2016年06月04日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #10「イタリア料理を食べに行こう」


コミックス 33巻01章〜04章と05章をほんの少し。

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こんなところにイタリア料理店ができてるぜ

トラットリア・トラサルディーは
仗助たちが学校からの帰り道に、大きく迂回しなければならない場所にあり、
仗助・億泰が、なぜこんなところを歩いていたかというと
この奥にある霊園へ、億泰の兄:形兆の墓参りに来ていたから、という説明がなされた。

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原作では、そのことにセリフでは触れていないものの
扉ページの見開き地図に「霊園(形兆の墓)」と記載があることで
通りがかった理由を想起できるようにしている。


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本日の料理「お客様次第」

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イタリア人:トニオが一人で切り盛りしている料理店
料理の献立は、トニオがお客の健康状態を見て決めるという。

jojo-4DU_10e.jpg ンまあーいッ!!
ミネラルウォーターが死ぬほど美味い感激で(?

jojo-4DU_10f.jpg 涙が止まらない。

しかしこれは感激のせいではなかった(当たり前だww
キリマンジャロの5万年前の雪解け水が、億泰の睡眠不足を解消したのだ。

・・・そう。
トニオの料理は客を快適にするための料理。
健康状態を見てから献立を決めるのは、身体の不調な箇所や症状を
改善する料理を出すからだという。


前菜は「モッツァレラチーズとトマトのサラダ」

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甲状腺からの新陳代謝が活発になり肩まわりの悪い細胞がどんどん落ち

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肩が軽く、肩こりがなくなった。

第一の皿「娼婦風スパゲティー」

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虫歯が抜けて弾け飛び、恐ろしいスピードで新しい歯に生え変わった。


明らかに異常な料理。
億泰はあまりの快適さに「怪しさ」に気づかなかったが
その「至福」を客観視していた仗助にとっては、ひたすら怪しいだけだった。

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クレイジー・Dで、料理を材料別のところまで戻すッ!

う〜ん・・・万能だなクレイジー・D。
冷静じゃないときには、どんな形に戻されるかわからない厄介な能力だが
それは「仗助がおちついて元通りの形状をイメージ出来ないから」だと思ってた。

しかし、材料に何が使われているか見当もつかない料理を
仗助が知らないものも含めて「きちんと分類して戻す」ことができるらしい。

ということは、ブチ切れている時は「戻す」行為に
余計な感情、もしくは悪意が込められているということなのかもしれない。


閑話休題


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トニオのスタンド「パール・ジャム」

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結論として、トニオに人を傷つける意思はまったくなく、
彼は、本当に料理で客を快適にすることのみを考えていた。

ひとつ分かりやすい例では
最初に口にしたミネラルウォーター・・・

原作では、億泰の手を見たあとにどこからか出してきたので
億泰の「睡眠不足」を解消するために出したとも考えられるが、
アニメでは、億泰の体調を診るより前に、トニオが手に持って現れたもの。

給仕・接客もトニオひとりでやっているため合理的ではあるのだが
これは、この水が客を選んで出すものではないことを示している。

カプチーノ1杯とはいえ、仗助だって客。
健康を害するものを決して出さないトニオが、仗助にも提供していることからも
すべての客にいつも出している飲料水であると考えられる。

これから料理を提供するすべての客に、
程度の差はあれど、まず「睡眠不足」を解消してもらい
スッキリした頭と研ぎ澄まされた味覚で、料理を味わって貰おうという狙い
なのだと考えられる。素晴らしく行き届いたサービスだ。


ただ、

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無断で厨房に踏み入ってきた仗助に「不潔はダメだ」と怒るのは分かるのだが
トニオの料理のおかげで胃腸を整える過程として

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厨房にぶちまけた億泰の血まで、掃除させられたのかと思うと
仗助が少し気の毒だ。

やはりコース料理を注文しない客は、もてなされないのか・・・w。
今回は億泰の好感度アップ回だったな。

・・・で、おふたりさん
帰りに寄ろうといいながら、見かけて即入店したみたいだったが
墓参りはどうした・・・?

普通、慶事は食べながらすることもあるが、
弔事の場合は終わってから食事するものだと思うんだが・・・。


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ラスト、SPW財団の使者と密談する承太郎
明日の正午、ジョセフ爺が杜王町へやってくる。

次回「レッド・ホット・チリ・ペッパー その1」

サブタイトルに、スタンド名だけが使われるのは四部でははじめてのこと。
原作でも同じだった。
これは、すでにスタンド名だけが周知されていることと、
レッチリの神秘性をより高めるためと推察する。
(本体の名前や詳細がまだ決まっていなかったから…とか疑ってはいけない

新聞記事に「ボヨヨン岬」が! 地方紙チェックしてるんだなぁ。



余談だが:

・「なぜこんなところに?」と思うところに存在する料理店
・迷いこむように訪れた客は二人の男。
・普通ではない店主、普通ではないサービス・・・

宮沢賢治の「注文の多い料理店」を髣髴とさせる今回のお話。
「注文の多い〜」は読んだことがなかったので
友人に指摘されるまで気づかなかった。

へぇ〜そうなのか・・・
他にも同じように考える人が居るのかな・・・と
「注文の多い料理店、ジョジョ」でググってみると・・・
こんなのがヒットしたwwwww

NHK・・・おそろしい子・・・

あと、

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トニオの料理を再現して出してる店があるらしいね。

こういうプロフェッショナルなファンって尊敬するわ。


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。
この記事へのコメント
宮沢賢治もですが、どっちかといえば筒井康隆の薬菜飯店のオマージュと言われる回ですね
Posted by 名無し at 2016年06月04日 17:35
>筒井康隆の薬菜飯店
ほほう。
それはまったく知りませんでした。不勉強ですみません。
情報ありがとうございます。
Posted by BIE(管理人) at 2016年06月04日 19:56
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