2017年03月17日

ジョジョ実写劇場版 その2


今年の頭にイメージ画像の第一報が出たとき
僕には不安しか無かったのだが、

先日「モアナと伝説の海」を見に行った劇場でチラシを発見。

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これが・・・意外と悪くない。
まぁ・・・動くとまた違うのだろうが、少しホッとした。

くれぐれも、
チラシのデザイナーだけが「わかってる人」だった、というオチは遠慮したい。

2017年01月04日

実写劇場版


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あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます

・・・って、新年初っ端これかーい!

実写劇場版「ジョジョの奇妙な冒険」ダイヤモンドは砕けない[第一章]の
公式スチールキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

いや・・・まぁ・・・ねぇ

こればっかりは、
たぶん誰がどんな作り方しても叩かれると思うので
いちいち文句をいうつもりはなかったんだけど、

これは酷い。


超有名漫画の実写化ってだけで地雷なのに
特にジョジョという作品は、どこをどう切っても「ジョジョ」なので
監督や脚本家が作家性を込めにくいだろうなぁ。

三池崇史は来る仕事すべて断らないことで有名。
そのため当たりハズレが大きいが、それは裏を返せば
どんな無理筋のオファーでも、なんとか形にしてしまう才能の持ち主ということだと
僕は思っている。
「殺し屋1」のような奇作に仕上がることもあれば、
「逆転裁判」みたいな、目も当てられないモノに仕上がる場合もある。

三池作品と聞けば、僕はいつも期待2:不安8くらいの前印象だ。


しかしコレさぁ・・・
たぶん原作やアニメのファンは歓迎してないよな。
となると、演者のファンに動員の期待するしかねぇじゃん。

この画像見て、山崎賢人のファンが観に行こうと思うかね・・・?

いったい誰得なんだろう・・・・・

2016年12月24日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #39「さよなら杜王町─黄金の心」


コミックス 46巻09章・47巻01〜03章に相当。

今ふたたび追いつめられた吉良吉影は地に崩れ落ちた。

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このわたしが追いつめられてしまうなんて、これは夢に違いない。

信じられない現実に抗う心が折れた瞬間だ。
それとも「夢」なら、寝て起きれば覚めるとでも思ったか。

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しかし、その絶望の窮地のさなか、
今また「バイツァ・ダスト」が発動しようとしている。

その詳細を知るただひとりの人物:早人の分析によると、
「バイツァ・ダスト」は、
吉良吉影がどうしようもなく追いつめられた時だけ偶然的に発動し、
時間を1時間ほど戻してなかったことにする。
さらに、吉良吉影の正体を知ったものは全員爆死する。
 

吉良吉影の窮地を救う、ただそれだけを目的に、
事実を知った者ことごとくを排除するという
吉良吉影だけに都合良すぎる、身勝手極まりない能力であることは事実だが

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その発動の条件が今また揃っていることに、なぜ早人が気付いているのか。

昨晩、風呂場にて吉良吉影を精神的に追い詰め、殺されてしまった早人。
しかし「バイツァ・ダスト」が発現したのは、早人が追い詰めたからではなく、
早人を勢い余って殺してしまった事に起因する。

然るに、早人は「バイツァ・ダスト」の発現を見ていない。

そして吉良吉影は、早人を殺してしまったことや、そのために絶望したこと、
あり得ないことに「ふたたび」矢に射られたこと、
ってか、そもそもスタンド能力発現の条件や、ひとりに一つの原則なども
当然のことながら早人に言ってはいない。

それなのに、この早人の熟知ぶりは、作中で繰り返したよりもさらに何度も
実は、我々が知らない繰り返しを経験しており、
ともすれば、重ちーや露伴のように

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行き場のない自分の魂が、苦しみ抜いて崩壊しながら空に召されるその様を
覚えているという可能性すらある。
早人の知識と経験、侮りがたし!



もう躊躇していられない。
今を置いて、吉良吉影を止める機会は二度とない!駆け出す一同。

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「バイツァ・ダスト」は承太郎に出会いたくない一心で発現した能力。
その限界の「ギリギリさ」が、再びきっと!
「バイツァ・ダスト」を発現させるのだッ!!


この吉良吉影の言葉からは、早人の言うとおり
「バイツァ・ダスト」が自由自在に使える能力ではなかった事がわかる。

こまめにセーブすることを怠った吉良吉影の慢心が
早人に付け入る隙を与えたと僕は思っていたが、そうではなかったようだ。
「バイツァ・ダスト」は
一度解除すると、もう一度かけることが自由にはできなかったのだ。

「偶然的に発動する能力」であることを早人が知っていたのは
吉良吉影がセーブして過去を確定することを怠っていたことから推測した
のだとしたら、早人の洞察力は、これまた少年離れしていると言える。


かくして吉良吉影は、この混迷の事態から解脱し・・・

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早人以外に自分の正体を知る者のいない時間にふたたび降り立った。

・・・かに思えた。

逃げ切った!!運命に打ち勝ったと、吉良吉影が安堵したとき
真実を告げに来た少女:杉本鈴美

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お前はもう死んでいる。
いくら死ぬ刹那だろうと、楽して消滅なんてさせやしない。
自分がどうやって無惨にも命を落としたのかすべて思い出せ!


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いいや!限界だ。押すねッ!

だがそのスイッチは押すことができなかった。
康一の「エコーズACT3」が超重力をかけたからだ。

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間髪入れずに「スタープラチナ」が時を止め、
第三部のBGMをバックに、万感の思いを込めて渾身のオラオララッシュ!

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ぶっ飛ばして、吉良吉影の右手を破壊した。


さて、ここで細かいことだが
「エコーズACT3」の射程距離は5メートル。

一瞬を争う緊張感の中「5メートルまで近づかないと
時間を止めても間に合わない」と考える承太郎よりも、
康一の方が先に攻撃できたのは、
承太郎が「ザ・ワールド」を無駄撃ちしないために確実性をとったから
と考えれば辻褄は合うのだが、

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実は原作では、体制を崩した(?康一が
駆け出した承太郎のコートをつかんでいるように見える描写がある。

そしてそのあと、
時間が止まった康一は承太郎のコートにしがみついていた。
康一はずっと走る承太郎にぶら下がっていた、
すなわち、二人はほぼ同じ距離にいたということになる。

だから確実性をとった承太郎よりも、一瞬早く攻撃を仕掛けることができたのだ。

ところがアニメでは、「エコーズACT3」で吉良吉影を攻撃するその時

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康一は立ち止まってポーズを取っているにも関わらず、

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次の瞬間、時間を止めた承太郎のコートにぶら下がっている。

これはあかん。

時間を止めていられる僅かな時間に確実にケリを付けられる距離まで
矢も盾もたまらず猛ダッシュしている承太郎に、
一度立ち止まって技を仕掛けた康一が追いついて
承太郎のダッシュを邪魔するかのようにコートを掴んでいることになる。

何してんの!?

ちなみに、承太郎が「ザ・ワールド」を「二度がけ」すれば、
相当な距離も一瞬で移動できんじゃね? という
素朴だが無粋な疑問が湧くが、
長いブランクがあったため、それは出来ないと考えるよりないだろう。


ボロボロで地を這い、もはや指一本満足に動かせないほど敗色濃厚でも
まだ生き残ろうと足掻く吉良吉影にとどめを刺したもの。

jojo-04DU_39n.jpg それは救急車。
結構衝撃的に後輪に巻き込まれる様が描写されている。

火事場に猛スピードでバックしてくる救急車なんて見たことないが、
人が突然ぶっ飛んできたのだから、運転手を攻めることはできないだろう。

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ヤツの最期は「事故死」・・・。
あいつは法で裁くことはできないから、これでいい・・・。



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一方、あっという間に「死」を受け入れた吉良吉影は
整形で手に入れた顔ではなく、本来の自分として
「幽霊」としての安穏な生活に興味を示しはじめていた。

その新しい生活の第一歩が、
ふたたび杉本鈴美を怖がらせることであることに、歓びすら感じているようだ。

だが、吉良吉影の魂が、
おとなしく、怯えて、後悔にまみれて、あの世へ行くわけがないことは
鈴美の想定の範囲内のことだった。

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アーノルドに襲われた吉良吉影はバランスを失い
絶対振り返ってはいけない小路でもんどりを打つように倒れた。

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お逝きなさい!吉良吉影

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かくして、悪の権化は闇の中へ引きずり込まれた。

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そこは、魂すら形を保つことを許されない、
吉良の魂が粉微塵となって無に帰される様子が描かれた。
原作にはここまでの描写はない。


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別れのとき。
15年もこの路地に縛り付けられてきた鈴美が、天に召されるときが来た。
邪悪な欲望で人の魂を汚辱し続けてきた元凶はもういない。
鈴美とアーノルドの魂が、苦しみ崩れるようなことはもうない。



第四部開始当初に書いたように、
本作はスタンドバトルという非日常を繰り返す、日常生活の物語だった。
杜王町というひとつの町の片隅で、いつの間にか始まり
いつの間にかひっそり終わっていた、決して小さくはない騒動。

杜王町が生んで杜王町に執着した吉良吉影という怪物によって
町は大きく傷つけられたが、人々の暮らしは変わらない。

承太郎とジョセフは帰国し、こうして皆それぞれの日常へ。


原作では描かれることがなかった
キャラたちのその後の「日常」が盛りだくさんのエンディングは嬉しい。

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正式にカップルとなった康一と由花子。
由花子は作った弁当・・・忘れてきてんじゃないか?

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猫草を引き取った虹村親子

グルーピーに惚れられてこその噴上裕也や
超スピードで原稿を執筆する露伴は相変わらずだ。

送電鉄塔と共存を続けている鋼田一豊大(仮名)までが登場したが
何人か描かれなかった者がいる。

死んだ人や入獄した音石明は仕方ないとして、
エニグマの宮本輝之輔は本になっちゃったからか。
でもアンジェロ岩は出たんだよなぁ。
ジャンケン小僧こと大柳賢が出てこないのはなぜかなぁ・・・。


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ちなみに、このシーンの広瀬母娘以外のモブは、

第01話で車の排ガスにむせていた村上のお婆ちゃん
第08話で間田敏和を最後に懲らしめたバイク乗り
第20話でエステシンデレラから飛び出してきた女性
第22話で吉良吉影の新たな標的となった女性とお茶してた友人
第29話で仗助のバイクにはねられかけたベビーカーの女性

こうして1999年の夏は、ほとんどの人々にとって
いつもの夏と同じように、あたりまえに過ぎていった。

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ジョジョの奇妙な冒険 part.4 ダイヤモンドは砕けない 完

長らくのお付き合い、ありがとうございました。
第五部のアニメがあったとしても、たぶんレビューはしません。


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年12月17日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #38「クレイジー・Dは砕けない その2」


コミックス 46巻04〜08章に相当。


今回は、ちょっと余談から:

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「猫草」こと「ストレイ・キャット」は、
仮死状態になっていた猫が、スタンド能力の発現と同時に
肉体の死滅、そして、そこに植えられた植物の肉体(?との同化(?などを経て
とにかく、なんだかよく分からない効果で
猫とも草ともつかない未知の生き物として生まれた。

ただ一つ間違いないことは、こいつは「スタンド」であるという事実。

だが「猫草」は、川尻しのぶや川尻早人にも見えているし、
猫草が放った空気弾も早人は視認できている。
これはすなわち「ストレイ・キャット」は、実体を持つスタンドだ、ということ。

実体を持つスタンドといえば、「力」の貨物船、「運命の車輪」の自動車、
「黄の節制」のスライム体(の変化)、「サーフィス(うわっ面)」の人形などが
これまでに登場しているが、どれも物質に取り憑き同化しているということらしい。
(チュミミンもそうなのかな・・・?

「猫草」の場合は、本体が瀕死で
自我がおぼつかないうちに植物に同化してしまったため、
植物っぽい実体に猫の精神を持ったスタンドが生まれたと考えることができる。

ただ、実体を持つスタンドの大きな欠点のひとつとして
「自由に出したり引っ込めたりできない」ということがあるのだが、
「ストレイ・キャット」の場合は、「猫草」自身が本体でもあるので、
引っ込めることなどできるはずがない。

そこで疑問なのだが

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「キラークイーン」の腹部に収納された「ストレイ・キャット」は
吉良吉影が「キラークイーン」を引っ込めているときは
いったいどうなっているんだ。

「キラークイーン」は、「ストレイ・キャット」が打ち出した空気弾に
触れることで、それを爆弾に変化させている。
腹部に収納したのは
「ストレイ・キャット」の活性化を司る日光量を調整するためであり、
ふたつのスタンドは、決して合体して進化したわけではない。

「キラークイーン」は実体を持たない幽波紋。
「ストレイ・キャット」は物質と同化した、実体を持つスタンド。
お互いスタンドなのだから、触れ合ったり干渉するのはわかる。
しかし、「ストレイ・キャット」は姿を消すことはできないし
ましてや吉良吉影の意思で出したり引っ込めたりなどできるはずもない。

「キラークイーン」の腹部がヴァニラ・アイスの「クリーム」の口のように
異空間につながっているというなら理解できないこともないが・・・。

そう仮定すると・・・なんだ・・・

お腹に「異空間に繋がるポケット」を持ち、そこに
「秘密の武器」を隠し持つ「ネコ型」のスタンド・・・と考えると面白いわな。

そもそも、スタンド能力のヒントは、
ドラえもんの「ひみつ道具」に着想を得ているという説もあるしな。



本編:

家屋に逃げ込んだ仗助と早人。
限られた狭い空間では不利と見た吉良吉影は踏み込んでこない。

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窓のない部屋の壁に身を潜めていたが、空気弾が背後の壁をすり抜けてきた!

前回のレビュー
石壁はともかく「鉄板でもすり抜けて自由に爆撃できる」根拠は何だ!?
と書いたのだが、
アニメでは、早人の背後の壁に、原作には描かれていなかったヒビ割れが。

やはり空気が通り抜ける隙間がないとダメだと、明確に設定しなおしたらしい。
まぁ、そりゃそうだ。


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吉良吉影は門より外にいるのに、空気弾は仗助を正確に追ってくる。

jojo-04DU_38d.jpg 仗助被爆。

しかし油断した吉良吉影の背後から、
仗助流「自動追尾弾」が命中。
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吉良吉影の目には「最後のあがき」に見えたガラスの破片の投擲には、
すでに固まって生体細胞ではなくなった「仗助の血の破片」が封じ込められていた。
「乾いた血の破片」が元の「乾いた血の塊」に戻ろうとすることを利用して
ガラスの破片をブーメランのように戻ってこさせた。
その際、敵に自ら近づくことで軌道を調整し

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「さっき飛ばした血のシミ」とも同化する作用で、吉良吉影に命中させたのだ。

うん・・・ちょっと無理があるね。

バラバラにした「血だったもの」同士がひとつに戻ろうとするのは分かる。
仗助の体を早人にを引っぱらせたのは、その効果を利用するためだものな。

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そして「さっき飛ばした血のシミ」ってのは、
前回空気弾を切り裂いた、血の「波紋カッター」のこと。
血の波紋カッターは、飛ばしたとき瑞々しい流れたての血液だった。

生きている仗助の細胞を治すことはできないのだから、
仗助の生体細胞ではなくなってはじめて、スタンドの効果を及ぼせるはず。
後から乾いて、今は同じような状況になっているとはいえ
ひとつの塊から別れたものでない限り、元に戻ろうと引き合うことはない。

もし、体から流れ出た時点で、もう仗助の生体細胞ではないという理屈ならば
ギリ、つじつまを合わせることはできる。

その前提の上で
血の波紋カッターを飛ばしたとき、その血の何滴かが手に残っていたならば
それをガラス片に封じ込めることで引き合わせることができるかもしれない。
(それでも血がついていた手が逆なんだが・・・

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しかし、どうにも「体外に流れ出て固まった血」に拘っている。
条件の分岐が血が固まる以前である以上、この拘りは適用されない。

まぁ異論はあると思うけど・・・
「さっき飛ばした血のシミ」云々は、ない方が良かったと僕は思う。

一説によると、第四部の連載終盤頃、
強くしすぎた「キラークイーン」をどうやって倒せばいいか
荒木先生も大いに悩んだという。

やっと見つけた光明、苦労が水泡に帰する絶望展開、
天が味方するかのような奇跡的挽回、
何度も何度も、切り返して切り返して、キレイに縦列駐車するように
荒木先生が苦悩した跡が、まざまざと見て取れる。

空気弾が壁をすり抜けるくだりは調整できたが
この不整合はアニメでも調整できなかったようだ。


〜閑話休題〜


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想定外の傷を負わされた。その反省も踏まえた上で放たれた
「キラークイーン」最後の一撃!(厳密には最後ではない

それを仗助は逆手に取る。

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吉良吉影に屋内の状況を伝えていたのは
早人のポケットに忍び込んだ吉良親父だった。

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仗助はその携帯電話を奪い取り、親父の方へと空気弾を誘導した。

父親を自ら爆破したことを聞かされた精神的ショックと
追い打ちにもう一発のガラスの破片に打ちひしがれる吉良吉影。

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瀕死の両雄、遂に射程距離に相対す。

ショートレンジの殴り合いは完全にクレイジー・Dの独壇場。
しかしパンチが届いたのは始めの数発だけだった。

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「ストレイ・キャット」が自らの防衛本能により
空気弾でパンチを防いでいたからだ。

これこそ吉良吉影にとっては千載一遇のチャンス!
超スピードで飛んでくるクレイジー・Dの拳はつかめないが
ゆらゆら浮かんでいる空気弾に触れることは簡単だ。

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トドメの接触弾。仗助にこれを躱す体力はもはや残されていない。
 ・
 ・
 ・
jojo-04DU_38o.jpg 億泰復活。
空気弾を削り取り、さらに「キラークイーン」から「猫草」を奪い取った。

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承太郎たちまでが到着し、
屋敷の爆発に消防や野次馬が集まりはじめた。

もはや人知れず、穏やかに事態を収束させることなどできない。
吉良吉影、万事休す。

次回:さよなら杜王町─黄金の心
いよいよ最終回だ!決着や如何に・・・!!!


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年12月10日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #37「クレイジー・Dは砕けない その1」


コミックス 45巻09・10章、46巻01〜03章に相当。

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猫草の空気弾で吉良吉影を殺す、早人の作戦は運悪くも失敗した。

そして、幾度か時間を繰り返した経験を活かして
早人が策を弄していることを知られてしまった。

これ以上同じ時間を繰り返させるのは危険と判断した吉良吉影は
このあと露伴たちの死を確認したら、
いったん「バイツァ・ダスト」を解除すると言う。

解除されてしまったら、その人物の死は過去の「確定した事実」となってしまい
その運命を覆す方法はなくなってしまう。

早人、万事休す。

この事態を自力で切り抜けるには「バイツァ・ダスト」が解除される前に
これまでに「バイツァ・ダスト」に殺された以外の誰かに事情を話すなどして
強引に「バイツァ・ダスト」を起動させ、もう一度8時前からやり直すしかない。

それができれば、早人も少しは冷静になる余裕ができるし、
吉良吉影は相も変わらず状況を把握していないままなので、
次回はより完璧に吉良吉影暗殺を実行できるはずだ。

いや、ひょっとすると一度失敗した暗殺方法は
何度やっても失敗する「運命」になってたりする・・・のか?
猫草以上の暗殺手法など30分では思いつかんか。・・・やはりムリゲーか。

ただ、仮に理論的に可能だったとしても、それをするには
吉良吉影に邪魔されず、誰かに真実を告げなければならないし、
それはすなわち、その誰かの死を見届けるということだ。
露伴の死をもう一度見なければならないことも、時間的に免れないだろう。
ストレスが半端ないな。


ところが・・・降って湧いた「僥倖」ッ!!

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余裕ぶっこいて、吉良吉影が自ら本名を名乗ったところに

jojo-04DU_37c.jpg 仗助到着。
今よおー、ブッたまげる『名前』をよぉ
こいつがしゃべったんだぜッ!


早人は、朝、
ダイニングで電話を取ったあと電話帳で調べた仗助の家へ電話をかけていた。
遅刻したと言っていたから、遅れないように。
事情を話さないように、コールだけ。

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確かに前回の世界線で、仗助は自分の名前を言っていた。
よく覚えていたものだ。


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身を守るために、やむを得ずキラークイーンを戻した吉良吉影。

「バイツァ・ダスト」は解除され、露伴や仗助たちが死ぬ運命は未確定要素となった。
早人の身体も、もうトラップではない。


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しかし、突然「空気」が火を吹き、億泰がやられた!

早人が吉良吉影を殺すために持ってきた猫草の空気弾を
キラークイーンが制御し、攻撃に利用したからだ。

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空気の弾丸を『爆弾』に変えて飛ばしたんだッ!

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しかも仗助が作ったバリケードで爆発することなく、すり抜けて点火した。


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キラークイーンの爆発は、触れたものを爆破するとは限らない。←わかる

「自由な距離」で爆撃ができるのだ!←わかる

石壁や鉄板でガードしようとも、すり抜けて自由に爆撃できる。…は?


たしかにさっきのバリケードは仗助の補修が甘かったのか隙間があった。
隙間があれば「空気」がすり抜けるのは理解できるんだが、
鉄板をすり抜けるってのは・・・何を根拠に言ってるんだろうか。
さっきはじめて使ったくせにな・・・。

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一応原作にも
「長所は空気の通る所どこまでも突き抜けてガードされず爆破できる」
って書いてあるんだが、あとで壁とか普通に抜けるんだよなぁ・・・



爆弾にされたかもしれない瀕死の億泰を、クレイジー・Dで治すべきか。

躊躇する仗助と煽る吉良吉影をよそに、
早人の機智、素早い決断と行動力が膠着した状況を動かす。

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おかげで、億泰は爆弾ではなくなったし
キラークイーンが爆弾を一発ずつしか起爆できないことがわかった。
しかし・・・

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ここまで粉々になってても「治せる」もんかねwww
ケガっていうレベルじゃねぇぞ。クレイジー・Dも成長してるってことか。

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そんなクレイジー・Dで傷を治しても、億泰は目を覚まさない。

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なんか爺ちゃんのときと同じようなキラキラ出てるし・・・!


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死んでなんかいるものかッ!
億泰は絶対に目を覚ますッ!!


ひとまず民家へ逃げ込む仗助。状況打開なるか。

次回:クレイジー・Dは砕けない その2



おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。


2016年12月03日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #36「アナザーワン バイツァ・ダスト その2」


コミックス 45巻04章中盤から08章に相当。

岸辺露伴を死なせてはならない。
あいつを倒せるのは「能力を持つ者」だけなんだ!!

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「運命」を変えるんだッ!

しかし・・・

「バイツァ・ダスト」は、吉良吉影の正体を知った事実だけを削除して
また同じ朝から再生される。
一度起こった「運命」の結果は変わらない

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かくして、早人と会ってすらいないにも関わらず
「露伴が爆死する」という「運命」だけが無惨にも履行された。

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今「バイツァ・ダスト」を解除すれば「露伴の死」は繰り返すこともない事実となる
原作になかった、分かりやすい解説ありがとう。

しかしまだ追跡者は来るはずなので、ブービートラップは解除しない。

なるほど。
僕がプレイヤーなら、ここで必ずセーブするがね。

平穏な生活のために完璧を求める吉良吉影らしくない判断ではあるが、
「バイツァ・ダスト」の優位性をまったく疑っていないのがよく分かる。


ところで、
「バイツァ・ダスト」の仕様を吉良吉影が熟知しているのはなぜだろう?

早人に仕掛けた「バイツァ・ダスト」で巻き戻された
元の時間で何が起きたかは、吉良吉影にも分からない。
ということは、唯一時間のループを自覚している早人の反応以外では
「バイツァ・ダスト」が起動したことにさえ気付くこともできない。

巻き戻ればその度初体験になるので、解除とセットを何度も繰り返し
少しずつ知識と経験値を積み上げるしか無いのだが
昨夜「バイツァ・ダスト」に覚醒してから朝8時までの数時間。
この短い間に熟知できるまで実験を繰り返したとも考えられない。

通常であれば、
追い込まれた状況で「うっかり早人を殺してしまった」という事実がなくなった、
「時間を1時間戻す能力」だけで十分満足するところだ。

だが、吉良吉影は「バイツァ・ダスト」の
実に複雑で、実にご都合主義な「真の能力」を詳細まで理解している。
この意味するところは、「バイツァ・ダスト」が
吉良吉影の求めに「矢」が呼応して生まれた能力であるということだ。

早人を殺してしまい絶望の中
「この状況を打開するにはこんな能力があればなぁ」と強く妄想した、とか

再び「矢」に刺された瞬間
「どうせ能力を授けるなら、これこれこんな能力で頼むわ」
頭のなかで細かくリクエストしたのか。

とにかく「バイツァ・ダスト」は、窮地に追い込まれたその瞬間の吉良吉影が
一番欲しかった能力そのものなのだろう。そうでなければ
「バイツァ・ダスト」の能力の真髄を吉良吉影が知っているはずがないのだ。


〜閑話休題〜

「バイツァ・ダスト」は吉良吉影を護るという点で、実に都合良くできている能力。
喋らなくても、書いてもダメ、黙っていても質問されればダメ。

jojo-04DU_36d.jpg
絶望に打ちひしがれていたら、
さらに四人、吉良吉影を追うものたちがやってきた。

もう、この人たち以外にあいつを倒せる者はいない。
この人たちを絶対死なせてはいけない。

jojo-04DU_36e.jpg それなのに・・・

jojo-04DU_36f.jpg 全滅。


三たび、7月17日(金)の朝へ

jojo-04DU_36g.jpg

露伴だけでなく、ほかの四人を救うこともできなかった。
もう術がない・・・。
五人の命はこの世界線でもあと1時間足らずで消滅するのだ。

あいつが死ぬか、気まぐれにでも「バイツァ・ダスト」を解除しない限り・・・

そう。前の世界線であいつはセーブを怠った。
あいつが死ぬか、何らかの方法で露伴が死ぬ前に解除させることができれば
その後に起こる事象は未確定のままだ。
五人を助け、吉良吉影を倒して貰うにはそれしかない。


川尻早人の決死の「覚悟」
母親と自分の身を守るため、人殺しの吉良吉影を殺す、と肝を括った。

一度起こった「運命」の結果は変わらない。
その「バイツァ・ダスト」の仕様を逆手に取って
この世界線の吉良吉影が知らない、これから起きる事象を利用するのだ。

jojo-04DU_36h.jpg そのための武器は手に入れた。

jojo-04DU_36i.jpg
計画通り、猫草の空気弾を撃ち込むことはできたのだが

jojo-04DU_36j.jpg 失敗したッ!!

露伴の死の刻は、もうすぐそこだ。

次回:クレイジー・Dは砕けない その1


余談だが:

これまでのジョジョでは、最終話の主題歌に限り
派手な効果音を充てたスペシャルバージョンになっていた。

だがそれ以外にも、第三部スターダストクルセイダースでは、
最終回の一話前のOPで、止まった時間の中をDIOが迫り、承太郎もまた動き出す
という特別な演出が加えられた。

本作では全39話と、残りあと3回あるにも関わらず、ここでOPに変化があった。

イントロが途中で巻き戻ると、突然終奏の映像から逆再生がはじまり
音楽は逆再生ではないが、リミックスされた特別なバージョンになっていた。

前回の話の中で明らかになった「時間が戻る」という特殊性が
もっとも現れているのが今回の話だから、今回限りの演出と見るべきか、
あと3回、ラストまでこのOPで行くのか、それとも
1回毎に益々ボルテージを上げていくのか。 期待して待ってみよう。


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年11月26日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #35「アナザーワン バイツァ・ダスト その1」


コミックス 44巻10章ラスト2ページと、45巻01章から04章前半 に相当。

前回、早人から宣戦布告を受けた川尻浩作=吉良吉影は、
予想もつかなかった展開に焦ったのか、

jojo-04DU_35a.jpg 早人を殺してしまった。

露伴が早人の存在に注目した今、もはや進退窮まったかに見えたが、
敵に背を向け怯えて暮らすことをプライドが許さない吉良吉影が、
絶望に打ちひしがれていると・・・

jojo-04DU_35b.jpg
「矢」がひとりでに、再び吉良吉影を刺した。


よく眠れなかった早人が朝を迎えると、

jojo-04DU_35c.jpg
前夜、正体を暴かれ、あれだけ狼狽していた川尻浩作がなんだかゴキゲンだ。
どうやら、新しく手に入れた「キラークイーン」の能力にご満悦らしい。

jojo-04DU_35d.jpg
通学路に待ち構えていた露伴が声をかけると、早人は逃げ出したので
まだるっこしいので「ヘブンズ・ドアー」で本にした。

jojo-04DU_35e.jpg 川尻浩作は「吉良吉影」!
やっと掴んだ重要な手がかり。

jojo-04DU_35f.jpg
しかしそこには大きな罠が仕掛けられていた。そしてッ!!

jojo-04DU_35g.jpg


早人は悪夢にうなされ、ふたたび目を覚ました。
しかし見たのは悪夢ではない。

jojo-04DU_35h.jpg
同じ朝を繰り返していたのだった。

そして、同じ朝を繰り返していると認識しているのは早人だけであり
「バイツァ・ダスト」の性能上、
吉良吉影ですら、繰り返す前に何が起きたかを知り得ないらしい。

昨夜、「バイツァ・ダスト」の能力が発現した瞬間、
時間は1時間戻り、早人を殺してしまった事実はなくなった。

クローゼットの早人の死体がなくなっていたことと、
吉良親父が同じセリフをもう一度言っていたのは、そのためだ。
この描写は、原作と少し違う。

おそらく荒木先生の構想も同じだったとは思うのだが
描写が足りないため、殺した早人が生き返った理由がいまいち分からなかった。

もしかすると、
この時点では、単に「時間を遡る」能力のつもりだったのかもしれない。
それならば、展開次第では
仗助の髪型のモデルになった「例の少年」の伏線を回収できた可能性もあるが、
それはこの際もういい。


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「ヘブンズ・ドアー」で読んだときに、未来のことが書かれていたことと、

jojo-04DU_35k.gif
二度目の朝に、早人が「何度も…変な夢を見て…」と言っていることから、

露伴以前にも、川尻浩作の正体を誰かに伝えようと試みて
誰かを殺して、すでに一度以上戻ってきたことが伺える。

理解しにくかった「バイツァ・ダスト」による終盤の展開が
かなり分かり易く改変されているようだ。これは有り難い。


jojo-04DU_35l.jpg
おまえは誰にも喋れないッ!
お前を探れる者は誰もいないッ!



吉良吉影が「バイツァ・ダスト」に目覚めた瞬間
たったひとり真実を知る早人自身が、
あろうことか、吉良吉影を守る最強の爆弾に変化させられた。

早人から何か情報を知った者は、自動的に排除される。
その、いちいち煩わしい記憶も、吉良吉影には残らないし
何度も失敗して他人が目の前で死ぬさまを見て、
吉良吉影に抗うすべなど無いと絶望すれば、子供の心などすぐに折れるだろう。

誰にも脅かされない平穏な生活が再び手に入った吉良吉影が
ゴキゲンになるのも無理はない。

次回:アナザーワン バイツァ・ダスト その2
悪夢はあと何回繰り返される?


余談だが:

原作と同じくペプシの看板が実際に登場し、エンディングには
「協力:サントリー食品インターナショナル」のクレジットが。

ギンビス「たべっ子どうぶつ」以来、2件目かな?こういう例は。
他のブランドやメーカーさんも、協賛すればよかったのに・・・


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年11月21日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #34「7月15日(木) その4」


コミックス 44巻03章〜04章と、07章中盤から10章まで に相当。

敵スタンドが背中に取り憑いてしまった露伴。

jojo-04DU_34a.jpg

背中を他人に見せると自分が死んでしまうし、見た人物に取り憑いてしまう。
スタンドの被害を拡げないためにも、露伴が死なないためにも
背中を見られずに何とかしたいのだが、
八方塞がりで、もはやどうしていいか解らず
信頼できる人物で、ほぼ唯一心を許せる康一に助けを求めた。

先日もハイウェイ・スターにヤラれたばかりだし、
こんな弱みを仗助に知られたくない。康一なら内緒で処理してくれる。
という邪なプライドも幾分か働いたのだろう。

ところが康一は、背中に憑いているスタンドを見せようとしない露伴に
「からかわれているに違いない」と疑念を抱く。

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写真の親父が本当にぼくたちを狙ってる。
だから先生にも何かあったんじゃあないかと思って急いで来たのに・・・


そう。
原作ではひとりずつバラバラに襲ってきたので、
この日の康一の気分は朗らかに通常営業だったのだが
アニメでは、吉良親父が突然、三点同時侵攻と攻勢を強めてきて、
ついさっきまで康一も仗助も敵スタンド使いと出会って死にかけていたのだ。

しかし、
そのせいで他人をかまってる余裕がないというならまだしも、

「先生にも何かあったんじゃあないかと思って急いで来た」
そこまでの可能性を考えながら、いざ話を聞いても信じないってのは
アニメの康一、ちょっとヒドいぜ。



とにかく露伴ひとりではどうにもならない。
助力を求めて外へ出る露伴。

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大きな道に人々が行き交う交差点を
通行人と背中合わせに渡るなど、衆目の白眼視に晒されながら
それでも露伴が外へ出たのには理由がある。

原作では、
喋るしか能がない「チープ・トリック」の攻撃を封じるために
耳を塞いだはいいが、そのまま疲れてウトウトした露伴に対し、

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なんと「チープ・トリック」が方方へ電話をかけ、
デリバリーや消防署員が駆けつけ、危うく背中を見られるところだった。

スタンドが物理的に受話器をつかめることも
一般人に「チープ・トリック」の声が聞えることも、
別に不自然なことではないが、残念ながらこのシーンはカットされた。

どのみちこのままひとりでいては、いつか疲労でやられてしまう。
だが、恥を忍んで、
さほど親しくもない承太郎に助けを求めるつもりになったのなら
承太郎に電話すればいい。
スタンドの件だといえば、承太郎は必ず話を聞いてくれるはずだ。

原作では、承太郎を待つその僅かな時間すら
一人でいることが危険と感じる演出があったため、
意を決して外へ出たのだが、アニメにはそれがない。

結果、露伴は承太郎のもとへ向かっていたのでは無かったのだが
それを読者(視聴者)に、より信じ込ませるためにも
デリバリーのくだりをカットしたことはマイナスだと僕は思う。

余談だが:

jojo-04DU_34e.jpg jojo-04DU_34f.gif
このロン毛のチンピラが振り向かないように書いた
「ヘブンズ・ドアー」の記述が原作と異なっているのは
原作のままだと、彼は一生振り向けなくなってしまうから。
・・・ではなく、
おそらく制限をもうけることで緊張感を残したのだろう。


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露伴のピンチに再び駆けつけた康一。

事実、露伴は救われたし、その判断と行動は尊敬すべきだが
康一の行動に感激した露伴の

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「やっぱり君は親友だった」には答えず。www

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気になったのも「ちょっぴり」がやけに強調されているし
何よりさっき「信じてくれッ!友達だろーッ!!」と懇願したときの

jojo-04DU_34j.jpg
この軽蔑の眼差しwww

やはり康一からの友情は無いようだ。

だが、康一の「エコーズ ACT3」でも
「チープ・トリック」を引き剥がすことはできなかった。
肉体と精神の疲労、絶望、諦念の淵に立つ露伴は

jojo-04DU_34k.jpg
気がふれたように背中を康一に向けた。

「チープ・トリック」は背中を見た康一に宿主を替えるべく
こちらを振り返る。しかしこの場所は・・・

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絶対に振り返ってはいけない、あの「謎の」小路。
「チープ・トリック」は「あの世」へと連れ去られた。



一方・・・

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あれだけ辛抱した殺戮衝動を、解禁してしまった川尻浩作吉良吉影。
その様子は、すべて川尻早人に目撃・盗撮されていた。

挙動のおかしい早人を問い詰めるため、風呂場で恫喝してみたら

jojo-04DU_34n.jpg
逆に宣戦布告されたでござる。
どうする、早人。いや・・・どうする吉良吉影!!!

次回:アナザーワン バイツァ・ダスト その1
さぁて… いよいよクライマックスだ!


jojo-04DU_34o.jpg
大倉美那子とその彼氏

前回登場したSWG財団の「杜王町の行方不明者」リストによると
美那子は父親とケンカして家出をし、交際相手の部屋に潜伏中。
母親はその所在を把握している。ということだった。

原作では、電車の中で川尻浩作と揉めるのが初登場で、
美那子が彼氏と同棲しているという事実はない。

アニメで、美那子について事前に情報を出していた理由は

jojo-04DU_34p.png
承太郎を、この現場へ来させるため。
完全に韜晦していた吉良吉影が、ふたたび行動を開始したと
気づかせるためだった。

そうなのだ。

・吉良吉影がふたたび動き出した。
・吉良親父が攻勢をかけたスタンド使いたちは悉く敗北し
・吉良吉影は、仮の息子:川尻早人に証拠を握られてしまった。


かつてない激動の一日。
それが1999年7月15日(木)という日だったのだ。
日付を強調していた理由が、やっとわかった。

ひょっとすると、この月に現れると、かつてノストラダムスが予言した
「恐怖の大王」こそ、吉良吉影=「キラークイーン」であると
あえて言及していない原作よりも、はっきり言いたいのかもしれないな。


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年11月12日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #33「7月15日(木) その3」


コミックス 43巻08章中盤から09章、
44巻01章から02章、06章中盤から08章中盤まで に相当。

jojo-04DU_33a.jpg
乙雅三 きのとまさぞうを騙して床の穴に落としてまで強引に見たものの、
あれほど見たい衝動を抑えられなかった乙の背中には何もなかった。しかし…

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次の瞬間、背中からは何かが飛び出し乙は死亡。
その攻撃をしたスタンド「チープ・トリック」は、露伴の背中に取り憑いた。


「チープ・トリック」は、乙雅三が吉良親父に矢で射抜かれて発現したスタンド。
しかし乙は「スタンド使い」ではなく、
ただ「チープ・トリック」の宿主としての存在でしかなかったようだ。

「チープ・トリック」は、背中を見られた宿主を殺して、
次々と宿主を移る「意志を持ったスタンド」。
そして乙が死んだ今、「チープ・トリック」は、自分の意志と能力で
露伴を新たな宿主とし、背中に取り憑いたのだ。

本来、本体が死ねばスタンドもまた死ぬ。
能力を発現させた乙が死ねば「チープ・トリック」も消滅するはずだが
新たな宿主からエネルギーを貰うことで生き続ける。

では「スタンドはひとりにひとつ」という原則について、
今回のように、次の宿主がスタンド使いだった場合どうなるのか。

「チープ・トリック」は、あくまで乙のスタンドであり、
乙が死んでもエネルギーが供給され続ける限り、自我があるので
スタンド単体で、不特定の人間に寄生して生き続けられるのかもしれない。

少し釈然としないが、生命体ですらない「刀」に取り憑いたまま
500年生きていたアヌビス神のような例もあるし、納得するしかない。

ただ、「チープ・トリック」は、

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露伴が吉良吉影捜索のために撮影した写真を焼き捨てろ、と言うのだが・・・

露伴がスタンド使いであり、承太郎と繋がりがあるということは、
なるほど確かに、すでに吉良吉影の知るところだ。
杜王駅で利用客を撮影する露伴に、撮られた川尻浩作=吉良吉影が気付いていたら
息子と合流した吉良親父が対策を練るのは当然のことだ。

とはいえ、「チープ・トリック」が、
吉良親父の目的に与する動機が、皆目見当がつかないんだな、これが。


一方その頃

jojo-04DU_33d.jpg
仗助の目の前に現れた「エニグマ」の少年。
手には康一を紙に閉じ込めたものを持っている。

少年は「康一の紙」を車道へポイ
紙が破れたら中の人間は死ぬかもしれない。

jojo-04DU_33e.gif jojo-04DU_33f.jpg
余談だが:そこへ走ってくる車
原作では四駆のRVだが、アニメではなぜだかハチロクだ。
原作にもハチロク描かれてるっちゃあ、描かれてるけど…

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康一の死の可能性を目の当たりにし戦慄する仗助は「恐怖のサイン」を出し
為す術もなく紙に引きずり込まれる。

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その紙は罠に違いないと分かっていたが、
万が一にも本物の康一である可能性があるなら助けないわけにはいかねえだろ!

お前の勝ちのようだが、おれを紙にしたならすぐに破かないと
もしここから復活することがあったら、てめーを殺すぜ!


仗助的には最後に本音をぶちまけただけだが
後半の呪いの言葉は「エニグマ」の少年に
前半の言い訳がましいが正直な強がりは噴上裕也の心に響いたようだ。

jojo-04DU_33i.jpg 噴上、奮起する。

数々のトラップをかい潜り、何とか包みを開くと
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仗助・康一の紙と一緒に封入されていたものはシュレッダー。
二人の紙が裁断されてしまう!

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「恐怖のサイン」を示してしまった噴上は「エニグマ」の餌食に。だが…

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自身も紙になったからこそシュレッダーに手を突っ込み
二人の紙を掴むことができた。

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原作では、三人の紙がくっついていたが、原理がよくわからないので
「ハイウェイ・スター」が掴んだことにしたようだ。

jojo-04DU_33n.jpg 仗助&康一、復活。そして…

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「エニグマ」の少年:宮本輝之輔、再起不能。

次回:7月15日(木) その4


さて、今回の宮本輝之輔のスタンド「エニグマ」。

かなりトリッキーで面白い能力だったが、設定がかなりガバガバだ。
第五部以降は、こういうガバガバな能力同士の戦いが増えるのが
実は、僕が五部以降にあまり馴染めない理由のひとつだったりする。

その人固有の「恐怖のサイン」
こういうサイコな仕掛けは、とても四部を象徴していてよい。大好きだ。
その「恐怖のサイン」を出させるために、
あの手この手で執拗にビビらせる粘着質な性格の悪さも、表現としていい。

だが、ティーカップや豚骨ラーメンや薬瓶、
ましてや炎や電流なんて、どうやって紙に閉じ込めたんだ?
いったい誰の「恐怖のサイン」が、どう機能すれば
そんなことができるというのか。

・・・と思ったら、wikipediaによると
あらゆる物を紙の中に閉じ込めることができる人型のスタンド。人間に対しては発動条件があり、個人が持つ特有の「恐怖のサイン」を、輝之輔が見抜いたうえで相手に示させることで紙に閉じ込めることができる。
・・・とあるな。

まぁ、確かにそうとしか考えられないんだが、
これ公式にアナウンスされてるのかね? 
なんだか釈然としないなぁ・・・

あと、自分自身も紙の中に自由自在に出入りしてるけど、
その原理はどうなってるんだろうか・・・自分は特別扱いか・・・。
たとえばヴァニラ・アイスがクリームの口の中に入っても平気なように。

釈然としないなぁ・・・。



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三つの事件と同じ頃の、原作にはない承太郎とジョセフの様子。

SPW財団の調査による杜王町の行方不明者リストにあるこの女性

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大倉美那子
原作ではただ「美那子」として登場する。

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「質問を質問で返すべきではない」という
荒木先生がどうやら気に入っているロジックが(たぶん)はじめて登場した
吉良吉影による被害者なのだが、

同日7月15日の午前に会社で、殺人衝動に耐える川尻浩作が描写されている。

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「抑えなければ… 今は…まだ…」

美那子の殺害がすでに原作通りに行われているのなら、
この禁断症状はある程度沈静化しているはずだし、いや、
それ以前に殺人衝動よりももっと重大な問題(この話はいずれまた)を
抱えることに、今頃なっているはずだ。

だが、この日の夕方時点で、
川尻早人はパパが別人である証拠をまだ撮影していない(おっとゲフンゲフン

彼女が殺害されるシーンは結構重要だと思うんだが、
回想として出て来るのだろうか。それとも全カット・・・・?

これから殺される気もしないではないが
家出していることが明らかで、潜伏先も分かっているのに
「行方不明者」とは言わないだろうしなぁ・・・

どうでもいいけど、短大1年で29歳ってのは何かの間違いだと思う。


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年11月05日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #32「7月15日(木) その2」


コミックス 43巻03章の終盤〜08章の半分まで、
44巻05章の中盤から06章中盤まで に相当。

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人間ひとりを捕らえて逃がさない鉄塔のスタンド「スーパーフライ」。
仗助の代わりに未起隆が捕らえられ、
元の住人だった鋼田一豊大(仮名)は、今や逃げようとしている。

しかし、われらが仗助は、未起隆を見捨てることも、
他人を騙して自分だけ助かろうとする非道の男を見逃すことも、
吉良吉影の手がかりをみすみす逃すことも許さない。

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豊大(仮名)が切断したワイヤーを修復して、二人の目の前に!


jojo-04DU_32c.jpg 豊大(仮名)の攻撃。

鉄塔に傷をつけることによる反発エネルギーが、反射を繰り返して襲ってくる。

初撃数弾はクレイジーDで弾き飛ばしたが、
元はナイフで切りつけた傷のエネルギーなので、
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言うなれば見えない斬撃が反射してどこから迫ってくるか分からない。

しかし決着はすでに付いていた。

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おれの「スタンド」は、破壊された「物」や「エネルギー」を直すッ!

そう。
見えない斬撃数発を弾き飛ばしている間に、傷のエネルギーを修復
すなわち飛んでくる斬撃を元の傷の場所へ逆行させていた。

つまり・・・

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いや、傷の場所に戻ってませんがな・・・

ってか「エネルギー」を直すって、初耳のような・・・。

傷そのものを物理的に修復すれば、そこから出たエネルギーは消失するだろうが
傷から発生したエネルギーを殴ったとて、傷へ戻る・傷が直るとは
ちょっと考えられない。
そもそも「エネルギー」を直すってのが、いまいち理解できないんだが
まぁ、感覚的なものは仕方ないのかなぁ・・・荒木先生だし。


この男はもともと他人が嫌で鉄塔に住み始めたが
「写真のオヤジ」の、外の世界での生活の面倒を見るという甘言にそそのかされた

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もう懲りごり、ずっと鉄塔の中に居たい。

アニメで豊大(仮名)が告白した事実はこれだけだ。

前回コメントで意見を頂いたように、
「やり飽きたビリヤードのように」鉄塔のエネルギー反射を知り尽くしているので少なくとも親父に数日前に射抜かれたスタンド使いではない、という疑いは甚だ濃く
豊大(仮名)が、いったいいつからスタンド使いなのかは、結局はっきりしない。

前回は「実は仕方なく生活してた」というセリフがカットされ
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そして今回は「今までこの『鉄塔』から出ることだけを考え、完璧に計画した」
というくだりが全カットされているため、

豊大(仮名)が鉄塔の外に出たかった理由が「吉良親父のそそのかし」だけに
なってしまっているのは、豊大(仮名)の人物像・バックストーリーを、
アニメ化に際し、ほぼすべて切り捨てた、ということだ。これは残念。

ただ、吉良親父の残した言葉が、
「息子吉影はすでに見つけた。これからは積極的にこっちから攻める番だ」
なるほど、今回の三本同時進行のエピソードは、
一つの不安が解消した吉良親父が、積極的に攻勢に出たことを表しているらしい。

その敵:吉良勢力のスタンスの変化を表すために、密度とテンポが優先され、
結果、豊大(仮名)の過去背景が薄っぺらいものにされてしまったようだ。
この評価は割れるんじゃないかな。(そうでもないかww



吉良親父が残したもうひとつの言葉

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「新手のスタンド使いが、今朝コーイチというスタンド使いを始末した」


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いなくなった康一を捜して、仗助は噴上裕也に助力を求める。

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あの男から『康一』と同じ臭いがする

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追いかけて肩を掴んだ瞬間、その男は仗助の母:朋子に姿を変えた。
「変身」ではない。男は居なくなり、代わりに朋子が現れたのだ。

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人間ひとりどっかから持ってくるなんて、承太郎だって不可能だ!
・・・いや、DIOは普通にやってたけどね。

姿を隠したまま、スタンド「エニグマ」は観察する。

人間が恐怖したときに無意識に出る行動。
一度確認したその「恐怖のサイン」をふたたび示させることで、

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「エニグマ」は、あらゆる物を紙に閉じ込めることができる。

jojo-04DU_32o.jpg
朋子の上着のポケットから出てきた紙
それを開くと・・・いったいどうなる・・・!!

次回:7月15日(木) その3

「チープ・トリック」については、次回まとめて・・・かな?


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。