2016年07月30日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #18「重ちー」の収穫(ハーヴェスト) その1


コミックス 36巻04〜06章に相当。

仗助は金欠に悩んでいた。

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あのクソじじいのせい!とは、
アニメ第13話で現金を持っていなかったジョセフに
ベビー用品を買うためにカードを使わせたことだが、
使った13万はすでに弁済されており、ジョセフのせいとするには無理がある。

ジョセフに使わせたのはクレジットカードだったようなので
銀行口座の残高以上の高額な買い物ができてしまったのだとしても
弁済された13万円は、
一時的に仗助の口座に入れられようとも、右から左へ引き落とされるもの。
「ちょっとぐれー使ってもいい」ハズがない、1円たりともな。
感覚がマヒとかそういう問題ではない。

それをこういう風に考えるということは、
13万以上の金額を貰ったということさ。例えば「迷惑料」という名目などで、
ジョセフも仗助に小遣いを与えるチャンスが欲しかっただろうしな。

引き落とされる予定がある13万より少しばかり余計に貰ったのなら
「ちょっとぐれー使ってもいい」と考えることも理解できる。
いずれにせよ、どう考えてもジョセフのせいではないが、
「他人のせいにしてしまいたい」気持ちはわからないでもない。

そういう等身大で下世話な悩みを抱える身近なキャラクターたちが
主人公であることも第四部の大きな魅力といえるのだが、
前回は、内容的にも、今後の展開においても、すごく緊張した話だったので
こういう弛緩しきった導入部は、実に巧いと思うね。



ATMの下から1円玉を拾って逃げた謎のスタンドを追うと
たくさんのスタンドに硬貨を集めさせている少年に出会った。

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矢安宮重清(重ちー)とハーヴェスト

重ちー役の山口勝平は、三部のエテ公に続いて二役目。
一人の声優が複数のスタンド使いを演じるのは、はじめてではなかったか。


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はじめて自分以外のスタンド使いに出会った嬉しさに
精一杯の自己紹介をする重ちーをよそに
仗助と億泰の意識は「現金」に釘付けだ。

正義の味方vs.悪の秘密結社のようだった三部の戦いとはまるで異なり、
四部はスタンド能力を自分のために使うキャラクターが多い中、
ここまで自分のためだけに能力を使う者も珍しい。

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考えもしなかった「スタンド能力を使った小遣い稼ぎ」。
しかも誰にも迷惑がかからない。

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厳密には、たとえ1円であろうともネコババすれば犯罪に当たるそうだが
交番のおまわりさん判断では、100円未満(500円という人もいるらしい)は
いちいち届けなくていいと言われるケースがほとんどだそうだ。

なんとも羨まけしからん。
重ちーは同じスタンド使いの仲間として、集めたお金を半分くれるというが
それにホイホイ飛びつくのは仗助のプライドが許さない。
正しくは「中学生にお金を恵んでもらう」ことに抵抗があるのだろう。
しかし「もっとたくさんの分け前を、
重ちーと対等の立場で受け取る」作戦をひらめいた仗助。

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今よりもっと稼げる作戦の「アイデア料」として、
稼ぎの半分を仗助と億泰に分配するよう約束させた。



jojo-04DU_18g.jpg その作戦とは
カメユーデパートのブルースタンプをはじめとする
各種商店発行のサービス券や補助券を集めてくるというもの。
たしかにこの手のシールなどは、
集めずに捨てたり、集めている間に紛失したりすることが多い。

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お洒落にこだわる仗助の革財布に、こういうサービス券が
何種類も突っ込まれているのは、あまり想像したくないが
自分が常日頃集めているからこその発想なのだろう。



jojo-04DU_18i.jpg もうウハウハ

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仗助家おぬしも悪よのぅ〜


そして待望の戦果、カメユーのシールは

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61500円に換金できたのだが・・・



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はい、分け前の1万円だよ…
あまりに高額の現金を実際に手にしたことで
約束の分け前を払いたくなくなったらしい重ちー。

こいつはグレートに困った・・・

仗助も納得はいかないが
精神的に未熟な重ちーを小難しい理屈で言い伏せても後味が悪い。

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ここは1万円でも手に入ったんだからひとまず良しとして
「今回は」おれたちが大人になって引いてやろう。
次からは、重ちーにも少しずつ理解できるようにすればいい。


仗助の計画にはなかったが、億泰がハーヴェストに集めさせた
お年玉付き年賀はがきや福引券。

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当たったら今度こそ半分もらうかんな!
いいよ、半分ね。 ←言質取った

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その中にあった宝くじが当選!500万円!!

jojo-04DU_18p.jpg ゴゴゴゴゴ
しかし、精神的にガキな重ちーは・・・

次回「重ちー」の収穫(ハーヴェスト) その2


余談だが:

途中、億泰と知らない少年を見かけたが
自分をストーキングする由花子の姿に気づいた康一が
億泰に声をかけずに逃げるという、原作にはない描写があった。

重ちーの次の次のエピソードで
由花子の恋心は再燃するのだが、そのネタ振りにしては、少し早くないか?

ま、次のエピソードは今回とうってかわって「真面目」で重要な話なので
そこに差し込むのは難しかったと思うけど・・・
そういや、由花子は初登場のときもフライング出演してたな・・・



おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年07月28日

ONEPIECE 834 速報


サンジ、ブルック&ペドロ、ペコムズ、シーザー・・・
それぞれの進捗。

その頃、ルフィが捕まえた奴らとは・・・

本スレはこちら

posted by BIE at 16:20 | Comment(1) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年07月27日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #17「岸辺露伴の冒険」


コミックス 35巻09〜10章、36巻01〜03章に相当。

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街中で岸辺露伴に再会し、
驚きとともに、昭和のマンガチックなポーズで身構える康一ww。

露伴は「もう君に危害を加えるわけないだろ?」とサラリと言うが
そう信じてもらえる自信はどこから来るんだ。

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原作では、仗助に酷い目にあわされたのでもう懲りごりだ、と
付け加えられているが、アニメではそのセリフがカットされているため、
ヘブンズドアーを使いたい衝動はあるが我慢しているのだ、とも考えられず、
変人:露伴を信じられる要素がどこにもない。

となると「もう危害を加えるわけがない」=「常識的考え」と、
創作者としての興味や好奇心だけで、他人に危害を加えてはならない
のように、露伴が考えを改めたことになる。それこそ信じられない。

その後に

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康一には尊敬の念を持ち「気が合いそうだ」と感じていることを告白。

人嫌いの露伴が、気を許せそうな貴重な人物に、
危害を加える(嫌われる)ようなことを、自重することにしたのは理解できるが
それを前置きしなければ、同意を得られるはずもない。

しかも、この告白は「それに」から始まっていることからも分かるように、
康一に危害を加えない話とは文脈が別だ。
むしろ、こっちが露伴の言いたい本文だろう。



jojo-04DU_17d.jpg 地図にない道

康一が考えたような「地図の間違い」として切り捨てるのではなく
このちょっとした奇妙な体験に「踏み込みたい」「解明したい」と、
露伴の好奇心が、またぞろ鎌首を持ち上げた。
結果として、ただの地図の間違いだったのなら、
それはそれでスッキリして良いと考えたのだろう。


一見普通の路地は、地図に載っていない家ばかりが並び
人の気配がまるでない。

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路地を進むと、一度通った場所へ辿り着いてしまったふたり。
ここで、原作では「はてな」と思いながらももう一度ループし、

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怖くなった康一が来た道を駈け戻っても、また同じ場所に来てしまう。
そこではじめて、露伴が「何者かによるスタンド攻撃」を疑いはじめるのだが
随分と省略したなwww

ちなみに
踏みつけられた犬の糞からは、それがつい今しがたひり出されたかのように
湯気が立ち上っているが、これは余計だった。
時が止まったかのようなこの路地において、
犬の糞だけが時間の経過を感じさせるのであれば、その仕掛けには理由が必要だ。
糞は特定の場所をわかりやすくするためのアイコンでしかないのだ。


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不思議な路地で出会った少女:杉本鈴美
スタンド使いではない。

露伴のヘブンズドアーは、肉筆原稿でなくても
指の軌跡でキャラクターを空中に浮かび上がらせることができるようになった。

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原作では顔だけだったが、全身が見えるのは
キャラクターの存在感がそう見せていると考えよう。
だから「マンガの表現の凄さ」が理解できない仗助には通じないのだろう。


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15年前に起きた一家惨殺事件
鈴美はそのとき殺された被害少女の幽霊だった。
この路地は「あの世」と「この世」の境目で、ふたりは
スタンド能力を呼び水に、鈴美と波長が合ったために導かれたのだという。

鈴美の話はこうだ。

鈴美とその家族を惨殺した犯人は、
15年経った今も、この杜王町で密かに殺人を犯し続けている。
同じ被害にあった「魂」があの世へと飛んでいくさまを見続けてきたが
幽霊である自分には何もできない。
大好きな杜王町の「誇り」と「平和」を、今生きている人間が取り戻してほしい。


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鈴美のおかげで、ふたりはなんとか元の通りに戻ってこられた。

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死者である鈴美の案内なしに出ることができなかったこの迷宮は
「あの世」と「この世」の境目。
振り返ると魂をあの世へ引っぱられるというのは
イザナミの黄泉平坂や、旧約聖書のロトの妻のエピソードなどに類するものだろう。

ジョジョではじめて描かれる「死後の世界」「死者の世界」。
その詳細な「仕組み」が結局解き明かされないのも、
「人にはどうにも抗えないこと」らしくていいと、僕は思っている。


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後日、鈴美の証言の裏を取るべく杉本家の墓を訪れた露伴は
寺の和尚から衝撃の事実を告げられた。

事件当夜、当時4歳の露伴は、家族で縁のあった杉本家に泊まっており、
くだんの一家惨殺事件を逃れた唯一の生き残りだった。
しかも、犯人から露伴をかばい、逃がしてくれたのが鈴美だった、という。


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そして、仗助たちとニアミスした謎の男こそ・・・


次回「重ちー」の収穫(ハーヴェスト) その1



余談だが:

鈴美がふたりに勧めたポッキー
アニメと原作ではパッケージが異なっている。

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アニメに登場のものは1998年にリニューアルされたもので
原作のデザインは、1974年から幾度かのマイナーチェンジをしながら
長らく使われたパッケージだ。

本作の舞台は1999年なので、当時販売されていたのはアニメのデザインのもの。
しかし、原作は1993年に執筆されたので古いデザインで描かれていたのだ。
おそらく、アニメではそこら辺を考慮して描かれている。

しかし待て。
そうなると鈴美は現行の商品を、どこかから持ってきたことになる。

鈴美はこの路地から移動することはできないが、
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表通りのオーソンで新聞を読んでいるらしい(アニメではカットされている)ので
なるほど、商品を持ち出すことは可能かもしれない。

だが、鈴美がそんなことをするだろうか。

そりゃあ彼女の身の上に起きた凄惨な事件に比べたら
実にちっぽけな犯罪とはいえ、

大好きな杜王町の「誇り」と「平和」を取り戻したいと15年間願い続ける鈴美が
平然と万引きをするとは、少なくとも僕は考えたくない。

ポッキーには露伴も触れることができたが、
幽霊である鈴美にも触れているので、それが実体か幽体かは気にしなくてもいい。

然るに、このポッキーは事件当時から鈴美が持っていたものと考えるべきだろう。
だとすれば、パッケージは原作のままでよい。
アニメスタッフは、ちょっと考えすぎたんじゃないかと思うね。

折れるんだから、食べればきっと無くなるだろう。
しかし鈴美は幽霊だから腹が空かない。
このポッキーは、食べないままずっとその状態で鈴美の手元にあったのだ。
そして、もともと事件当夜に一緒に食べるつもりだった露伴にだからこそ
振る舞ったと考えた方が、ロマンがあってよい。

僕の方こそ、穿って考えすぎかねぇ・・・?


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年07月26日

ONEPIECE 833「ヴィンスモーク・ジャッジ」


イチジ・ニジ・サンジ・ヨンジは同じ日に生まれたらしい。

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幼いサンジが「王族」という地位を、どう捉えていたかは定かではないが
「料理」に興じるサンジのことを、他の兄弟や父親ジャッジは
「王族」らしからぬ振る舞いをする「落ちこぼれ」として扱い、

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誰ひとり味方のいない中で、
サンジは、何ひとつ「家族」らしい待遇を受けられないばかりか
蔑まれ、虐げられ、傷つけられてきた。


幼い四兄弟を見た感じでは
サンジだけが、優しい心=他人を尊重する心を持っていたため
非情になりきれず、その結果弱かった、とも考えられるが、
一方で、他の三人と比べて、先天的に肉体のつくりが脆弱だったようにも見える。

心も体も貧弱、意識が低俗で、国民の頂点に立つべき「王族」に相応しくない。

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どうやら、サンジはそんな理由で「落ちこぼれ」認定を受け
以後、筆舌に尽くしがたい虐待の数々を受けてきたようである。


「ジェルマ」という特殊な国に生まれ、
閉鎖的な空間で、当然のごとく権威に胡座をかくことしか知らぬ他の兄弟たち。
これは父親が「ああ」だから仕方ない事だが
そんな環境で、同じように育ったはずのサンジだけが
「人間らしい」情操教育を育んでいることは、なにか理由があったのだろう。

いや、まだこの時点で、
当時のサンジが人間らしい価値観を持っていたとは断定できないのだが
権力を常識としない価値観の相違から「落ちこぼれ」認定されたのか、
不遇な扱いを受けたから価値観が変わったのか、
いずれにせよ
何か、サンジに影響を与えた人物や出来事があったのだと思われる。
あるいは「料理」との出会いがそれだったかもしれない。


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父王:ジャッジは、サンジのことを歯牙にもかけなかった。
そしてそれは、今でも同じだった。

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ジャッジは「北の海征服」という悲願のためにビッグ・マムと手を組みたいが
大事な息子を婿にやる気はない。大事ではないサンジは体のいい人身御供だ。



イチジ・ニジ・サンジ・ヨンジは同じ日に生まれた。
では四人は「四つ子」なのか?
それは果たしてどうなんだろうか・・・。

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サンジがイチジの顔を殴りつけてもイチジはまったく動じず
殴ったサンジの拳の方が痛かった。
逆にイチジがサンジを殴ると、サンジの顔はみるみる腫れ上がるのである。

8歳にも満たない少年とはいえ
「武装色の覇気」を纏うこともあるかもしれないし、
それができないからサンジは「落ちこぼれ」だった可能性は、確かにある。

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しかし、現代のサンジとヨンジの喧嘩でぶっ飛ばされたヨンジの顔を
ハンマーやプレスで治すというのは、どうなんだ。

サンジは相手の骨格を作り変える技を持っているが
これは骨格云々の問題ではなく、完全に板金加工。

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施術する者も医師というよりは技術者のようだ。

ヴィンスモークの兄弟たちは、
科学的に特殊能力を身につけた「デザインベイビー」ではないか、と
以前書いたことがあるが、こうなってくると
そもそも人間なのか? と疑問に思えてくる。

サンジは普通に怪我するし、Dr.くれはの治療も受けたことあるし
血液型が珍しいというのは少し気になるが
サンジのみが普通に生まれたジャッジの息子で
他の三人はサンジをベースに強化改造、
もしくは機械的に生み出された人造人間だったりしないか。

ジャッジは、例えばビッグ・マムとの「組織的な」血縁が
強い結束を産むなどと微塵も考えていないばかりか、
血を分けた実の肉親の繋がりにすら、何ら価値を見出さない。

仮にサンジだけが実の息子だったとしても、
強く、役に立つ「人造の」息子の方を重用するだろう。

ジェルマの組織体系に何の疑いも持たずに
無条件で命を投げ出す兵卒たちを「有用」と評価することからも分かるように

人間性豊かで、いちいち反論・反抗するサンジは、
ジャッジにとって本来価値の無い人間なのだ。



さて、ところが・・・である

まだ予想の範疇を出ないが、ビッグ・マムという大海賊は
家族を愛し、家族に愛され、だからこそ提携組織に血縁を求める、
ヴィンスモーク家とは真反対のファミリーのように思う。

前回も書いたように、
ジェルマの考え方は、ワンピースの世界では、ことごとく邪道なのだ。

ビッグ・マムが、ルフィたちの味方につく要素が
少しずつだが増えているように思う。どうなるのかねぇ・・・


posted by BIE at 00:50 | Comment(3) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年07月24日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #16「狩り(ハンティング)に行こう!」


コミックス 35巻04章〜08章に相当。
一週間遅れで申し訳ない。


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承太郎の衣装が変わった。

「星」ではなく「太陽」と、
海洋生物の研究者らしい「イルカ」をあしらったデザインは、ほぼ原作通りだ。


今回は「ネズミ狩り」に出かける承太郎と仗助。

それは試し撃ちだったのか、戯れだったのか、
チリ・ペッパー:音石明は「弓と矢」でネズミを射たという。

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結果、スタンド能力を身に付けた野生の害獣が誕生した。
理性のない獣だけに、何かが起こる前に
なんとしても捕獲、もしくは退治しなければならない。

相手は野生の獣、すばしっこいネズミだ。
捕獲するにも、倒すにも、
スタープラチナやクレイジー・Dの攻撃が届く前に逃げられる。

そこで考えられた戦法が

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超速で「ベアリング」を飛ばし、遠距離から狙撃するというもの。

精密な動きを得意とするスタープラチナならではの発想だが
仗助のクレイジー・Dも、負けないくらいの精密さを持ってはいる。
ただし邪念やプレッシャーに影響されなければ…だ。


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ネズミ本来の生態や、個体の特性、痕跡から
敵を的確に分析、追跡する承太郎。
本職は海洋生物の専門家らしいが、動物全般に詳しいのか
この「狩り」のために、つぶさに調べてきたか、とにかく穴のない頼もしさだ。

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ネズミが根城にしていると思しき家屋で、ネズミに遭遇した仗助。
仗助が第一射でネズミの脇腹を傷つけたから、スタンドも側面を欠損している。

少し余談だが:

例えば、第三部に登場した「皇帝(エンペラー)」のデザインはリボルバーだった。
スタンドは精神で生み出す力なのだから、拳銃の場合オートマチックや、
あるいはメカニズムなどよく分からない「空想銃」である方が
装弾数や威力の点で有利となるべきところ、あえてリボルバーだったのは
ホル・ホースが持つ「拳銃」のイメージがリボルバー以外なかったからだ。
(細部のデザインはデタラメだったが・・・

「趣味」というか「美学」というか、
そこにはホル・ホースの人間性が現れていたはず。

では、このネズミのスタンドはどうか。
ネズミに美学や哲学などあろうはずもないが、高い知性は持っていたようだ。

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闘争心と人間への恨み・畏れが具現化したものとして、
砲台というのは、極めて攻撃性が高いながら、
相手を近付けさせない慎重さと臆病さをも感じさせる。
ネズミという生物の特性をよく表していると、やや強引に考えることもできる…か?

しかし、形状としては、本来もっと生物的なものであるべきで、
「撃鉄」らしきパーツまで精密に機能しており、
これだけギミックを凝らした「機械」が、獣の精神から作られるというのは、
これはもう違和感どころの話ではないのだが

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そこのところに唯一突っ込んだ、仗助の
「ネズミにしてはメカっぽい「スタンド」だがよーっ」というセリフが
カットされているのは、
アニメスタッフは、ここに違和感を覚えなかったということなんだろうか。


音石が射抜いてからの時間的に考えて、
すでに繁殖したということはあり得ないそうだが、
しかし同じ能力を持ったネズミが、なんと二匹いた。

同じ能力のスタンド使いが二個体存在するのは極めて異例。
これはネズミが人よりも、言うまでもなく文化的に極めて劣っていることや
本能に沿った行動のみを二個体で常に一緒に行ってきたことによる
下等生物であるがゆえの、個性の連動・伝染、群体化が原因と考えられなくもない。

いやぁ、相手が人間じゃない分、余計に色々と妄想できて楽しい・・・


一匹は仗助が倒したが、もう一匹が外へ逃亡。
警戒したネズ公は、もはやベアリングが届く距離までふたりを近付けさせはしない。

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そこで登場するのは、新兵器
ライフルの実弾。ガチに殺しにきたね、これは珍しい。

これまで人間同士のスタンドバトルでは、例外もあるが
基本的には、スタンド能力による真っ向ガチンコバトルだった。

それは「正々堂々」とかいう類のものではなく
異能の力を身に付けた者が、その能力が如何にすばらしいか
如何に他人よりも優れているか試して証明したいという
衝動、欲求あるいはプライドに起因するだろう。

しかし今回の相手は、拳を交わしても通じる魂など持たず
スタンド使いの矜持”のようなもの”など持つはずもない獣、
「力(ストレングス)」のエテ公よりもはるかに下等・・・
承太郎が言うように、この地球上にもはや生きてていい生物ではないのだ。


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毒針を飛ばし、対象物をドロドロに溶かすスタンド。
潜んでいる場所を特定するには、ひとりが囮となり、一発撃たせるしかない。

もしも毒針を食らってしまった場合の治療を考えると
仗助を囮にする訳にはいかない。囮になるのは承太郎。

jojo-04DU_16j.jpg 仗助が撃つのだ。

何時如何なる時でも冷静で的確、頼りになる承太郎と比べ、まだまだ半人前で、
今回はあたふたとカッコワルイ所ばかりだった仗助が、クールな戦略で魅せた。

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必ず見ると思ったよ!体をこっちへ向けて…

冒頭の勘違いデレデレからはじまり、
プレッシャーにビビりまくり、お気に入りの靴をうっかり水溜まりに落とし、
あげく、ネズミの罠にはまり手を挟まれる。
自分でも「今回マヌケなのは俺だけですかァ?」と認めているが

これらはすべて承太郎が仗助を、信頼に足る戦力と認めるに至る前振りだった。
いざ、肝が据われば頼りになる男、仗助。


「人間が自ら招いた自然からの反乱・自然破壊のツケ」というのは
70年代のSFやアニメによく見られたテーマだ。
「進化しすぎたコンピュータの反乱」とか、もう見飽きた気がするので
たまにはこういうのもいい。

そういや「異常進化したゴキブリの反乱」ってのがあったな、つい最近・・・
じょうじの奇妙な・・・いや、なんでもない・・・

次回「岸辺露伴の冒険」


上で述べたように、
今回の仗助のマヌケっぷりはすべて結末への「ネタ振り」だったわけだが

冒頭「狩り(ハンティング)に行くから一緒に来てくれ」
という承太郎の突拍子もないセリフに、
「ハント」という言葉から、ナンパをしに行く相棒に誘われたと勘違いした仗助。

これはボケではない。
精一杯頭を回転させた結果、「ガールハント」しか連想できなかったのだ。
仗助にとって承太郎は、血縁上は「甥」だが、現実は「頼れるアニキ」。
いまいち素性が知れないアニキの私生活を垣間見て
仲良くなるチャンスと思ったか、
それとも、思春期の異性への淡いあこがれの相談をしようと思ったか、
あわよくば、おいしい思いができるとでも思ったか。
ともかく、仗助は承太郎の言葉を一瞬で「そう」理解した。

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で、返す言葉が「オレ純愛タイプだからなぁ」・・・ちょっと待ってほしい。

仗助が、純愛タイプなのは、ある意味当然だ。
婚外子で苦労した母親や祖父を見て育ち、家族の絆を大切に思っているからだ。

しかし、一方の承太郎は、四部の作中では語られていないが
このときアメリカに妻がいて、すでに除倫が生まれている。

単身日本へ来ている承太郎が、ナンパをしに行くとあれば
仗助ならば軽蔑するに違いないのだ。
こんなヌルい反応が返ってくるとは・・・

まぁ、単純に既婚者だと知らないんだろうなぁ・・・
読者も知らなかったもんなぁ・・・


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年07月22日

雑報 2016.07.22


今週、自宅兼仕事場を引っ越ししまして、
ここ一週間というもの前準備やら、事後整理やら、諸手続きに追われ
仕事が溜まりに溜まって、ブログ更新がままなりません・・・。

しばらくの間
記事のアップが遅れ気味になる(とくにジョジョ)ことだけご報告しておきます。

posted by BIE at 10:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年07月21日

ONEPIECE 833 速報


イチ〜ヨンジは四つ子?
ってか、人間なのか・・・?

本スレはこちら
posted by BIE at 21:15 | Comment(3) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年07月16日

ONEPIECE 832「ジェルマ王国」


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鏡写しの左右逆ルフィは
ビッグ・マムの娘による「なりすまし」だった。

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ビッグ・マムの第8女 シャーロット・ブリュレ

ビッグ・マムの娘なのだから、
なにか特殊な種族とのハーフなんだろう。
・・・魔女・・・かな?

化けていたことはともかく、
ルフィとぴったり同じ呼吸で、同じ技を、
同じ威力で出すことができたカラクリはまだわからないが

こうなってくると、サンジのそっくりさんは
また別の仕組みで存在していたと考えるべきなのか、
ルフィたちをおびき寄せるためにブリュレが用意したと考えるべきなのか…。

サンジは客観的に見てそっくりに作ったが
ルフィは鏡を見ながら化けたから左右逆とか・・・
まさか、そんな・・・マヌケな話じゃ・・・ないと思うんだが・・・



ついに登場したサンジの父親。
ジェルマ王国国王にして、ジェルマ66総帥

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ヴィンスモーク・ジャッジ

マスクをしているので、イマイチ確証はないが
「グルまゆ」ではないように見える。

「ジェルマ66」のネーミングからも想像できるように
「グルまゆ」はジェルマのアイデンティティそのものであるはずだ。

サンジのまゆげの「巻き」が、他の兄弟と逆だ。
と、以前指摘したことがあるが、
サンジは、そのせいで「落ちこぼれ」の烙印を押された可能性がある。

であれば、もし父親も同様に「グルまゆ」があるべき形をしていなければ
一族の体面上それを隠すかもしれない。それゆえのマスクではないだろうか。
※口髭と口とアゴ髭が「六」を逆さまにしたように見えなくもないな・・・

母親が、それはもう立派な「グルまゆ」の持ち主である可能性はもちろんあるが
それならばなおのこと、
ジャッジは生え抜きの「ジェルマ」ではないのかもしれないな。
一兵卒から腕力ひとつで国王まで成り上がったとか・・・。
それゆえ「グルまゆ」を持たない劣等感・・・とか。
ま、そういうのは、つい最近キュロスが居たので、無いかもしれないが。



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海遊国家 ジェルマ王国

国土を持たず、船を何十隻も連結させて、
その甲板の上に城を築き、都市を造り、国の体を作っている。

大昔には、北の海を武力で制圧したというジェルマ。

制圧した国々の国土はジェルマの勢力下に入ったはずだし、
現代に至るまでの間にそれを失ったとしても、
少なくともサンジの父が倒した4つの国は、領土にも植民地にもできるはずだ。
では、なぜ今なお流民のように国土を持っていないのか。

それは「正体不明で神出鬼没の無敵の軍隊」であり続けるために他ならない。
それでいて、れっきとした「王国」として政府には認められ、
しかし、世界中の一般人は彼らが「実在する」ことを知らない。

現国王であるサンジの父、ヴィンスモーク・ジャッジは
再び北の海を武力で平らげることを目論んでいるというし
それを政府が容認(黙認?)していることも
海軍の敵(ライバル)として創作中で祭り上げられていることも
政府並びに海軍とのプロレスゲームを感じて仕方ない。

なんという茶番か・・・。

話の流れからすると、
一度は制圧した北の海を、ジェルマの傘下から解放した者がいたのだろうな。
政府との蜜月も、陰の存在であり続けることも、そこに理由がありそうだ。

どうやら、サンジの過去編はヴィンスモークの先祖の話も含んできそうだな。



「ジェルマ」はヴィンスモーク家が治める国家。
古くから武力でその地位を築いてきた。

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だが、国民のほとんどが男では、より一層の繁栄は望めない。
これの意味するところは、
この男たちは、より強くなり実績を示す事で、ある程度待遇が変わることはあっても、
基本的に一生使いっぱの戦闘員だろうということだ。

彼らはジェルマの武力の「量」を担っているが
おそらく、民として王国の繁栄に寄与しない。
ジェルマは「科学戦闘部隊」というが、そういう最新装備すら与えられることもなく
彼らのほとんどは肉体ひとつで「その他大勢」の捨て駒にされるのだろう。

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レイジュのセリフからは
武力を消費するのも、お金を稼ぐのも兵士たちを巧みに使えばいいことで、
しかし王族であれば、国内には貴重な女性を大勢はべらすことも自由。
国家は、イコール「ヴィンスモーク家」というミニマムな規模で
繁栄を続けてきたことが伺える。


--国とは”人”なのだ。-- ネフェルタリ・コブラ

国という「形」が滅んでも、その国を尊ぶ民がいるかぎり国が滅ぶことはない。

人はいつ死ぬと思う? 人に忘れられた時さ… という
ヒルルクの言葉にも通じるだろう。
これらがワンピースの世界において正道の考え方だ。

絵物語の中にだけその名を残し、実態は闇に紛れながら、
しかし政府に対してはしっかり王国としての権利を主張し、
少ない王族の繁栄のために国民を使い捨てにする。

ワンピの作品世界に於いての「邪道」が見事なほどに当てはまる。
ジェルマに正義はないな。



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ナミたちを襲ってきた、鶴に乗ったウサギは
ビッグ・マム海賊団の「鶴騎士」ランドルフ

キャロットによると、ミンク族ではないらしい。
ミンク族なら「エレクトロ」が使えるはずなんだと。

ビッグ・マムの子供ではないようなので
劣性遺伝で「エレクトロ」を使えなくなったミンク族とのハーフ
というわけでもなさそうだ。
とはいえ、ウサギの動物ゾォン系能力者か?というと
ウサギらしい戦い方はまったくしていないし、どういう種族なのかは不明。

まぁ、パッパグみたいな例もあるし
勢いで二本足で歩けるようになった「生粋のウサギ」である可能性も無いとはいえない。

そんなことより、
ミンク族が全員もれなく「エレクトロ」を使える。という事実の方に少し驚いた。
確かに子供も老人もみんな「エレクトロ」使ってたけど、
何か道具を使っていると思っていたからな。

・・・ペコムズも使えるんか「エレクトロ」

おまけ:

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キャロットちゃん・・・スカート忘れてる!!


posted by BIE at 22:08 | Comment(1) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年07月13日

ONEPIECE 832 速報


サンジの親父は「グルまゆ」じゃないな。なぜだ?

本スレはこちら
posted by BIE at 15:01 | Comment(1) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年07月09日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #15「漫画家のうちへ遊びに行こう その2」


コミックス 34巻09章中盤〜35巻03章に相当。

康一の「記憶と体験」のおかげで、創作意欲が湧きだして止まらない露伴。
恐ろしいスピードと驚くような斬新な手法でみるみる原稿を仕上げていく。

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「ピンクダークの少年」のそのコマは
明らかに原作の絵を下敷きにしているが、原作よりもクオリティが高い。
しかも、見事に荒木(露伴)テイストになっている。

ああ、ひょっとして・・・ 
三部のときに「背景線画」として鬼窪浩久氏の名前がクレジットされているのが
「どこのことだ?」と話題にしたことがある。

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四部でも引き続き「背景線画」に滝れーき、鬼窪浩久、と
三部と同じ二氏がクレジットされているんだが、

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前回と今回は、それとは別に「露伴原稿制作:滝れーき」とあるな。

え…え!! 何!? どゆこと・・・???

少し余談になるが:
鬼窪浩久氏は、かつて荒木飛呂彦先生のアシスタント経験を持つ
現在では主に青年漫画で活躍中の作家さんで、
滝れーき氏とは、何者か僕はまるで知らないのだが
鬼窪浩久作画による青年漫画の「原作者」としてタッグを組んでいた人だ。

調べてみると、滝れーき氏も自身で作画する青年漫画家であるようだが
絵柄の印象は鬼窪、荒木、岸辺露伴のいずれとも合致しない。

いったい、なぜこの人が荒木テイストの絵を描けるんだ?

いや、そりゃ確かに世の中には、田中圭一とか喜国雅彦とか村田雄介とか、
他人の絵柄を上手に真似ることのできる漫画家がいるけど、
仮に滝氏がそうだったとしても、これはどちらかと言うと、
作品の経緯を考えるに、鬼窪氏がやるべき仕事ではないのか。
別にこのためだけに鬼窪氏を招聘しろと言うのではない。
鬼窪氏も本作に参加しているのだから
その「縁」をないがしろにするべきではないと思うのだが・・・。

ここでひとつ、ひょっとして・・・
滝れーきとは、絵柄を使い分けるための鬼窪氏の別名義ではないのか?
という妄想が湧いたが、いや、それならなおさら
露伴原稿は鬼窪名義で描くべきだろうから、それは無いよな。
では滝氏も元アシなのかな・・・?

う〜ん・・・謎だ・・・。


〜閑話休題〜


jojo-04DU_15e.jpg 主題歌刷新

これまでとは打って変わってアップテンポなロックになった。
あぁ・・・こういうテイストになっちゃったか・・・

これまでと同じ「日常」感の中に、迫る闇
2クール目に登場する新たなキャラクターに焦点を当て
いよいよ登場するラスボス:吉良吉影を印象づける演出が各所になされている。

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触れたものが爆発する。その周りのキャタピラの跡はもちろんアレだ。

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矢を持った老人

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仗助たちが追うのは、猫目の男。
吉良吉影への期待感が高まるのは、いいね。

ただ、ひとつ気になることが・・・。

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この英語表記「JOJO’S BIZARRE ADVENTURE 4」
言うまでもなく、本作は
「ジョジョの奇妙な冒険」第四部「ダイヤモンドは砕けない」を原作としており
だから僕も記事タイトルや記事中の表記では「四部」と書いているが、

実はアニメ版は、
一部「ファントムブラッド」と二部「戦闘潮流」を合わせて「1st Season」
第三部に当たる「スターダストクルセイダース」を「2nd Season」としており
今回のシリーズは、アニメでは「3rd Season」なのである。
言いたいことはもちろんわかるが、これを「4」と表記するのはいかがなものか。

しかし、
継続して放送した一部・二部全26話をひとつのシーズンと区切るのはいいとして、
じゃあ、三部のエジプト編はどういう扱いなのか気になるよな。
(「セカンドシーズン後半」だそうです。・・・なんだかなぁ)


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思い出したッ!!「ヘブンズ・ドアー」ひぃぃぃぃいいいい
楳図かずおテイストの恐怖顔www

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「ヘブンズ・ドアー」のせいで露伴を害する行動を取れない康一は
康一の行動を怪しんで後をつけてきた仗助たちにも
助けを求めたり、現状を説明することができない。

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それは目に見えない強制力が働いて、
「ぐぬぬ」と、言いたい言葉を発せられないのではなく
露伴のスタンド能力と、それにより今まさに自分が被っている被害について
すっぽりと記憶から抜け落ちてしまうため、話すことができないということ。

康一は嘘やゴマカシは一言も言っていないし、怪しい素振りもないので
仗助たちに対して何の不審な点もない・・・はずだった。

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しかし、そのいつもと何一つ変わらない康一の手が
激しく傷つき血を流していたことに違和感を覚えたらしい。
なるほど、たしかに原作よりも派手に階段を転げ落ちていたな。


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億泰についての情報を語り出す露伴。自分のことを知られている恐怖。
康一はヘブンズ・ドアーのことを教えられないし、
億泰を威圧するのにこれ以上効果的なことはない。
しかし「興味がない」と自身で言った億泰のプロフィールを
よくもそこまで詳細に覚えているものだ・・・と思ったら
読みながら話してるのかwww 納得。

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原稿を見てしまった億泰はやはり書物に。


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さて康一くん
なぜ東方仗助は、あのドアの陰に隠れていると思うね?


仗助は露伴のマンガ原稿を見ないように隠れている。
しかし億泰を嵌めたことで、そのカラクリが仗助にバレてしまった。

そうかな・・・?
これ、黙ってれば億泰がバラバラのロールペーパーになった理由
分からなかったんじゃね?

まぁ、とはいえ、露伴がスタンド使いであることを知ってしまった仗助に
禁止事項を書き込むことなしに、このまま帰らせるわけにはいかない。
そのために露伴には、なんとしても、今、
仗助を扉の陰から引きずり出す必要があった。

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腕を捻り上げられた億泰。
なんか苦しんでるみたいだが、この状態で関節極めることできンのかww

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東方仗助が岸辺露伴を困らせた時、わたしは焼身自殺します
ご丁寧にルビまで振ってあるww さすが仕事が細かいな露伴www

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もう逆らえない。
目をつぶって出てきた仗助は、原稿を見ずに一撃で決着を着けるつもりだ。

突撃する仗助は、顔面にペン先を刺しても止まらない。
露伴は康一のファイルから最終手段を引用した。

君のヘアスタイル笑っちまうぞ仗助ェ

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プッツーーーン 今なんつった!!!

更に追い打ち
ぜェ〜んぜんダサい。今どきいるのか、こんなやつって感じだ。

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怒りのクレイジー・Dのラッシュより素早く原稿をかざし
勝利を確信した露伴だったが

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仗助には見えていなかった。
正確には違う。露伴が言うように、確かに瞳には映っていたが
ブチ切れた仗助の脳に知覚されるに至らなかった、ということらしい。

いやらしく追い打ちをかけたりせずに、
仗助が目を開いた瞬間に原稿を見せていたら負けなかったのにな・・・。
いや、その時点ですでに目に入らない状態だったかもな。

仗助のキレ具合がここまで激しいとは康一も知らなかったので
康一の知り得る情報のみで、理解したつもりでいた露伴は勝算を見誤った。
世の中にはまだまだ知らないことがたくさんある。
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こんな目にあってもなお、知的好奇心の権化:露伴は
新たな発見と稀有な体験に感動を抑えられない・・・プロですなぁ


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しかし、キレる仗助を二度見たことがある康一よりも
一度も目撃していないはずの億泰のほうが詳しいのはなぜだ。
億泰は家も近所で、いつも仗助と一緒にいるけど、
康一は一人で行動することも多いから、億泰の方がより仲がいいってことか。


jojo-04DU_15z.jpg 仗助の髪型の秘密

12年前、承太郎たちがエジプトへ遠征していたまさにそのとき
ホリィと同じ様に、仗助は謎の高熱に見舞われた。
病院へ急ぐも、大雪の中スタックして動かない朋子の車を
傷だらけの身体を圧して助けてくれた学ランの少年がいた。

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仗助はその人へのリスペクトとして髪型を真似ているのだ。

このエピソードは四部最大の謎である。

ファンの間では、これから起こる四部のラストバトルで
過去へ飛ばされた仗助本人ではないか、と早くから予想されていたが
原作では、結局この少年が誰だったのか解明されることはなかった。

以前も少し触れたが、ジョジョシリーズで最強のスタンド能力は
「時間」に関する能力と言われているので、
ラスボスの能力か、仗助が最終的に目覚める能力として
時間を遡るスタンド能力を、荒木先生が考えていた可能性は大いにある。
そして気が変わったか、そのことを忘れてしまうことも、
荒木先生なら大いにあり得る話なのだ。

これを曖昧にせず描いた以上は、
アニメでは何らかの形で納得できる補足がもらえることを切に願う。
ラスボスや仗助の能力を改変したり、
時間を遡るほどの能力を持ったオリジナルキャラを出すことは無理だが、
ただ「原作にあるから再現した」で許されるエピソードではないはずだ。

それならば、この過去エピの方を削除した方がまだマシだ。
期待してるよ、アニメスタッフさんよォ〜〜〜
(マジで期待してます。Jガイルが雨弾くくだりとか感動したものな

次回「狩り(ハンティング)に行こう!」



ところで、

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「プッツン」という表現は、1986年の流行語大賞になった言葉で
我慢の限界を超えて正常な判断ができなくなる様を表現している。
その語感は脳の血管が切れたり、堪忍袋の緒が切れる「音」を表しているのだが、近頃ではすっかり死語となって「プッツンする」などとは、あまり言わない。

だからなのか、ガチギレする仗助には
敢えて文字に起こすなら「ビィィ〜ン」とか「ガチィ〜ン」って感じのSEが当てられており、「プッツン」とはおよそ聞き取れない。

ま、康一も口にしてたし、承太郎も三部の最終回で言ってたんだけどね。
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おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。