2016年10月29日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #31「7月15日(木) その1」


コミックス 42巻09章・43巻01章〜03章の半分、
43巻07章少し、44巻05章の冒頭少し に相当。

今回のサブタイトルは「7月15日(木) その1」。
該当するエピソードが何なのか、まったく予測がつかない。

スーパーフライ、エニグマ、チープ・トリックの三つのエピソードが
どうやら、同じ日に同時進行されているかららしい。

これまでも、第三部のマライヤ編とアレッシー編など、
同時進行していたエピソードはあったが、
アニメ化に際してそのように改変されたというのは、これまで例がない。

やれやれ・・・こいつはレビューが書きにくいぞ・・・

しかし反面、面白い試みであることは間違いない。
いったい何のためにそのように改変したのか、
どのような効果を狙ってのことなのか、じっくりと見ていきたいものだ。


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通学中の仗助・億泰の目の前に落ちていた双眼鏡から
突然人の姿に変形して現れた未起隆。

億泰は作中で未起隆が変身するところを見るのは初めてだ。

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それがこの程度の驚き方で済んでいるのは、事前に予備知識があったからなのだろう。

仗助と億泰は毎日一緒に登校するほど仲がいいし、
未起隆と出逢ったのも二人一緒のときだった。
「ミステリーサークルで寝ていたあの変なやつのおかげでこんな事件があった」
と仗助から事後報告があるのは当然。
スタンド使いの可能性があるなら、承太郎にだって報告は上がっているだろう。

ただ・・・
「君のために何でもする」という未起隆を利用してセコいこと企んだ結果、
露伴の家が火事になったことなど、都合の悪いことは言っていないのだろうけど…。


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未起隆が「宇宙人」というのがホントかウソか。

読者(視聴者)にとっても、未起隆の正体は気になるハズだが
未起隆の正体は、荒木先生にとっても謎。
そこをハッキリさせる訳にはいかないが、何の疑問も抱かずに受け入れるのも不自然。

と、いうことで、読者(視聴者)の代弁を、億泰にさせているのだ。
結局、真相はわからないままなのだが、未起隆は、
仗助・億泰でも理解できない「何か」であるという認識を持つことはできた。

それでいいのだろう。


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未起隆が見つけた、廃棄された「送電鉄塔」。

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そこでは謎の男が、塔から出ることなく自給自足の生活を営んでいた。

しかしその鉄塔は、スタンド「スーパーフライ」の支配空間。
うっかり踏み込んでしまった仗助は、外へ出られなくなってしまった。

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強引に出ようとすると、身体が鉄塔の一部と化してしまう。

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しかも「鉄塔への攻撃は回り回ってそのまま自分にダメージが帰ってくる」という
謎設定のため、破壊することもできない。

加えて、
スーパーフライはひとり歩きしていて、本体の手に負えない。
本体の男ですら自分の意志では塔を出ることができず、閉じ込められているらしい。

だが、杜王町のスタンド騒動はこの4月から、
吉良親父が新たなスタンド使いを増やして回っているのは6月から。
スーパーフライに囚われるまでは、この男は自分の意志で3年
鉄塔での生活を好んで営んできたはずなので、

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原作の「実は仕方なく生活してた」というセリフをカットしたのは正しい判断。

ここへきて急に誰かを生贄にして、外に出ようとするのは
明らかに本人の発想ではない。真相はおそらく、次回明らかになるはずだ。


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未起隆の機転で、電線を伝って逃げようとする男を、
ふたたび鉄塔に連れ戻すことができ、おかげで仗助は鉄塔の外に出ることができた。

しかし鉄塔を知り尽くした男は、未起隆が鉄塔を出ることを許さない。
「鉄塔への攻撃は自分へ帰る」という特性を利用して

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未起隆を傷つけ、ボルトで塔の柱に打ち付けた。


次回:7月15日(木) その2

スーパーフライ、エニグマ、チープ・トリックを同時進行した理由とは、いったい…
日付を印象づけるってのは、ラストバトルへの布石のような気がするなぁ・・・。


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。