2014年06月07日

ジョジョの奇妙な冒険 第三部 #10「皇帝と吊られた男 その1」 


コミックス 15巻08章〜16巻01章冒頭までに該当。

現在では「コルカタ」と呼ばれるインド屈指の大都市カルカッタ。

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原作で4ページにも亘って描写されたインド庶民の実状が

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アバンタイトルのごく短い間に見事に再現されている。

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ただ「バクシーシ」は表現としてマズいのか
「チップくれよ〜」に変更されているようだ。
それともブルーレイが出たときにでも、よく聴けば
モブが「バクシ」「バクシ」言っているのが聞こえるのかもしれない。

上陸前にジョセフが言っていた

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原作の「こじきとか泥棒ばかりいるイメージ」というセリフも
この集団の実状と矛盾するためか省略され、

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「浮浪者200万人以上」「この宇宙で最悪の所」という表現も
誤解や、あらぬ先入観を与えそうなためかカットされている。



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なぜだか荷物を背負ってトイレに席を立つポルナレフ。
原作にはない描写だし、少し不自然だが
カルチャーショックで疑心暗鬼を生じていると考えよう。

今回は、たった13話しかないOVA版でも
2話分をかけてじっくり描かれた人気のエピソードで

TVアニメ版で、ひと組の敵に対しての一連の話がはじめて分割されたため、
尺にかなり余裕があるということで

今回の主役であるポルナレフのキャラクターが
より深く掘り下げられているようだ。


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鏡の中から吊られた男ハングドマン

印象的な初登場シーンは、さすがに原作、OVA版、本作と大差ないが
本作らしい禍々しい色遣いが不気味さを増している。


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象にまたがりホルホース颯爽登場。

世界中に”都合のいい女”をつくり、利用し生きる気ままな男。
戦いにおいても、誰かとコンビを組んで美味しいとこ取りする
「一番よりNo2」を人生哲学とする、実にこすずるい小悪党だ。

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個人的には、OVA版の若本規夫ボイスが好みだな。

この「悪」になりきれない矮小な小悪党は
この後、度々登場することになる。

ちなみにホルホースに虜のこの女性
単なるゲストではありません。詳しくは次回(と、その後くらいに


メギャン
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皇帝エンペラーの出方が少しイメージと違ったが
多分今後色々なパターンを見せてくれるだろうから、まぁいい。



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J・ガイルが、雨弾いとる!!!
やった! 僕歓喜ww

05話のレビューで触れた
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「透明な膜でもあるかのように、雨がドーム状によけていた」
という目撃証言に極めて近い光景。

これは左手を凝視するまでもなく、一目見て「こいつだ!」と
ポルナレフと視聴者に衝撃の印象を与えると同時に、

J・ガイルの能力を考えると、どうしてこんな現象が起きたのかおかしいじゃないか
という読者の永遠の疑問に対する、わずかばかりのエクスキューズだ。

いや、結局どうすればこんなことができるのか?は
たぶん次回にも明かされないと思うが、
放ったらかしにされると思われた小ネタを
きちんと拾い上げてもらえたのは嬉しい限りだ。

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原作のこのシーンにこんな描写はないし、雨も降っていない。

しかもこの雨は
ひとり仇敵をあてもなく探すポルナレフの心境を暗示し、
この後アブドゥルを攻撃する吊られた男が映り込んだ水たまりを作り出し、
さらには、読者長年の不満にいくばくかのスッキリを与えた。

この雨の演出は素晴らしい。
こういう改変は大歓迎ですよ、アニメスタッフの皆さん!


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そして、アブドゥル敗退リタイヤ・・・(と表現しておく

次回:皇帝と吊られた男 その2へ続く



注)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
コミック版との比較をしてみようというスタンスで書いています。
決して原作やOVA版崇拝者ではありませんし、アニメスタッフに喧嘩を売るつもりもありませんが
思ったことは言うというブログ自体の姿勢を崩すつもりはないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思います。

それについては、何というかもう・・・ご了承ください。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。
この記事へのコメント
ホルホースのCV、望んでいたほうちゅうさんでも安原さんでもありませんでしたが、結構イメージに近くて悪くないな〜と思いました。
しかし今回は特に作画が素晴らしい!
そしてエンドテロップのタイミングに驚いたw
Posted by タケ at 2014年06月07日 19:43
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