら、単行本のほうが効果的だと思うね。


ロッカーに入っていた木製人形に触ったら・・・

jojo-04DU_07f.jpg jojo-04DU_07g.jpg
おれになりやがった
間田はスタンド使いだ!



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パーマンに出てくるコピーロボット
今のお子様は知らないと思うが、そのまま使ったな。

jojo-04DU_07i1.jpg jojo-04DU_07i2.gif
ちなみにコピーロボットとは
パーマンとして活動している間に、自分の代わりを務めさせるロボットで、
鼻のスイッチを押せば誰にでも変身でき、
留守の間の体験も、もれなくインポートしてくれる優れものだ。

パーマンは1983年〜87年にカラー版が放送された。仗助が0〜4歳の頃だ。
その後も繰り返し再放送されているので、
当時のお子達の標準知識であってもおかしくはない。

ただ、F先生がお亡くなりになられた96年以降は、再放送もめっきり減り
99年頃はドラえもん以外のF先生作品はほとんど放送されていなかったので
仗助が覚えていなくとも無理はない。

ここで少し気になるのは、
このスタンド:サーフィス(うわっ面)の変身能力の詳細だ。
触れた人間の姿、仕草、指紋、声紋から性格まで完全にコピーするとあるが、
「うわっ面」の名前通り、その精神や記憶などはコピーされない。

この人形のメンタリティは、サーフィス自体のものか、
もしくは本体である間田敏和のものということだ。
間田は「アイドルだかアニメだか」にご執心らしいので、
パーマンの知識は間田由来のものだろう。

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コピーされた者は同じポーズを取ってしまう

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スタンドの名は「サーフィス(うわっ面)」人形に取り付くことで実体化している。
よって… 普通の人間にも見ることができる。
承太郎を半殺しにして、町から追い出すのが目的・・・


原作にない説明ありがとう。

これまでも、一般人にも見えるスタンドは登場したことがあるが
あまりにも身近で生々しいので注釈したのかな。
人形に取り付いたと言っているので、呪いのデーボの「エボニーデビル」のように
スタンド自身はまた別の姿をしているということか。

この後の展開とも齟齬がないように、分かりやすくセリフがまとめられているが
気になる点もある。

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時を止められるスタープラチナに近づけるスタンド使いは
オレたちの仲間にはいねぇ


「対抗できる」というセリフが削除されたのは、
面と向かって対抗できる力はないが、近づきさえすれば何とかできるという意味。
「黄の節制」や「クヌム神」でも似たことができそうだが、
そんな能力を持ったスタンド使いは仲間にいないのだそうだ。

はて、仲間とな?それは一体誰のことだ。
間田は誰かとつるむタイプではないし、それどころか心だって容易に開かない。
となれば、誰かに力で従わされている以外に考えられない。
しかし間田をスタンド使いにした形兆はもういない。

仗助に敗れ、レッチリに殺される前に
形兆は、自分がスタンド使いにした者たちを束ね、
グループを作っていたとでも言うのか。


jojo-04DU_07m.gif 中島…じゃなくて
間田とサーフィスは仗助の目玉をえぐったと思い込んで
次なるターゲット、承太郎のもとへ行った。

jojo-04DU_07n.jpg
しかし仗助と康一は互いのスタンドで助けあい、
深く傷ついたふりをして、間田の目を欺いていた。

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驚くべきは康一の成長。
スタンド能力に覚醒してまだ日も浅いのに、この度胸、そして機転。

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急に男らしくなった康一に、恋する乙女もそりゃ現れるってものだ。


jojo-04DU_07q.jpg 緑の公衆電話が懐かしい。

1999年頃といえば、もうすでに携帯電話がかなり普及しており、
高校生でもPHSを当たり前に持っていた時代。
しかし、原作を連載していた92年頃には、まだその兆候もなく
95年頃から爆発的に普及したのだから、原作に描けたはずもない。

だが、携帯を持っていたら、
ホテルの承太郎と連絡が取れないという、このすれ違いは描写できないので
仗助も康一も買ってもらっていない、と理解すればいいのだが
時代的に、また職業的に、承太郎が持っていないはずはないんだよなぁ。


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間田たちよりも先に承太郎のところに辿り着いたものの
ガラスの向こうから仗助を操る「サーフィス」。承太郎危機一髪!

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しかし、仗助が傷を治してやった怒りのバイカー二人の復讐にあい
間田敏和あえなくリタイヤ。
殴られたショックで、なのか、サーフィスは木偶に戻った。


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人形を壊して一件落着・・・のようにも見えるが
仗助も「とりあえず」と言っているように、
人形を壊すことに意味は無い。気分の問題だ。

「サーフィス」は人形に取り付いていたのであり、これ自体がスタンドではない。
人形がスタンドそのものだったら、間田はとっくに右手を失っていたし
今この攻撃で全身ズタズタになっているはずだ。

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間田自身、事が終われば、仗助の姿のまま人形を粉々にする気でいたので
おそらく変わりの人形があるのだろう。
退院したら、また何かやリそうだとは思うが
もう仗助や承太郎にちょっかいは出さないだろう。


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ラスト
救急車で運ばれる間田を「マヌケな野郎だ」と吐いて捨てるレッチリ。
ご丁寧に弓と矢を持ち歩いてるのかwww

そういえば、原作では

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間田は形兆の手によってスタンド使いになったと言われているが
アニメでは玉美からその証言は出ていない。

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間田が「サーフィス」を使って友人の目玉をえぐったのも、
原作では仗助たちが入学する前と明言されているが
アニメでは「春先」と、曖昧な表現がなされている。

これでは間田をスタンド使いにしたのが形兆であるとは断定できない。
レッチリが配下として間田を従えていた可能性もあるわけだ。
レッチリは手下の仕事の顛末を見に来ていたんだろうか。

しばらく後に、間田敏和は再登場するはずなので
そのときになにか分かるといいのだが。


次回「山岸由花子は恋をする その1」
康一が主役級の話、多いな。


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。



2016年05月13日

マクロスΔ(デルタ)


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ただいま第06話まで視聴。ここまでの印象「つまらない」

30年以上も新作が作られ続けているシリーズとして、
僕が「マクロス」に感心するのは
各々の作品はそれぞれ個別に成立し完結した作品でありながら、
すべてが世界観と歴史を共有していることだ。

劇中劇扱いの「愛・おぼえていますか」や
半分黒歴史になっている「マクロスII -LOVERS AGAIN-」なんて例もあるが
現在、公式にマクロスにパラレルワールドの作品は存在しない。
基本的には、すべて時間軸を共有する「同じ世界」の物語なのだ。

今後、もし主要スタッフから河森正治の名前が外れるようなことがあったら
ガンダムや仮面ライダーのようなシリーズ展開もあり得るのかもしれないが
個人的には、あまり歓迎できない…と思う。


4作目となる今回のTVシリーズは
前作「マクロスF(フロンティア)」から8年後の世界。

地球人類(とゼントラーディ)が、未知なる敵と戦う図式ではなく
すでに数々の移民惑星に、複数の人種や国家が共栄する世界となっており
プロトカルチャーによって創り出された先住種族の末裔と地球圏からの入植者は
あるところでは円満に共存し、また一部では軋轢もあった。

本作でも、例によって
「可変戦闘機によるドッグファイト」「歌のもつ力」「三角関係」が
物語の主軸となっており、

銀河系各地で猛威をふるう、人が突然キチガイ化する謎の奇病
「ヴァールシンドローム」を誘発する「歌の力」を利用したウインダミアが、
新統合政府に宣戦布告。
対する新統合政府は、その原因不明の病気と暴動鎮圧のために
「ヴァール」の症状を抑える力を持つ戦術音楽ユニット「ワルキューレ」を導入。

「ヴァール」を軍事利用する「歌の力」と、静める「歌の力」を駆使する勢力の
異なる種族間の戦いとなっている。


さて、僕が「つまらない」と感じている理由は
メリハリが効いていないせいだと思う。何にかと言うと「いろいろ」に、だ。

とりわけ気になるのはキャラクター。
キャラクターが魅力的でない。これは致命的。

メインヒロインのフレイヤ・ヴィオンは、敵方であるウインダミアの出身だが、
敵組織の中核である王家とは関係がないことを強調するためか、
強い訛りで話す田舎者と設定されていることが
図らずも「異種族」であることをより強く印象づけている。
ちと、あざとい部分もあるとはいえ、いい個性を発揮しているといえるのだが・・・

問題なのは、まるで魅力的でない主人公とサブヒロイン。

好みの問題もあるだろうが
主人公:ハヤテ・インメルマンが、見た目も性格も薄っぺらくてカッコよくない。
名前までださい。
これは敵方ウインダミアがイケメン揃いなので、対比の意味もあるのかもしれないが
いっそ、ブサメンにするとか熱血馬鹿にするとか個性の出し方はいくらでもある。

サブヒロイン:ミラージュ・ファリーナ・ジーナスは
名前を見ての通り、マックス=ミリア直系の孫で、マクロス7のミレーヌの姪にあたる。
叔母ミレーヌの影響で、戦地で歌うワルキューレに興味を持った…まではいいが、
天才パイロットの才能を受け継ぐでもなく、戦争や戦闘を嫌っているでもなく、
プライドばかり高く、真面目すぎて融通が効かない、男性との交際経験がない…と、
マックス=ミリアの血を引いているとはとても思えないネガティブキャラだ。

この三人で三角関係を展開されても、まるでワクワクしない。
「あ、そう。ふ〜ん」てなもんだ。

ま、余談だが
初代マクロスも、おばさんキャラだった早瀬未沙がヒロインに昇格し
一条輝、リン・ミンメイと三角関係になるとは、誰も予想できなかったんだが・・・。

美樹本晴彦による設定の熱を見るかぎり、制作陣にそのつもりがあったとは思えない。
企画段階や、放映開始当初は「三角関係」はメインテーマではなく
路線変更か、テコ入れによる追加ファクターだったということだろう。
「未沙でもイケる」と思わせたのは、平野俊弘(現:俊貴)の功罪だよなぁ



他にも

謎多き歌姫:美雲・ギンヌメールは、
おそらく表現したいであろう「カリスマ性とミステリアス性」が、
いまいち発揮できていない。
最初に、過ぎる程に神秘的に描写しないと、視聴者の心を掴むことはできない。
これからに期待するとしか言えない。


その他大勢は中途半端に存在感があるし、人数も多すぎる。
というか、主人公がその他大勢レベルに「薄い」のが問題で、
とにかく登場人物が横並びすぎて、主人公たちに感情移入ができないのだ。


また、二次創作的な人気を目論んでいるのか、
それぞれ個性豊かで美形揃いのウインダミアの兄さま達は
デザインも性格付けも「美形」に設定されているにも関わらず
まったく「美形」を推した演出がなされていない「ムダ美形集団」と化している。

これは各話の演出や作画の力の入れ方の問題だ。
はじめから「美形」を売りとする気がないのか、それとも、
今は物語導入で伝えることがたくさんあるので、美形推しに注力できていないのか。

前者なら美形揃いの軍団にデザインしたことが、そもそもの間違い。
後者は論外。手遅れになってからやっても無意味なのだ。



設定や各種の仕掛けは、気に入っている。

ユニット名が「ワルキューレ」というのは、はじめ何か悪い冗談かと思ったが、
「ヴァール」を「キュア」するって意味なんだろうか?
なんにせよ、かつて一世を風靡したファーストシリーズの可変戦闘機
「バルキリー」に肖っているのは間違いないだろう。


戦闘機やミサイルが飛び交う真っ只中に、ほぼ生身で飛び込んでいく美雲の超人ぶりは
スパロボにドモン・カッシュがはじめて生身ユニットとして登場したときのような
絶大なインパクトで
不思議な「歌の力」というよりも、何か新しい可能性すら感じさせる。
熱気バサラも、こういうこと平気でするキャラだったけど…


最後に、歌美雲の声がハスキーなのが、僕は個人的に好みじゃない。

これまでのシンガーたちはFIRE BOMBERにしても、
シェリルやランカにしても、CDを買いたくなる魅力があったんだが
今のところワルキューレの歌には、いまいち魅力を感じないのがとても残念だなぁ。

いや、観るよ! ちゃんと最後まで。
最終回観たら、また感想書くかなぁ・・・。


posted by BIE at 14:45 | Comment(1) | TrackBack(0) | アニメ全般

2016年05月09日

ONEPIECE 825「世経の絵物語」


一味全員がスマートにブランド物のスーツでビシっと決め、
マナーや規律に厳しそうなファイアタンク海賊団において、
ただ一人異彩を放っていると、初登場した813話で感じたヴィト。

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「相談役」という役職も、その不躾な佇まいも、
違和感を覚えるに充分だったのだが、規格外のが他にもいた。

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ファイアタンク海賊団
「殺し屋」ゴッティ


813話の時点では、その違和感から
ヴィトはビッグ・マム海賊団からの出向ではないかと考えていたのだが
ヴィトの額と手の甲にあるものと同じマークが
ゴッティの左肩のMS-06風の盾にも描かれている。

これは、ファイアタンク海賊団の「F」と「T」をデザイン化したものっぽいので
ふたりともファイアタンク海賊団の純構成員で間違いなさそうだ。

また、813話では
マフィアの「ゴッドファーザー」ともあろう男が「ママ」の部下という地位に
甘んじていることが、僕には不自然に思えてならなかったのだが
その疑問にも、わずかながらの解答が。

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ヴィトですら持て余すゴッティの暴走を、一喝で震え上がらせた人物。
ゴッティはこの人物(おそらく女性)のことを「おかみさん」と呼ぶ。

ペコムズ曰く

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ママは傘下につく者たちと必ず「血縁」を結ぶという。

ということは、この人物は
シャーロット家からカポネ・ベッジに嫁いできた「嫁」に違いない。
いや、ひょっとしたらベッジの方が「入婿」なのかもしれないが。

ベッジの「強さ」の美学は「数の優位」。
少数の精鋭よりも、総合戦力と組織力のアドバンテージを重視しているらしいので
ベッジは、ビッグ・マム海賊団における、確固たる地位を狙って傘下に下ったのだ。
後継者を狙っている可能性もあるな。


しかしこれで、スリラーバークで出会った
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ローリング海賊団のローラ船長の母親がビッグ・マムであることが
ほぼ確定になったと言っていいだろう。
ナミが持つビブルカードが役に立てばいいがな・・・。


しかしなんだ・・・
傘下につく海賊との「血縁」と
世界的な戦争屋ファミリーとの「血縁」では
ずいぶんと・・・ゲフンゲフン・・・充てがわれる嫁のレベルが・・・
その・・・なんだ・・・差がつくものだな・・・と・・・

いや、決して女性を見た目で判断するワケではないんだが、
そうは言っても・・・ねぇ・・・?

こうなってくると、
たとえばベッジにとって組織の掟は絶対だろうが
個人的に自分の婚姻に不満がある場合
サンジの胸中を理解してもらえる可能性が、微粒子レベルであるのかな・・・と
また「おかみさん」自身も思うところがあり、
ローラの口添えが在ったりなんかしたら、事態は色々と変化するのかもしれないな。


数日後
一切の食料を失い、灼熱の海で干からびかかっていたルフィ一行は
なんとか釣り上げた巨大魚で飢えを凌いだ。

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しかし、その皮には猛毒があるそうで、
シーザーの毒ガスでも平気だったルフィが

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泡吹いて死にかかってるwww

マゼランとの戦いで抗体ができなかった別種の毒か、
よほど強力な毒かということだろう。


そんな折、
サニー号はビッグ・マムの勢力圏に突入。
いきなりはち合わせた船は、ビッグ・マムの偵察船ではなく

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「ジェルマ66」の船だった。

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乗っているのは、グルまゆの男。
こいつは誰だ!!

次週、休載。



ジェルマの船に乗っているグルまゆの男なんだから
まぁ、ヴィンスモーク家の誰かだよな。
サンジの兄弟か、近しい親戚か。顔はどちらかというとゾロに似ているが。

呼びかけの話し方が、まだ紳士的なので
いきなり揉め事にはならない気がするが・・・
さて、どうだろうねぇ・・・



ところで、
サブタイトルの「世経の絵物語」とは、
「海の戦士ソラ」という、世界経済新聞に連載されていた絵物語のことらしい。

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悪の軍団「ジェルマ66」と戦う、ソラという海の英雄の物語だが、
その実態は、海軍マンセーの児童向けプロパガンダ作品だったらしい。

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ナミはその絵物語だけを知っていたから、
「ジェルマ66」を架空の「悪の軍隊」だと思っていたようだが、
これが一般人の認識ということだ。

実在する特定の集団を、一方的に、恣意的に「悪」と決めつけて
思想啓蒙のネタに使うなど、
一国単位ならともかく、世界を統率する組織が絶対してはならないこと。

しかし、世界政府も海軍も、清廉で品行方正な絶対正義ではないことは明らかなので
何かしらの意図があってやっていることであることは間違いないし、
なぜ、より大衆向けな「ニュース・クー」ではなく
経済新聞に子供向け啓蒙(洗脳)小説が連載されていたのかも、どこか腑に落ちない。

政府・海軍には、世界中の民間人がその存在を知りもしない「ジェルマ66」を
「悪」と認識させねばならない理由があったのだ。


ラストに登場したヴィンスモーク一族の男は、果たして敵か、味方か。
まだ「悪の組織」とは決めつけられないんだよなぁ。

posted by BIE at 17:37 | Comment(5) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年05月08日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #06「広瀬康一(エコーズ)」


コミックス 31巻01章〜05章までに相当。

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通学中の康一は新品のマウンテンバイクに浮かれていた。

え〜・・・
いきなり余談で、これはあくまで僕の個人的意見だが、
学校や駅、商業施設やマンションにおいても
共同駐輪スペースに「スタンド」が付いていない自転車を置くのは
「迷惑行為」であると認識してほしい。

BMXやマウンテンバイクは運動性を高めるため、ロードバイクはより軽くするため
「付けないのが当たり前」あるいは「付けるとかっこ悪い」などの理由で
スポーツバイクにはスタンドを付けないのが普通である。

しかしそうなると、駐輪する際には、チェーンロックなどを利用して
ガードレールや柵、ポールなどに寄りかからせて固定せねばならない。
そのようなことができる場所は、
駐輪場と定められたスペースには、およそごく限られたところにしか無く
ともすれば駐輪用に充てられていない場所に不法に駐めることになる。
(ホイールスタンドなどもあるが、持参して移動する人など普通はいない)

近頃は前輪のリムを「ガチャン」とロックする機械式の駐輪スペースが増えたが
99年頃にはまだ普及してはいなかった。

不特定多数が利用する共有の駐輪場で、壁際や柱の横など
限られた特定の場所を占有することを前提とするのはあまりにも身勝手だし
駐輪場以外の場所に許可無く括りつけることは論外だ。

スポーツバイクはあくまで趣味や競技のためのものであり
日常の移動の足に使うのであれば、その運用には十分に配慮しなければならない。

てなことを本作スタッフも考慮したのかどうか・・・

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アニメでの康一のバイクには「スタンド」が付いている。
少し感心した・・・と同時に、やっぱり少しかっこ悪い・・・。



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康一が勢い余って轢いてしまった謎の袋。

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袋に閉じ込められた「何か」が
断末魔の苦しみに前肢を持ち上げ、しかし力尽きたのか「パタリ」と倒れる。
原作よりも些か芝居がかっているが、車輪の痛々しい跡といい
根が善人な康一の動揺はすさまじい。


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小林玉美 20歳 職業不定
錠前(ザ・ロック)の能力者であり、
元祖「杜王町カツアゲロード」の黒幕だ。

相手の良心につけ込んで「罪悪感」に錠前をかける。
「罪悪感」が晴れないかぎり錠前は外れない。

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この能力を上〜手に使えば一生これで食っていける
うれしかったねェーッ!


人間のクズ発見ww
スタンド能力の発現はある意味「才能の発露」なので、
玉美の人間性がその能力に象徴されているとも言える。

しかも三部とは異なり、
四部におけるスタンド使いたちには、明確な「敵」が存在しないため、
その能力を思う存分、自分のために使うことができる。
というか、他に使いみちがない。

今後登場する能力者たちは、どいつもこいつも
スタンド能力を自分の幸せのためにのみ使用するエゴイストばかりだ。
まぁ、虹村形兆もそうだったし、
実は、ラスボスとして中盤以降に登場する吉良吉影ですら
「自分の平穏な生活を脅かされたくない」ほぼそのためだけにスタンドを使う。

今後、そういう自己中心的なスタンド能力者たちと付き合っていく上で
その例を分かりやすく代表してくれているのが、この小林玉美だ。


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言っていることは無茶苦茶でも
相手が冷静に理論武装する前に少しでも「負い目」を感じさせれば
相手の動きを封じ、精神に負担をかけ続ける実にやっかいな能力だ。

悪事を悪と思わないDIOのような相手にはまるで無力なのだろうが
善良な市民にとって、この恐ろしさは「オレオレ詐欺」以上だ。


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スタンドを素手で掴む億泰ww
ザ・ハンドで削り取らないのは、まだ事情がよく分かっていないからだろう。

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「タカリ」のためなら前歯も惜しくない、強気な弱者の処世術。
こいつは(あくまでこいつレベルで)色々と考え、工夫しているのだろう。

ちなみに「前歯には保険がきかない」というのは誤りで、
保険が適用できる前歯の代替品はちゃんとあり、希望すれば保険で治療できる。
ただ変色やプラークが付きやすいなど品質があまり良くないことと、
あまり儲からないという患者・医者両面の見地から、勧めない歯科医が多いのだそうな。


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錠前を付けたモンがおれにダメージを与えると
その錠前に跳ね返っていくんだぜ〜っ

これは、三部に登場の「恋人」のように
スタンドが物理的にダメージを再現し、やり返すということではなく
「ダメージを与える」という行為が、錠前をさらに大きく強固にする
という意味だろう。
ゲスなタカリ野郎とわかった今、これ以上負い目を感じることはない気もするが
そこは数々のテクニックで「やりすぎた」と思わせればいいわけで・・・
能力者自身が最弱と謳った「恋人」よりも、ある意味ちっぽけなスタンドだ。
いいキャラしてるぜ。

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轢き殺したネコは人形、億泰が殴った傷も治った。

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錠が消えた!心が軽くなった!
心の「負い目」が無くなれば錠は消失する。



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今度は、広瀬家に上がり込んだ玉美。

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カラクリもわからず自分の罪悪感に押しつぶされそうになれば
スタンドが見えない一般人なら
その苦しみから解放されたいがあまりに言いなりになるのも無理はない。


jojo04-DU_06q.jpg クリリンのことかー!!!
よくも…許さない…許さないぞ!!
穏やかな心を持ちながら激しい怒りで目覚めた戦士、覚醒!

そして康一のスタンドも

jojo04-DU_06u.jpg 爆誕!!


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四部では書き文字の効果音が多用されていないので
この表現は効果的だ。
エコーズの攻撃音をどうやって表現するのか気になっていたが
実際に充てられたSEを聞くだけでは、
とてもじゃないが「バギ!」「ビシ!」とは認識できない。

体内から途切れること無くこだまする「効果音」
音を身体に染み込ませる。
直接的な攻撃ではないが、
激しい怒りと決して許さないという強い意志が具現化した
実に康一らしいスタンド能力。これがエコーズ。

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これは気が狂うわwww

玉美、渾身の最後っ屁 自ら腹を刺して…

jojo04-DU_06x.jpg ポイ… 冤罪完成。

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さらに罪の意識を重くした姉は卒倒、母は死んで責任を…
しかし康一はさらなる責めの手を打つ

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jojo04-DU_06zb.jpg 魂の呪縛からの解放
かあさん、スタンド見えてませんか?・・・www


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玉美、屈服。



いやぁ、惜しいなぁ・・・
たとえば企業買収、外交官やネゴシエーターとしてなど、
正当に辣腕を揮える能力なんだがなぁ

まぁ、玉美がそういう向上心・上昇志向を持った人間だったら
身に付ける能力もまた違っていたのかもしれないな。


余談だが:

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原作では初登場時と後期で頭身がまったく異なるのだが
アニメではその中間くらいの印象だ。
おそらくこのデザインでずっと行くんだろう。

三部のイギーは、初登場時のみ別のキャラデがわざわざ起こされていたが
玉美はそこまで重要なキャラじゃないので
「強面の不良パイセン」と「へりくだり舎弟」の
どちらにも使える頭身に設定したんだろう。
ギャグアニメじゃあるまいし、三頭身ってのもキツイもんな。


次回「間田敏和(サーフィス)」
コピーロボットの喩えはどうする? 今どきの子は知らないぞ…



おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。