2016年11月28日

ONEPIECE 847「ルフィとビッグ・マム」


今回のポイントは3つ。

1.あらゆる種族のるつぼであるトットランドなのに、巨人族がいない!?
2.ローラは、ママが殺したいと怒り狂うほどの裏切り者。
3.ママは「海賊王」になりたかった。


まずは【ひとつめ】

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ジャッジに、巨人族を見かけないと指摘されて表情をこわばらせるビッグ・マム。

過去に手酷い裏切りにあったとか、殺されかけたことがあるとか、
嫌いなのか、苦手なのか、とにかく理由は分からないが、
意図してこの国に「巨人族」を住まわせていないことは明らかだ。

この問題が、このシリーズを大きく動かす仕掛けになる可能性は大いにある。


【ふたつめ】
ローラとママの関係はまったく良好なんかじゃなかった。

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ローラはビッグ・マム海賊団の過去最大の「政略結婚」を嫌がって出奔した。
ママにとっては殺したいほどの裏切り者なのだそうだ。

これは正直、意外だった。
828話や、843話のときに書いたように

ママの実力を持ってすれば、ローラを見つけ出すことなど造作も無いはず。
であるなら、今ローラが無事でいられるのは、ママとの間に諍いがないから。
と、僕は考えていたのだが、ママはローラの居場所を把握していないらしい。

ん・・・?

ほかの子供達への示しがつかないから、
ママの性格なら絶対に放置などしない。
地の果てまで追いかけて、必ず見つけ出して見せしめにするだろう。
しかし、ママの情報網を持ってしても、ローラは捕まっていない。

ローラがママの怒りを恐れ、
巧妙に姿をくらましている…というわけでもないのに・・・だ。

本当にそうか・・・?
ちょっと仮定の話をしてみよう。

5年前にモリアに影を取られてから、2年前にルフィたちがモリアを倒すまで
ローラはずっと海を彷徨うスリラーバークの森に潜んでいた。
陽の光を避けて陰に闇にと暮らしていたため、
外の情報が手に入ることは極めてまれで、時期にもよるが
自分が政略結婚を蹴った結果、ビッグ・マム海賊団がどうなったか
知る術がなかったのだろう。

だからローラは、自分がそれほどママに恨まれていることを知らなかった。

同時にスリラーバークは、
当時王下七武海だったゲッコーモリアの住む彷徨える島なので
ママの情報網に引っかからなかった可能性がある。

では、モリアの呪いから解放された2年前以降はどうだったか。


のんびりウォーターセブンの酒場で
「麦わらの一味の武勇伝」談義に花咲かせてる場合じゃない。
そんなターミナル島でうろうろしていたら、たちまちママの情報網に引っかかる。

しかし、ローラの居所はいまだママに知られていない。
これはどういうことか。

ほかの兄弟たちは「家出」した後のローラのことを何も知らない様子だったから
ローラを慕っていたプリンか、実の姉妹であるシフォンが情報操作して
ローラの存在を、ママの耳に届かないようにしている可能性がないだろうか。

仮にそうだった場合、ローラの再登場は大いにあり得る話だが、
上記ひとつめの「巨人族」の問題と強引に絡めるとしたら

ローラの父:パウンドが、
顔と手だけは巨人のようであることも何か関係があるかもしれない。

たとえば、パウンドは奇形の巨人族で(奇形はマズいか…)
パウンドとの間にもうけたローラが、ママにとって最悪の事態を招いたので
巨人族そのものにトラウマを感じるほど嫌悪している、とか。

・・・いや、シフォンは普通に娘として愛されているっぽいから
それはないのかな・・・。


そして、【みっつめ】

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ローラが過去最大の政略結婚を蹴りさえしなければ
ビッグ・マムは、絶大な力を得てとっくに海賊王になっていたハズだという。

盛大な「とらたぬ」乙・・・じゃなくて、

これもかなり衝撃の告白。
現在のママからは、
それほど積極的に「海賊王」になろうとしていると感じないからだ。

ほかにも、
白ひげは「ラフテル」にも「ひとつなぎの大秘宝」にも興味がなかった。
シャンクスも「海賊王」を目指してはいないようだ。
カイドウは、死にたがっているが死ねないので、世の混乱を願っている。

ティーチはわからないが
なぜだか、四皇は皆「海賊王」をまっすぐ目指してはいない。
だがビッグ・マムは違ったようだ。

そのママの怒声に対し、ルフィが再びママに啖呵を切る。

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結婚しなかったのがローラ、「海賊王」になってねェのがお前
四皇だからってふんぞり返ってんじゃねェ!最後に勝つのはおれ達だ!


ローラは自分の意志をつらぬいて自由になった。
結果こそ出ていないが、今もやりたいことをしている。
ママは他人の自由を奪ってなお、なれたはずの「海賊王」への道を失った。

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この海で一番自由な奴が海賊王。
これはルフィのポリシーだ。

だとすると、ルフィとビッグ・マムは、とてもじゃないが相容れない。
和解の道があると思ってたんだけどなぁ・・・


ところで、
血縁を結べば他の四皇を倒すことができ、一気に躍進できる強大な力とは
・・・・いったい誰なんだろう。

そんな実力と影響力を持っていそうな男といえば、
ドフラミンゴくらいしか思い当たらない。

ドフラミンゴがマムの傘下に入ることは想像できないが、
カイドウとも対等以上の付き合いをしていた様だし、
部下を婿に出すくらいは、できたかもしれないな。トレーボルとか・・・。

あとは、海軍の上層部や政府の要職と、裏で繋がること・・・くらいかな。
これも何かの伏線になるのかねェ・・・・?

posted by BIE at 23:44 | Comment(3) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年11月26日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #35「アナザーワン バイツァ・ダスト その1」


コミックス 44巻10章ラスト2ページと、45巻01章から04章前半 に相当。

前回、早人から宣戦布告を受けた川尻浩作=吉良吉影は、
予想もつかなかった展開に焦ったのか、

jojo-04DU_35a.jpg 早人を殺してしまった。

露伴が早人の存在に注目した今、もはや進退窮まったかに見えたが、
敵に背を向け怯えて暮らすことをプライドが許さない吉良吉影が、
絶望に打ちひしがれていると・・・

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「矢」がひとりでに、再び吉良吉影を刺した。


よく眠れなかった早人が朝を迎えると、

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前夜、正体を暴かれ、あれだけ狼狽していた川尻浩作がなんだかゴキゲンだ。
どうやら、新しく手に入れた「キラークイーン」の能力にご満悦らしい。

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通学路に待ち構えていた露伴が声をかけると、早人は逃げ出したので
まだるっこしいので「ヘブンズ・ドアー」で本にした。

jojo-04DU_35e.jpg 川尻浩作は「吉良吉影」!
やっと掴んだ重要な手がかり。

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しかしそこには大きな罠が仕掛けられていた。そしてッ!!

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早人は悪夢にうなされ、ふたたび目を覚ました。
しかし見たのは悪夢ではない。

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同じ朝を繰り返していたのだった。

そして、同じ朝を繰り返していると認識しているのは早人だけであり
「バイツァ・ダスト」の性能上、
吉良吉影ですら、繰り返す前に何が起きたかを知り得ないらしい。

昨夜、「バイツァ・ダスト」の能力が発現した瞬間、
時間は1時間戻り、早人を殺してしまった事実はなくなった。

クローゼットの早人の死体がなくなっていたことと、
吉良親父が同じセリフをもう一度言っていたのは、そのためだ。
この描写は、原作と少し違う。

おそらく荒木先生の構想も同じだったとは思うのだが
描写が足りないため、殺した早人が生き返った理由がいまいち分からなかった。

もしかすると、
この時点では、単に「時間を遡る」能力のつもりだったのかもしれない。
それならば、展開次第では
仗助の髪型のモデルになった「例の少年」の伏線を回収できた可能性もあるが、
それはこの際もういい。


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「ヘブンズ・ドアー」で読んだときに、未来のことが書かれていたことと、

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二度目の朝に、早人が「何度も…変な夢を見て…」と言っていることから、

露伴以前にも、川尻浩作の正体を誰かに伝えようと試みて
誰かを殺して、すでに一度以上戻ってきたことが伺える。

理解しにくかった「バイツァ・ダスト」による終盤の展開が
かなり分かり易く改変されているようだ。これは有り難い。


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おまえは誰にも喋れないッ!
お前を探れる者は誰もいないッ!



吉良吉影が「バイツァ・ダスト」に目覚めた瞬間
たったひとり真実を知る早人自身が、
あろうことか、吉良吉影を守る最強の爆弾に変化させられた。

早人から何か情報を知った者は、自動的に排除される。
その、いちいち煩わしい記憶も、吉良吉影には残らないし
何度も失敗して他人が目の前で死ぬさまを見て、
吉良吉影に抗うすべなど無いと絶望すれば、子供の心などすぐに折れるだろう。

誰にも脅かされない平穏な生活が再び手に入った吉良吉影が
ゴキゲンになるのも無理はない。

次回:アナザーワン バイツァ・ダスト その2
悪夢はあと何回繰り返される?


余談だが:

原作と同じくペプシの看板が実際に登場し、エンディングには
「協力:サントリー食品インターナショナル」のクレジットが。

ギンビス「たべっ子どうぶつ」以来、2件目かな?こういう例は。
他のブランドやメーカーさんも、協賛すればよかったのに・・・


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年11月24日

ONEPIECE 847 速報


ルフィ、あらためてビッグ・マムにケンカ売る。

しかし何が驚いたって・・・
「ドスコイパンダ」という動物が実在したことだね!

本スレはこちら
posted by BIE at 22:02 | Comment(2) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年11月22日

ONEPIECE 846「タマゴの警備」


それぞれどんな能力を持っているのか、全部で何人いるのか、
まったく把握しきれないが、ビッグ・マムの子どもたちはやはり強い。

ローラはさほどでもなかったし、
今のところプリンも強くはなさそうなので、
種族によっては戦闘に向かない子どもたちもいるのだろうが、
ここに揃った面子は、ビッグ・マム海賊団で要職につき
将星の仇討ちに出てくるくらいだから
どいつもこいつも血の気の多い腕自慢に違いない。

目まぐるしく変化する攻め手の能力に
疲労困憊のルフィも翻弄される。

それでも、まぁまぁ強いらしいザコ兵の大群を蹴散らし
討伐隊を少しは手こずらせることができたのは

ママの雷雲ゼウスをナミが攻撃に利用できたことや
ママのビブルカードのせいで、ザコ兵がろくに機能しなかったこと、そして
やはり、石にかじりついてでもここでサンジを待つという
ルフィの執念のなせる業という他はないだろう。

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ナミは拘束されビブルカードを奪われ、ルフィも倒れ、勝敗は決したが
ふたりは「生け捕り」という指令が下っているらしく、殺されはしない。

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ルフィはそれでも「ここ」を動こうとしない。
この後、二人が護送されたかどうかは不明だ。


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ビブルカードは、ローラを殺して奪ったと勘違いされたようだし、
ローラ当人が駆けつけない限り、
もう和解は無理なんじゃないかってところまで話がこじれてきた。
ローラの父:パウンドじゃ話にならないし、
実姉妹のシフォンも当てにできる気がまったくしない。どうなるんだこれ?


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ビッグ・マムは、サンジの要求をご機嫌で受け入れ
サンジさえ大人しくムコになるのなら、
ルフィがしでかした、あらゆる「無作法」を許すと言っている。

筋道を通せとジンベエにも言っていたし
例の「癇癪」を起こして前後不覚にでもならない限り
この約束を後でマムの側から反故にするようなことはない気がする。(甘い?
となると、この話をぶち壊すのは「サンジの心変わり」しかない。

とてもサンジが受け入れられない事実が明らかになる、とかかな。
やっぱ、プリンの正体かなぁ・・・・




さて、それでは本題の
タマゴ男爵による「歴史の本文ポーネグリフ」講座

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驚いたことに「歴史の本文」は世界中に約30個。
え!それっぽっち!?

そしてその内、「情報」を持つ「真の歴史の本文リオ・ポーネグリフ」が9個
最後の島ラフテルへ行くために必要な赤い石「ロード歴史の本文」が4個。
これらはどうやら確定個数。
約30個と言ってるってことは、
その他の「歴史の本文」がおおよそ17個確認されているが、
それ以外にもまだ存在する可能性がある、ということだろうか。

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以前のロビンの仮説によると
「歴史の本文」には、「情報を持つ石」と「その在り処を示す石」があり

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「情報を持つ石」の内いくつかを繋げて読むことで
はじめて完成するひとつのテキスト、それが「真の歴史の本文」。
その仮説では、「真の歴史の本文」は単独の石を指す名称ではなかった。

テキストが完成するまでは、それが「真の歴史の本文」(の一部)なのか、
ただの「情報を持つ石」なのかの判別はできないと思うんだが、どうよ。
2年の間に解明が進んだとでも言うのか。

まぁ、ルフィのようにロジャーと同じ適性を持った者がいないとは限らないし
光月一族の生き残りがいる可能性もゼロではないから
ロビン以外に古代文字を読める者がいても、おかしくはないんだが。


ただ、現状ではビッグ・マムも、カイドウも、
積極的にラフテルや「ひとつなぎの大秘宝」を目指している感じはしない。

それはおそらく、どうせ読めもしない「歴史の本文」なのだから
他人に出し抜かれないように保管しているだけなのだろう。
いわば、「ひとつなぎの大秘宝」に最も近い海賊としての
権威の象徴とでも考えればいいんじゃないか?


それから、気になるのがペドロだ。

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ネコマムシの旦那のために「歴史の本文」を求めて海に出て、
5年前にホールケーキアイランドで、手痛い敗北を喫した。
その際、すでにビッグ・マム海賊団に入っていたペコムズの助命嘆願で
命を救われたそうだ。

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ペドロはペコムズの兄貴分で、ペコムズへの抑えが効くらしいが、

仮に、ヤクザの兄貴分が下手をうち、舎弟のおかげで命拾いしたら
もうその舎弟には、高圧的な態度は取れないだろう。

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「ペコムズを抑えることができる」というのは
ミンク族に反抗的な態度や害する行為を、兄貴分の威光で止める
というようなことではなく、
たとえば
ペコムズが我が身を犠牲にするような無謀な行動を取りそうになったら
説得して止めることができる人物、というような意味じゃないだろうか。
同族の繋がりを大事にするミンク族においても
ペドロとペコムズは、特別に深い縁であるということだと思う。


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あと、「歴史の本文」を厳重に保管しているこの広間は「宝物の間」であり、
数々の宝箱が無造作に置かれている。
・・・ということは、
タマゴとペコムズが、魚人島でルフィから受け取った
ネプチューン城の財宝も、ここに保管されている可能性がある。

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その中にある「玉手箱」には、開ければ大爆発を引き起こす爆弾が
ぎっしり詰められているはず。これは・・・

・・・なんか起きる予感・・・・

posted by BIE at 01:10 | Comment(3) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年11月21日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #34「7月15日(木) その4」


コミックス 44巻03章〜04章と、07章中盤から10章まで に相当。

敵スタンドが背中に取り憑いてしまった露伴。

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背中を他人に見せると自分が死んでしまうし、見た人物に取り憑いてしまう。
スタンドの被害を拡げないためにも、露伴が死なないためにも
背中を見られずに何とかしたいのだが、
八方塞がりで、もはやどうしていいか解らず
信頼できる人物で、ほぼ唯一心を許せる康一に助けを求めた。

先日もハイウェイ・スターにヤラれたばかりだし、
こんな弱みを仗助に知られたくない。康一なら内緒で処理してくれる。
という邪なプライドも幾分か働いたのだろう。

ところが康一は、背中に憑いているスタンドを見せようとしない露伴に
「からかわれているに違いない」と疑念を抱く。

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写真の親父が本当にぼくたちを狙ってる。
だから先生にも何かあったんじゃあないかと思って急いで来たのに・・・


そう。
原作ではひとりずつバラバラに襲ってきたので、
この日の康一の気分は朗らかに通常営業だったのだが
アニメでは、吉良親父が突然、三点同時侵攻と攻勢を強めてきて、
ついさっきまで康一も仗助も敵スタンド使いと出会って死にかけていたのだ。

しかし、
そのせいで他人をかまってる余裕がないというならまだしも、

「先生にも何かあったんじゃあないかと思って急いで来た」
そこまでの可能性を考えながら、いざ話を聞いても信じないってのは
アニメの康一、ちょっとヒドいぜ。



とにかく露伴ひとりではどうにもならない。
助力を求めて外へ出る露伴。

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大きな道に人々が行き交う交差点を
通行人と背中合わせに渡るなど、衆目の白眼視に晒されながら
それでも露伴が外へ出たのには理由がある。

原作では、
喋るしか能がない「チープ・トリック」の攻撃を封じるために
耳を塞いだはいいが、そのまま疲れてウトウトした露伴に対し、

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なんと「チープ・トリック」が方方へ電話をかけ、
デリバリーや消防署員が駆けつけ、危うく背中を見られるところだった。

スタンドが物理的に受話器をつかめることも
一般人に「チープ・トリック」の声が聞えることも、
別に不自然なことではないが、残念ながらこのシーンはカットされた。

どのみちこのままひとりでいては、いつか疲労でやられてしまう。
だが、恥を忍んで、
さほど親しくもない承太郎に助けを求めるつもりになったのなら
承太郎に電話すればいい。
スタンドの件だといえば、承太郎は必ず話を聞いてくれるはずだ。

原作では、承太郎を待つその僅かな時間すら
一人でいることが危険と感じる演出があったため、
意を決して外へ出たのだが、アニメにはそれがない。

結果、露伴は承太郎のもとへ向かっていたのでは無かったのだが
それを読者(視聴者)に、より信じ込ませるためにも
デリバリーのくだりをカットしたことはマイナスだと僕は思う。

余談だが:

jojo-04DU_34e.jpg jojo-04DU_34f.gif
このロン毛のチンピラが振り向かないように書いた
「ヘブンズ・ドアー」の記述が原作と異なっているのは
原作のままだと、彼は一生振り向けなくなってしまうから。
・・・ではなく、
おそらく制限をもうけることで緊張感を残したのだろう。


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露伴のピンチに再び駆けつけた康一。

事実、露伴は救われたし、その判断と行動は尊敬すべきだが
康一の行動に感激した露伴の

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「やっぱり君は親友だった」には答えず。www

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気になったのも「ちょっぴり」がやけに強調されているし
何よりさっき「信じてくれッ!友達だろーッ!!」と懇願したときの

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この軽蔑の眼差しwww

やはり康一からの友情は無いようだ。

だが、康一の「エコーズ ACT3」でも
「チープ・トリック」を引き剥がすことはできなかった。
肉体と精神の疲労、絶望、諦念の淵に立つ露伴は

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気がふれたように背中を康一に向けた。

「チープ・トリック」は背中を見た康一に宿主を替えるべく
こちらを振り返る。しかしこの場所は・・・

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絶対に振り返ってはいけない、あの「謎の」小路。
「チープ・トリック」は「あの世」へと連れ去られた。



一方・・・

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あれだけ辛抱した殺戮衝動を、解禁してしまった川尻浩作吉良吉影。
その様子は、すべて川尻早人に目撃・盗撮されていた。

挙動のおかしい早人を問い詰めるため、風呂場で恫喝してみたら

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逆に宣戦布告されたでござる。
どうする、早人。いや・・・どうする吉良吉影!!!

次回:アナザーワン バイツァ・ダスト その1
さぁて… いよいよクライマックスだ!


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大倉美那子とその彼氏

前回登場したSWG財団の「杜王町の行方不明者」リストによると
美那子は父親とケンカして家出をし、交際相手の部屋に潜伏中。
母親はその所在を把握している。ということだった。

原作では、電車の中で川尻浩作と揉めるのが初登場で、
美那子が彼氏と同棲しているという事実はない。

アニメで、美那子について事前に情報を出していた理由は

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承太郎を、この現場へ来させるため。
完全に韜晦していた吉良吉影が、ふたたび行動を開始したと
気づかせるためだった。

そうなのだ。

・吉良吉影がふたたび動き出した。
・吉良親父が攻勢をかけたスタンド使いたちは悉く敗北し
・吉良吉影は、仮の息子:川尻早人に証拠を握られてしまった。


かつてない激動の一日。
それが1999年7月15日(木)という日だったのだ。
日付を強調していた理由が、やっとわかった。

ひょっとすると、この月に現れると、かつてノストラダムスが予言した
「恐怖の大王」こそ、吉良吉影=「キラークイーン」であると
あえて言及していない原作よりも、はっきり言いたいのかもしれないな。


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年11月17日

ONEPIECE 846 速報


ルフィとナミは生け捕られ、
サンジは我が身を犠牲に、
ブルック・ペドロは奇襲をかける。

チョッパー・キャロットがカギを握るか・・?

本スレはこちら
posted by BIE at 17:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年11月12日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #33「7月15日(木) その3」


コミックス 43巻08章中盤から09章、
44巻01章から02章、06章中盤から08章中盤まで に相当。

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乙雅三 きのとまさぞうを騙して床の穴に落としてまで強引に見たものの、
あれほど見たい衝動を抑えられなかった乙の背中には何もなかった。しかし…

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次の瞬間、背中からは何かが飛び出し乙は死亡。
その攻撃をしたスタンド「チープ・トリック」は、露伴の背中に取り憑いた。


「チープ・トリック」は、乙雅三が吉良親父に矢で射抜かれて発現したスタンド。
しかし乙は「スタンド使い」ではなく、
ただ「チープ・トリック」の宿主としての存在でしかなかったようだ。

「チープ・トリック」は、背中を見られた宿主を殺して、
次々と宿主を移る「意志を持ったスタンド」。
そして乙が死んだ今、「チープ・トリック」は、自分の意志と能力で
露伴を新たな宿主とし、背中に取り憑いたのだ。

本来、本体が死ねばスタンドもまた死ぬ。
能力を発現させた乙が死ねば「チープ・トリック」も消滅するはずだが
新たな宿主からエネルギーを貰うことで生き続ける。

では「スタンドはひとりにひとつ」という原則について、
今回のように、次の宿主がスタンド使いだった場合どうなるのか。

「チープ・トリック」は、あくまで乙のスタンドであり、
乙が死んでもエネルギーが供給され続ける限り、自我があるので
スタンド単体で、不特定の人間に寄生して生き続けられるのかもしれない。

少し釈然としないが、生命体ですらない「刀」に取り憑いたまま
500年生きていたアヌビス神のような例もあるし、納得するしかない。

ただ、「チープ・トリック」は、

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露伴が吉良吉影捜索のために撮影した写真を焼き捨てろ、と言うのだが・・・

露伴がスタンド使いであり、承太郎と繋がりがあるということは、
なるほど確かに、すでに吉良吉影の知るところだ。
杜王駅で利用客を撮影する露伴に、撮られた川尻浩作=吉良吉影が気付いていたら
息子と合流した吉良親父が対策を練るのは当然のことだ。

とはいえ、「チープ・トリック」が、
吉良親父の目的に与する動機が、皆目見当がつかないんだな、これが。


一方その頃

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仗助の目の前に現れた「エニグマ」の少年。
手には康一を紙に閉じ込めたものを持っている。

少年は「康一の紙」を車道へポイ
紙が破れたら中の人間は死ぬかもしれない。

jojo-04DU_33e.gif jojo-04DU_33f.jpg
余談だが:そこへ走ってくる車
原作では四駆のRVだが、アニメではなぜだかハチロクだ。
原作にもハチロク描かれてるっちゃあ、描かれてるけど…

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康一の死の可能性を目の当たりにし戦慄する仗助は「恐怖のサイン」を出し
為す術もなく紙に引きずり込まれる。

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その紙は罠に違いないと分かっていたが、
万が一にも本物の康一である可能性があるなら助けないわけにはいかねえだろ!

お前の勝ちのようだが、おれを紙にしたならすぐに破かないと
もしここから復活することがあったら、てめーを殺すぜ!


仗助的には最後に本音をぶちまけただけだが
後半の呪いの言葉は「エニグマ」の少年に
前半の言い訳がましいが正直な強がりは噴上裕也の心に響いたようだ。

jojo-04DU_33i.jpg 噴上、奮起する。

数々のトラップをかい潜り、何とか包みを開くと
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仗助・康一の紙と一緒に封入されていたものはシュレッダー。
二人の紙が裁断されてしまう!

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「恐怖のサイン」を示してしまった噴上は「エニグマ」の餌食に。だが…

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自身も紙になったからこそシュレッダーに手を突っ込み
二人の紙を掴むことができた。

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原作では、三人の紙がくっついていたが、原理がよくわからないので
「ハイウェイ・スター」が掴んだことにしたようだ。

jojo-04DU_33n.jpg 仗助&康一、復活。そして…

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「エニグマ」の少年:宮本輝之輔、再起不能。

次回:7月15日(木) その4


さて、今回の宮本輝之輔のスタンド「エニグマ」。

かなりトリッキーで面白い能力だったが、設定がかなりガバガバだ。
第五部以降は、こういうガバガバな能力同士の戦いが増えるのが
実は、僕が五部以降にあまり馴染めない理由のひとつだったりする。

その人固有の「恐怖のサイン」
こういうサイコな仕掛けは、とても四部を象徴していてよい。大好きだ。
その「恐怖のサイン」を出させるために、
あの手この手で執拗にビビらせる粘着質な性格の悪さも、表現としていい。

だが、ティーカップや豚骨ラーメンや薬瓶、
ましてや炎や電流なんて、どうやって紙に閉じ込めたんだ?
いったい誰の「恐怖のサイン」が、どう機能すれば
そんなことができるというのか。

・・・と思ったら、wikipediaによると
あらゆる物を紙の中に閉じ込めることができる人型のスタンド。人間に対しては発動条件があり、個人が持つ特有の「恐怖のサイン」を、輝之輔が見抜いたうえで相手に示させることで紙に閉じ込めることができる。
・・・とあるな。

まぁ、確かにそうとしか考えられないんだが、
これ公式にアナウンスされてるのかね? 
なんだか釈然としないなぁ・・・

あと、自分自身も紙の中に自由自在に出入りしてるけど、
その原理はどうなってるんだろうか・・・自分は特別扱いか・・・。
たとえばヴァニラ・アイスがクリームの口の中に入っても平気なように。

釈然としないなぁ・・・。



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三つの事件と同じ頃の、原作にはない承太郎とジョセフの様子。

SPW財団の調査による杜王町の行方不明者リストにあるこの女性

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大倉美那子
原作ではただ「美那子」として登場する。

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「質問を質問で返すべきではない」という
荒木先生がどうやら気に入っているロジックが(たぶん)はじめて登場した
吉良吉影による被害者なのだが、

同日7月15日の午前に会社で、殺人衝動に耐える川尻浩作が描写されている。

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「抑えなければ… 今は…まだ…」

美那子の殺害がすでに原作通りに行われているのなら、
この禁断症状はある程度沈静化しているはずだし、いや、
それ以前に殺人衝動よりももっと重大な問題(この話はいずれまた)を
抱えることに、今頃なっているはずだ。

だが、この日の夕方時点で、
川尻早人はパパが別人である証拠をまだ撮影していない(おっとゲフンゲフン

彼女が殺害されるシーンは結構重要だと思うんだが、
回想として出て来るのだろうか。それとも全カット・・・・?

これから殺される気もしないではないが
家出していることが明らかで、潜伏先も分かっているのに
「行方不明者」とは言わないだろうしなぁ・・・

どうでもいいけど、短大1年で29歳ってのは何かの間違いだと思う。


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年11月10日

椿隆之 命に別状なし


去る11月8日に、
ゴルフクラブで殴られ重症と報道された俳優の椿隆之さんが

今日、自身のブログを更新し、
「しばらくは医者であるエグゼイドのお世話になって治療に専念する」
なかなか気の利いたコメントを出したそうだ。

椿隆之といえば、仮面ライダー剣の主役:剣崎一真。
滑舌の悪さを揶揄された「オンドゥル語」も前向きに受け止め、
ライダー俳優であることを黒歴史にすることもなく
ディケイドにも復演をしてくれた、ヲタに優しいイケメン俳優だ。

ホモビデオがどうとかゲフンゲフン 言われたことも今は昔、
彼もさぞかしおっさんになっただろうと思ったら、まだ34歳だって。
まだまだ若いなぁ。

ちょっとネット検索したら
またまた懐かしの画像が山ほどヒットしたので、
古い記事だけど再リンクしとくわ。

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「バイクは急に止まれない」
↑おヒマな人は読んでね。

posted by BIE at 16:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮全般

プリンの三つ目が気になる!


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美人で、健気で、自身の無力を嘆くプリンがいじらしい・・・。
プリンちゃんマジ天使! 

と、すべてのワンピ読者の胸にほんわか暖かなものを感じさせながらも
その内、推定30%ほどの自称ワンピ通たちが抱く濃厚な疑い。

三つ目を隠してるプリンには裏があるんじゃないか?


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はじめて写真が出たときから、髪型、唇、そして柔らかそうなオパーイと、

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この娘は、あの三つ目ちゃんじゃないか!と思ったものの、

いや待て、ビッグ・マムには娘が39人いるというし
そっくりな姉妹がいても何も不思議じゃないだろう。

もし、マムの若い頃がプリンの様な容姿だったなら
(ラピュタのドーラの様な例もあるしな)
夫が誰であっても、どんな種族でも、プリン似の美人が産まれる可能性があるのだ。

実は僕、つい最近まで
必ずしもプリンがあの三つ目ちゃんとは限らない。という可能性を考えていた。

・・・ところが、
三つ目ちゃんが初登場した66巻を読み返してみると

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三つ目ちゃんが座っている椅子の背に、
ニトロのようなゼリー状の物体が乗っていたんだね。気づかなかった。

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これはもう[三つ目ちゃん=プリン]と断定してかまわないだろう。

では、問題は、
現状、超絶天使のプリンが、確かにサンジに「救い」を与えてはいるものの
今のところすべての事はママの思惑通りに運んでいることに
プリンの意思が、どの程度関与しているのか。そこ。

三つ目を隠して、いいコを装いサンジを謀っている、ホントは悪いコなのか?
ママの言いつけで、その通りにサンジを誘導しているのか?
それとも、純粋にサンジのためを思って発言している「天然」なのか?

一番ありそうなのは
プリン自身は作中読んだままのいいコだが、
三つ目が開くと別人格になるというものだろう。

プリン本人とは別に、高田裕三的「三只眼」のような主人格を隠しているとか、
古代文明の末裔で三つ目が開くと天才的頭脳と超能力を持つ
漫画の神様的「悪魔のプリンセス」に変貌するとか、そんな感じ。


他サイトの情報によると、845話の二人が抱き合うシーンで、
サンジからは見えないプリンの顔が見える位置に
プリンの部屋の鏡台があるという。

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ヤマカムさん、素晴らしい!
これは、現在鏡の世界に閉じ込められているチョッパーとキャロットが
プリンの本性を見てしまう布石と思えてならない。


プリンから熱烈アプローチしたわけではなく
結婚を決断したのはサンジから。

プリンは、
ママの命令に逆らえず、来る婿を拒めないが、サンジでよかったと
あくまで健気で甲斐甲斐しくいじらしい。
『我』が過ぎれば、すぐさまそれに気付いて反省、謝罪、自己嫌悪
サンジやルフィの想いにも理解を見せた。

もう、天使すぎる!!!

しかし、なぜプリンは三つ目を隠しているのか・・・。
異形だから? 

いやいや、トットランドといえば、そりゃもう
スタートレックかスペースコブラのような、ありとあらゆる種族のるつぼ。
容姿の特異性を気にするなんてことあり得ない。

ってことは、何か意図があって隠してるか、
三つ目の自分を認識していないかのどちらかに違いない。

これはもう、サンジが逃げる気を失くし、自分から結婚を決意するように、
巧妙に仕組まれた「花婿ホイホイ」である可能性が非常に高い。


まぁ、この時点で結婚式まであと1日あるので、
結局、結婚式はぶち壊されることになると、僕は考えているんだが・・・。

仮にプリンの本性に気付いたとて、
サンジは結局逆らうことができないだろうから、ぶち壊すのは別の人間だろう。

ルフィは腹を空かせてひたすら待っているので、たぶん違う。
果たしてそれは、実は本当にいいコだったプリンなのか、
それともローラなのか、ジンベエなのか、レイジュなのか。

あ〜・・・
「結婚式の料理を自分で作る」とか、サンジが言い出したらルフィ復活の布石かな

期待はここ数週高まるばかりなのだが、来週は休載なんだなこれが・・・。
ほんま勿体つけるわ・・・


posted by BIE at 11:30 | Comment(7) | TrackBack(0) | ワンピース

2016年11月07日

ONEPIECE 845「怒りの軍団」


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3将星クラッカーの陥落を知り

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怒りのビッグ・マムが嵐を呼び、復讐の大軍団がルフィ討伐に出陣した。

だが、実際に空を覆う「雷雲」ゼウスと、「太陽」プロメテウスは
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普段とさして表情も変わらず、
当のママも怒りに我を忘れるとか、復讐に駆られるとかいう風でもない。

おそらくゼウスとプロメテウスは、
天変地異をも引き起こす「ビッグ・マム脅威のテクノロジー」の演出であり
復讐の主役は子供と部下による大復讐軍にあるのだと思う。


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以前、ウルージが将星スナックを倒した時は、どうやら海の上だったようなので
激しい気流の乱れと大シケに、沈んだ船もあっただろう。

しかし今は陸の上、嵐による一方的な不利はないだろうし
ゼウスとプロメテウスは、その仰々しい名前も含めて
ビッグ・マムがこんなに怒っているぞ!という意思表示と、
あくまでその演出にすぎないと、僕は思う。

今のナミなら十分対応・攻略が可能だ。


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どうでもいいけど、何組か父親が同じなんじゃないかと思うやつらがいるな。
まぁ、5男オペラとその後ろの歯車頭のやつ以外は、
仮に実の兄弟だとしても、ママの子供とは限らないが。


一方、無事「両家の顔合わせ」を済ませたサンジは、プリンと甘くない逢瀬。

ルフィたちと約束した通りに、
サンジを連れ出すことができなかったことを謝罪するプリン。

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プリンは、今からでも遅くないから、とにかく式に出てはダメだと言うが
事態はすでに、そんな状況ではない。

逃げ出しそうな結婚相手への常套策であるブレスレットはすでに填められ、
親同然の大恩人の命を人質に取られている。
父親からも血の繋がった兄弟からも「価値がない落ちこぼれ」と虐待され、
この結婚にこれ以上抵抗すれば、大切な人たちが皆不幸になる。

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だから抵抗をやめると決めた。

843話でルフィに暴言を吐いた時点で、
真意はともかく・・・あぁ一味を抜ける決断をしたんだなと感じたが
やはり本気だった。

もちろん未練はあるだろうが、大切な人のために自分を犠牲にする。
他人にはそれをするなと言いながら、いざとなったら自分はそうする。

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サンジとはそういう男だ。


もともと地獄だった人生が、
東の海に逃げてから13年間が幸せだっただけ。
元の地獄に戻ってきただけだと、自分ひとりが諦めれば丸く収まる・・・

その13年間に幸せな日常を与えてくれたすべての人が恩人であり、
一人も傷つけたくない。

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おれの冒険は、これで終わりだ・・・!

だったらせめて・・・とばかりに

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私との結婚は・・・地獄にはさせませんよ!!!
涙ながらに唐突な、プリンの同情&決意表明

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ふと我に返って、自分の発言に恥じらうプリンを前に
空虚に物憂うサンジ

結局すべて諦めたのだ、結婚を拒否できないなら
美人でけなげなプリンを嫁にもらうのは、決して悪いことではないだろう。

戻ってきた地獄に咲く、一挿しの花
君は「救い」だ・・・

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明日・・・結婚しよう


なんと、読者の誰も望まぬ方向に、サンジの心は決まってしまった。
しかしサンジは忘れている。

たとえビッグ・マム海賊団の復讐軍にコテンパンにノされようとも
ルフィは自分が信じる道を諦めたりはしない。

ウォーターセブンでロビンの真意を汲みきれなかったときとは違い
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今のルフィは、サンジがまだ冒険したがっていると信じているのだ。

サンジが諸々の事情を説明しない限り、ルフィが諦めることはない。
いや、説明したとて、
サンジが自分ひとりを犠牲にすることに、納得などするはずもないだろう。

このまま丸く収まるワケなんてないのだ。
posted by BIE at 16:49 | Comment(10) | TrackBack(0) | ワンピース