2016年08月21日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #21「吉良吉影は静かに暮らしたい その1」


コミックス 37巻01〜04章の半分までに相当。

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自分で殺害した女性の、切断した手首を連れ(持ち)歩いている男、
吉良吉影は「彼女」との甘い私生活を満喫している。

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朝食も「さぁいただこうか」と言いながら、一人分しか用意していなかったが
「一緒に食べる」とはこういうことか。

几帳面な吉良吉影は無駄なことはしないのだ。
仮に用意しても「彼女」が食事を食べることはないのだし、
その分、彼が二人前消費するような無意味なこともしない。

だから時計や貴金属を買い与えても、食事は与えない。しかし食事を共にすることで、
妄想のコミュニケーションに満足することは出来るというわけだ。

装飾品は、実際に目に見える「彼女」を美しく彩り
妄想の「彼女」に喜んでもらう喜びと、自己満足の産物だろう。


切断した手首を持ち歩くという大胆な行動を日常としておきながら
そのくせ、というか、なればこそ必要以上に人目を気にする吉良吉影は
人の気配に「彼女」を隠す。

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ところが、すぐ側を偶然通りかかった重ちーが
自分が買ったサンドウィッチと間違えて、彼の袋を持ち去ってしまった。

その袋の中身は、
悪臭を放ち出し、そろそろ吉良吉影が興味を失い始めた女性(の手首)。
何が何でも、取り戻さなければならない

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中等部の体育準備室でひとりになった重ちーを追って来たものの
あとから来た仗助・億泰のせいで、危うく手首が見つかるところだった。

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なんとか無事袋を回収したと思ったのも束の間、
重ちーのハーヴェストは、すでに袋を見つけていた。

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そして、見てはいけないものを見てしまった重ちー

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人間の手首への驚きだけではなく、
吉良吉影の「不気味な雰囲気」を敏感に察知し警戒度MAXの重ちーに対し

jojo-4DU_21i.jpg 吉良吉影からの抹殺宣言。
ついに現れたスタンド:キラークイーン・・・って・・・





jojo-4DU_21j.jpg なんか違う・・・?

キラークイーンって、こんな中尾隆聖の声で喋りそうなデザインだったっけ

・・・ま、今回は、重ちーまったく愛嬌ないし、作画酷かったよね。


次回「吉良吉影は静かに暮らしたい その2」


さて、
いよいよ本格的に登場した第四部のラスボス:吉良吉影。

まだ作中で特定はされていないが、
15年前に杉本鈴美とその家族を殺害し、その後も人知れず殺人を続けてきた凶悪犯だ。

その殺人鬼・偏執狂としての片鱗は、仗助たちとニアミスした17話でも描かれ
思い起こせば第01話の冒頭でも描写されていた。

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今回冒頭で、吉良吉影が用意した朝食は、
第01話の「それ」と、トーストの厚みからサラダの盛り付けまでまったく同じ。
毎朝同じものを食べているとか、曜日毎に決まっているとか、
とにかく吉良吉影の几帳面な性格が伺える。

※彼の呼称について、「吉良」ではどうにもしっくりこないので
面倒くさいが、いちいち「吉良吉影」とフルネームで書くことにした。


彼が手ずから朝食を作り、
(いや、彼女が作っているか、もしくは一緒に作っているつもりなのかな)
懇意の女性(の手)と一緒に食べようとするこの描写は原作にはない。
吉良吉影の異常性をわかりやすくするために加えられた演出と見る。

そこで気になるのは、吉良吉影は15年もの永きに亘って
自らの猟奇殺人を、遺族にも警察にも社会にも気取られず
したたかに日常生活を送ってきたという現実だ。

杉本鈴美一家を殺した最初の事件以降は
それが「殺人」であったという痕跡すら残さず
周到に、完璧に、物的証拠はもちろん、状況証拠すら残さずに犯罪を犯してきた。

その吉良吉影が、アニメ第01話では(おそらく)被害者の家で朝食を作っている。
食器やランチョンマットに、下手すりゃカトラリーまで自前のものを持ち込んで
被害者宅のキッチンでトースターを使い、ガスを使いフライパンを振っている。

対象を密かに拉致し、密かに殺害するだけなら彼には容易だろう。
しかし、ここまでのことをして、何の痕跡も残さないようにするには、
事後に調理器具や食器を完璧に片付けなければならないことは勿論、
グラスがテーブルに残した露の輪や、トースターからこぼれたパンくず、飛び跳ねたかもしれない油までを念入りに拭き取り、さらには、会社員である彼が「普段通り」を装い、ラッシュ時の被害者宅から通勤する必要がある。
ただの「失踪」に対してであっても、日本警察は優秀だからな。
毛の先ほども疑いを抱かせてはいけないのだ。

だから、そんなリスクを吉良吉影が犯すとは思えない。

この演出は、近年その特性が少しずつ明らかになってきた「サイコパス」の、
だがしかし並大抵のサイコパスではない最上級の異常性を表現しているのだと思うが
「吉良吉影」という人物を描写する上では、その特性を見誤っている気がするのだ。

どうも、ビジュアル的に原作よりも若い印象があるので
その性格付けにもなにか変更があった可能性もあるとはいえ、
ジョジョのアニメに限っては、それは考えにくい。

その辺り、原作との違いを比較することに重きをおく当ブログでは、
特に踏み込んで考察していきたい。

追記:
「リスク」という点で、吉良吉影は「彼女」を会社にまで連れて行くという
多大な危険を犯している、という指摘があるようだが、
嫉妬深い「彼女」の、一時足りとも離れていたくないという我儘に付き合っている
という脳内設定によるものだろう。
連れ歩くその行為自体は、彼にとってリスク足り得ないのだ。

彼が言う「大胆な行動力」とは、日常それがバレそうになった場合の対処の話であり
現場に証拠を残すかも知れないリスクを犯すこととは、
まったく意味が異なるはずだ、と僕は考えている。



さらに追記:
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証拠を残さないという点で、原作の吉良吉影はこの突発的な非常事態にも
手袋を忘れずに対処しているらしい。(情報いただきました

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アニメでは迂濶にも・・・素手だな



おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年08月13日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #20「山岸由花子はシンデレラに憧れる」


コミックス 37巻07〜09章、38巻01〜03章に相当。

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山岸由花子は、最近落ち込んでいた。
原作と物語の導入が大きく異るのは、エピソードの入れ替えが原因だろう。

次回21話からの「吉良吉影は静かに暮らしたい」と
順番を変えられた理由は、また次回以降に改めて考えようと思うが
キャラそれぞれが持ち得る知識や、前提となる人間関係の影響で
この冒頭の演出が変えられたことは間違いないだろう。

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原作では、康一とはじめてデート?(二人で話)をしたオープンカフェで
独りたそがれる由花子に、ジョセフが「エステ・シンデレラ」の情報を与える。

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方やアニメでは、
自分と初デートをしたオープンカフェで、自分とではなく、
仲のいい友人と楽しく談笑する康一を、遠くから眺めるしかできない自分に
もどかしさや切なさを募らせる由花子の感情が、
原作以上に陰々滅々としており救いがない。


ジョセフに教えられた情報ではなく、偶然通りがかって自分で見つけた
「愛と出逢うメイク」を施す「エステ・シンデレラ」

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エステティシャン:辻彩は、スタンド使いだった。


「愛と出逢うメイク」を施された「由花子・改」
とにかく、メイクは30分しか保たない。
どうやってその効果を確かめるのかと思ったら、

jojo-4DU_20e.jpg すぐに康一と出会えた。
さっき見かけた由花子がすごく浮かない顔していたから
心配で捜していた、というのだ。
(先日はストーキングしてる由花子から走って逃げたくせにな。

僕は、実生活で「縁起」や「運」ってものをまるで信じないので
そんなふうに考えてしまうのだが、
そんな康一をにわかに心変わりさせるほど、
運の流れを引き寄せる(捻じ曲げる)スタンド能力、ということだとしたら
悪用されたらかなり厄介だ。


jojo-4DU_20f.jpg カフェ ドゥ・マゴ

原作では初登場時「れんが亭」だったカフェが
次から「カフェ ドゥ・マゴ」と名前が変わっている。

08話のレビューで説明した通り
康一と由花子の初デートに際して二種類の表記があることから
やはり途中で変更されたか、荒木先生が「れんが亭」と書いたことを忘れたか、
いずれにせよ原作においては「れんが亭」と「ドゥ・マゴ」は同じカフェである。

それがアニメでは「Rengatei」で統一されているのだから
「カフェ ドゥ・マゴ」というお洒落な名前のカフェは
アニメには登場しないのだろうと思っていた。

ところが、第18話の冒頭で

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カラッケツの仗助の財布に入っていたのは「ドゥ・マゴ」のレシート。
これは一体どういうことか?・・・と思ったよ。

おそらく・・・だが
「カフェ ドゥ・マゴ」とは実際にパリに存在する有名カフェである。
現在は東京にもその支店があるので、固有の商標を使うことによる
トラブルを避けるために「れんが亭」をそのまま使用したのだろう。
「れんが亭」という飲食店も実在するが、それはいくらでも回避できるし
フランスの有名店に訴訟を起こされでもしたらたまらない。
その手の国際問題は、三部OVAのときに懲りているのだ。

しかし
康一がさっきまで仗助たちとお茶していたカフェにもう一度入るのは不自然だ。
しかも、れんが亭には仗助たちがまだいるかもしれない。
ここへ来て、オープンカフェをもう一店舗用意する必要ができた。
「れんが亭」よりもお洒落であるなら、なおのこといい。

そこで実際の「ドゥ・マゴ」や原作では「DEUX MAGOTS」と表記するところ
アニメでは「de maigot」と表記を改めた。これで商標問題は起きないはずだ。



jojo-4DU_20h.jpg ドキ☆ドキ♡急接近!
しかし・・・

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タイムアップの30分で、スイッチが切れたように去ってしまう至福の時間。

康一のお腹が急に痛くなったのは、
ついさっき「れんが亭」でアイスコーヒー飲んできたのに
そこへチョコパフェを急いで食べたから、と、
由花子との急接近で極度に緊張したからだろう。
たぶん、シンデレラの効果が加味された影響はあっても、切れた影響ではない。

しかし、それが制限時間きっかりに起きてしまっては、
由花子としてはシンデレラの力を信じるしかない。


これまで叶わなかった「康一に愛される」という至福に溺れてしまった。
理想の愛を現実のものとするうえで何ひとつ譲りたくない欲深い由花子は
それ以下の愛ではもう我慢できない。
30分といわず、康一の愛を永遠に受け続けられる施術を、彩に強要する。

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シンデレラによって全身のパーツを換装した「由花子・改弐」

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爽やかで清潔、完全無欠な神聖性に優しく包まれたような美しさ。

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攻撃的なほどに、ほとばしる「魅力」を放出してくる原作と表現が異なるのは
彩が言う「愛に関して無敵の肉体」というのを由花子自身が
積極的に体現しているか、消極的に享受しているかの違いだろう。

結果、いくつかのトラブルに苛々させられたが

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由花子は康一の「心」と「唇」をゲット!本懐を遂げた。



ところが、由花子はその日以来康一の前から姿を消した。
「愛の全身メイク」を維持する口紅を30分毎に塗ることを怠ったため
由花子は、顔のみならず全身が崩れ始めていた。

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さしずめ致命的損傷で撤退を余儀なくされる「由花子(大破)」といった状況か。


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しかし康一は、目に見える由花子に恋していたのではなかった。
「由花子・改弐」の猛攻はたしかに康一の心を動かしたが、
そのせいで由花子を好きになったのではない。
由花子の強くて真っ直ぐな激情ともいうべき愛情と、タフな精神に
すでに好意を持っていたのだ。
康一は、今回のことでその自分の気持ちに気づかされたに過ぎない。


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辻彩は康一に免じて、由花子に最後のチャンスをくれた。

ただし「この中から選べ」と言った顔のパーツ群に
「本物はない」と見ぬいた場合だけ、という
実に底意地の悪い湯婆婆のようなラストチャンス。

悩んでも答えが出ないので・・・そのうち由花子は考えるのをやめた。

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康一が選んだ「顔」ならその運勢にも従える。

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もし間違っていたら自分の目を見えなくしてほしい。


最終的に、由花子の顔が元通りになったのは、彩のお情け。

彩はもともと、純粋に人を幸せにするためにエステティシャンになった。
シンデレラという絶大な能力を手に入れて、多少傲慢になったようだが
望みを叶えるために、対価を差し出すことは当然の道理なので、
それを患者に徹底して厳守させるのが彩の「魔法使い」としてのルール。

しかし自業自得の由花子はともかく、
そのルールのために、無関係の康一を不幸にする訳にはいかないし
元に戻りさえすれば、由花子も、康一の献身的な真実の愛に、
あとはもう「素」の自分で幸せになれると確信したからだろう。


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トニオと同じような孤高のスタンド使いがここにいた。

次回「吉良吉影は静かに暮らしたい その1」
いよいよ本格的にヤツが出てくるぞ。(今回もちらりと出てたけどな


ところで
今回多用されてる「ミュシャっぽいアール・ヌーヴォーな背景」・・・
なにこれ? 何を象徴してるんだろう・・・?


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年08月07日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #19「重ちー」の収穫(ハーヴェスト) その2


コミックス 36巻07〜10章に相当。

不要と思っていたハズレくじの山から500万円の当たりくじを見つけた。
その当選金を受け取るために

jojo-04DU_19a.jpg やって来たぜ、銀行へ!

宝くじが、はたして地方銀行で当選金を受け取れるのか、ってのが疑問だが
もっと違和感を覚えるのは銀行の名前だったりする。

ぶどうヶ丘銀行

「ぶどうヶ丘」とは仗助たちが通う高校の名前。
ってことは、杜王町のごく限られた地域の地名じゃないのか。

だが「◯◯◯銀行ぶどうヶ丘支店」ではなく「ぶどうヶ丘銀行」。
しかも「杜王駅前店」とあるので、当然他の地域にも本支店があることになる。
「ぶどうヶ丘」って何だ!?

・・・

逆に考えてみよう。

「ぶどうヶ丘」とは、たとえば財閥系複合企業の名称で
仗助たちが通う学校は、その系列の私学なのではないか。

う〜ん・・・結論でないな。ま、いいか。



高額当選金が現金で受け取れるのは3日後だが
とりあえず500万円の「現金手形」を手に入れた3人。
しかし、重ちーはやはり・・・

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やったァー!オラの500万円だぞーッ!!!

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折半の約束なんて知らない。
友達として、せめてもの「情け」として2万円やるよ


あぁ・・・これはいけない。
後々のことや、付随する様々なことを考えず、目先のカネだけを惜しんで
友達を裏切る人は、いつか同じ目か、もっと酷い裏切りを受けるものだ。
仲間内でコレはいけない。

しかし、重ちーは、あんまり言葉ではっきり書きたくはないが
そういう知恵が回る「おりこう」ではない。むしろ「一本足りない」子だ。
浅はかな短絡的行動に至るのも無理はない。

ただね、

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3人で分けんのが惜しくなったなんて、通用しない金額だよなあ〜〜

いや、金額で態度を変えたのはお前も同じだ、仗助。

「この金額だから今度は許せない」という理屈は、
「高額だから分けるのが惜しくなった」と、根っこは同じで、
決して理論的でも理性的でも合理的でもない。
「二度目は許さない」という理由なら納得できるが。

しかしそれでも

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重ちーを「小遣い」かせぎにちょっくら利用しようと思った自分を
反省するべきと考えることができるし

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ちょっと「力づく」にはなったが
恨みっこ無しで、はじめの約束通りにしよう、と纏めた仗助はまだエライ。

しかし、言葉と態度を翻す重ちーにキレた億泰が
ぶん殴って手形を奪ったことで、重ちーは何かのスイッチが入ってしまったようだ。

まぁ、重ちーのキャラクターを見れば、いじめられっ子だった可能性が十分考えられ、
暴力で蹂躙される、屈服させられることに、何かトラウマがあるんじゃないかな。
それでも
スタンド能力を手に入れても、それをいじめっこへの仕返しなどに使わずに、
誰も困らず自分だけが得をする「極めて平和的な使い方」をしていたことが
重ちーの本来穏やかな性格を物語っている。

だが「大金を払いたくない」気持ちと、殴られたことに対する怒りが
ハーヴェストを暴力的に使うことに繋がったのだ。
ときに、いじめられっ子の爆発は手がつけられないことがあるというが、
仗助たちとの出会いは重ちーにとって、ある意味不幸なことだったのかもしれない。


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それ以上追ってきたら・・・殺すぞ!

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大群で襲いかかり肉を削ぎ落とす

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ビル屋上で足場のナットを外す

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血管に直接酒を注入
どれもこれも、マジで殺しにかかってる。


しかし所詮は考えの浅い重ちー

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近づきすぎて、ザ・ハンドに手形を奪われ、

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いつでも元に戻せる仗助にビリビリに破かれた。
もう重ちーひとりでは500万円を手に入れられない。

億泰と仗助の連携プレーに、すべての優位をひっくり返されてしまった。



なんというか、今回のお話は、最初から最後までスッキリしない。

それは、社会正義とか人類愛などに関わることなく
自分勝手で反社会的な行動に絡んだ、実に偏狭な考えに基づく、
精神的に未熟な若者どうしのくだらない揉め事だからだ。

そもそも、
拾った宝くじを「自分のもの」として当選金を受け取ることは、
拾得物横領罪に当たる。

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原作の「オレたちはぜんぜん悪いことはしてない!」
というセリフが削除されているのが、
犯罪行為の正当化に繋がるからなのかどうかは分からないが
どう言い訳しようとも、彼らの今回の行いに正義はない。

あくまでも、内輪の揉め事を彼らがどう纏めたのか、という話なのだ。


重ちーの行動原理は「欲」と「恨み」であって、決して「悪」ではなかった。
しかも重ちーは、頭が少し残念な中学生。
ぶっ飛ばして、暴力で懲らしめて、物語の決着とするわけにはいかない。

そのための「お勉強タイム」。
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多少は怖い思いもさせるが、
言って理解できない相手には体に覚え込ませる、というのは躾の常套手段。
(暴力的に〜ではなく、条件反射できるように〜という意味だが。

そして、噛んで含めるように言い聞かせるうち

jojo-04DU_19o.jpg 理解した。


今後のこともあるし、
ここで重ちーが自らの過ちに気づくことが必要だった。
そうでなければ、言い聞かせている仗助と億泰が
弱い者いじめしている人で終わってしまうからだ。

仗助たちが未熟と言いきってしまえば、
このドタバタも魅力だし、とても第四部らしいとは思うが・・・
カタルシスのない、なんともスッキリしないエピソードだったわ。


余談だが:
荒木先生が一番好きなキャラは、この重ちーだそうだな。
今はどうだか知らないが。


次回「山岸由花子はシンデレラに憧れる」
おや?原作とエピソードの順番が違うな。


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年07月30日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #18「重ちー」の収穫(ハーヴェスト) その1


コミックス 36巻04〜06章に相当。

仗助は金欠に悩んでいた。

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あのクソじじいのせい!とは、
アニメ第13話で現金を持っていなかったジョセフに
ベビー用品を買うためにカードを使わせたことだが、
使った13万はすでに弁済されており、ジョセフのせいとするには無理がある。

ジョセフに使わせたのはクレジットカードだったようなので
銀行口座の残高以上の高額な買い物ができてしまったのだとしても
弁済された13万円は、
一時的に仗助の口座に入れられようとも、右から左へ引き落とされるもの。
「ちょっとぐれー使ってもいい」ハズがない、1円たりともな。
感覚がマヒとかそういう問題ではない。

それをこういう風に考えるということは、
13万以上の金額を貰ったということさ。例えば「迷惑料」という名目などで、
ジョセフも仗助に小遣いを与えるチャンスが欲しかっただろうしな。

引き落とされる予定がある13万より少しばかり余計に貰ったのなら
「ちょっとぐれー使ってもいい」と考えることも理解できる。
いずれにせよ、どう考えてもジョセフのせいではないが、
「他人のせいにしてしまいたい」気持ちはわからないでもない。

そういう等身大で下世話な悩みを抱える身近なキャラクターたちが
主人公であることも第四部の大きな魅力といえるのだが、
前回は、内容的にも、今後の展開においても、すごく緊張した話だったので
こういう弛緩しきった導入部は、実に巧いと思うね。



ATMの下から1円玉を拾って逃げた謎のスタンドを追うと
たくさんのスタンドに硬貨を集めさせている少年に出会った。

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矢安宮重清(重ちー)とハーヴェスト

重ちー役の山口勝平は、三部のエテ公に続いて二役目。
一人の声優が複数のスタンド使いを演じるのは、はじめてではなかったか。


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はじめて自分以外のスタンド使いに出会った嬉しさに
精一杯の自己紹介をする重ちーをよそに
仗助と億泰の意識は「現金」に釘付けだ。

正義の味方vs.悪の秘密結社のようだった三部の戦いとはまるで異なり、
四部はスタンド能力を自分のために使うキャラクターが多い中、
ここまで自分のためだけに能力を使う者も珍しい。

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考えもしなかった「スタンド能力を使った小遣い稼ぎ」。
しかも誰にも迷惑がかからない。

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厳密には、たとえ1円であろうともネコババすれば犯罪に当たるそうだが
交番のおまわりさん判断では、100円未満(500円という人もいるらしい)は
いちいち届けなくていいと言われるケースがほとんどだそうだ。

なんとも羨まけしからん。
重ちーは同じスタンド使いの仲間として、集めたお金を半分くれるというが
それにホイホイ飛びつくのは仗助のプライドが許さない。
正しくは「中学生にお金を恵んでもらう」ことに抵抗があるのだろう。
しかし「もっとたくさんの分け前を、
重ちーと対等の立場で受け取る」作戦をひらめいた仗助。

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今よりもっと稼げる作戦の「アイデア料」として、
稼ぎの半分を仗助と億泰に分配するよう約束させた。



jojo-04DU_18g.jpg その作戦とは
カメユーデパートのブルースタンプをはじめとする
各種商店発行のサービス券や補助券を集めてくるというもの。
たしかにこの手のシールなどは、
集めずに捨てたり、集めている間に紛失したりすることが多い。

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お洒落にこだわる仗助の革財布に、こういうサービス券が
何種類も突っ込まれているのは、あまり想像したくないが
自分が常日頃集めているからこその発想なのだろう。



jojo-04DU_18i.jpg もうウハウハ

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仗助家おぬしも悪よのぅ〜


そして待望の戦果、カメユーのシールは

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61500円に換金できたのだが・・・



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はい、分け前の1万円だよ…
あまりに高額の現金を実際に手にしたことで
約束の分け前を払いたくなくなったらしい重ちー。

こいつはグレートに困った・・・

仗助も納得はいかないが
精神的に未熟な重ちーを小難しい理屈で言い伏せても後味が悪い。

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ここは1万円でも手に入ったんだからひとまず良しとして
「今回は」おれたちが大人になって引いてやろう。
次からは、重ちーにも少しずつ理解できるようにすればいい。


仗助の計画にはなかったが、億泰がハーヴェストに集めさせた
お年玉付き年賀はがきや福引券。

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当たったら今度こそ半分もらうかんな!
いいよ、半分ね。 ←言質取った

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その中にあった宝くじが当選!500万円!!

jojo-04DU_18p.jpg ゴゴゴゴゴ
しかし、精神的にガキな重ちーは・・・

次回「重ちー」の収穫(ハーヴェスト) その2


余談だが:

途中、億泰と知らない少年を見かけたが
自分をストーキングする由花子の姿に気づいた康一が
億泰に声をかけずに逃げるという、原作にはない描写があった。

重ちーの次の次のエピソードで
由花子の恋心は再燃するのだが、そのネタ振りにしては、少し早くないか?

ま、次のエピソードは今回とうってかわって「真面目」で重要な話なので
そこに差し込むのは難しかったと思うけど・・・
そういや、由花子は初登場のときもフライング出演してたな・・・



おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年07月27日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #17「岸辺露伴の冒険」


コミックス 35巻09〜10章、36巻01〜03章に相当。

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街中で岸辺露伴に再会し、
驚きとともに、昭和のマンガチックなポーズで身構える康一ww。

露伴は「もう君に危害を加えるわけないだろ?」とサラリと言うが
そう信じてもらえる自信はどこから来るんだ。

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原作では、仗助に酷い目にあわされたのでもう懲りごりだ、と
付け加えられているが、アニメではそのセリフがカットされているため、
ヘブンズドアーを使いたい衝動はあるが我慢しているのだ、とも考えられず、
変人:露伴を信じられる要素がどこにもない。

となると「もう危害を加えるわけがない」=「常識的考え」と、
創作者としての興味や好奇心だけで、他人に危害を加えてはならない
のように、露伴が考えを改めたことになる。それこそ信じられない。

その後に

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康一には尊敬の念を持ち「気が合いそうだ」と感じていることを告白。

人嫌いの露伴が、気を許せそうな貴重な人物に、
危害を加える(嫌われる)ようなことを、自重することにしたのは理解できるが
それを前置きしなければ、同意を得られるはずもない。

しかも、この告白は「それに」から始まっていることからも分かるように、
康一に危害を加えない話とは文脈が別だ。
むしろ、こっちが露伴の言いたい本文だろう。



jojo-04DU_17d.jpg 地図にない道

康一が考えたような「地図の間違い」として切り捨てるのではなく
このちょっとした奇妙な体験に「踏み込みたい」「解明したい」と、
露伴の好奇心が、またぞろ鎌首を持ち上げた。
結果として、ただの地図の間違いだったのなら、
それはそれでスッキリして良いと考えたのだろう。


一見普通の路地は、地図に載っていない家ばかりが並び
人の気配がまるでない。

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路地を進むと、一度通った場所へ辿り着いてしまったふたり。
ここで、原作では「はてな」と思いながらももう一度ループし、

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怖くなった康一が来た道を駈け戻っても、また同じ場所に来てしまう。
そこではじめて、露伴が「何者かによるスタンド攻撃」を疑いはじめるのだが
随分と省略したなwww

ちなみに
踏みつけられた犬の糞からは、それがつい今しがたひり出されたかのように
湯気が立ち上っているが、これは余計だった。
時が止まったかのようなこの路地において、
犬の糞だけが時間の経過を感じさせるのであれば、その仕掛けには理由が必要だ。
糞は特定の場所をわかりやすくするためのアイコンでしかないのだ。


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不思議な路地で出会った少女:杉本鈴美
スタンド使いではない。

露伴のヘブンズドアーは、肉筆原稿でなくても
指の軌跡でキャラクターを空中に浮かび上がらせることができるようになった。

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原作では顔だけだったが、全身が見えるのは
キャラクターの存在感がそう見せていると考えよう。
だから「マンガの表現の凄さ」が理解できない仗助には通じないのだろう。


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15年前に起きた一家惨殺事件
鈴美はそのとき殺された被害少女の幽霊だった。
この路地は「あの世」と「この世」の境目で、ふたりは
スタンド能力を呼び水に、鈴美と波長が合ったために導かれたのだという。

鈴美の話はこうだ。

鈴美とその家族を惨殺した犯人は、
15年経った今も、この杜王町で密かに殺人を犯し続けている。
同じ被害にあった「魂」があの世へと飛んでいくさまを見続けてきたが
幽霊である自分には何もできない。
大好きな杜王町の「誇り」と「平和」を、今生きている人間が取り戻してほしい。


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鈴美のおかげで、ふたりはなんとか元の通りに戻ってこられた。

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死者である鈴美の案内なしに出ることができなかったこの迷宮は
「あの世」と「この世」の境目。
振り返ると魂をあの世へ引っぱられるというのは
イザナミの黄泉平坂や、旧約聖書のロトの妻のエピソードなどに類するものだろう。

ジョジョではじめて描かれる「死後の世界」「死者の世界」。
その詳細な「仕組み」が結局解き明かされないのも、
「人にはどうにも抗えないこと」らしくていいと、僕は思っている。


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後日、鈴美の証言の裏を取るべく杉本家の墓を訪れた露伴は
寺の和尚から衝撃の事実を告げられた。

事件当夜、当時4歳の露伴は、家族で縁のあった杉本家に泊まっており、
くだんの一家惨殺事件を逃れた唯一の生き残りだった。
しかも、犯人から露伴をかばい、逃がしてくれたのが鈴美だった、という。


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そして、仗助たちとニアミスした謎の男こそ・・・


次回「重ちー」の収穫(ハーヴェスト) その1



余談だが:

鈴美がふたりに勧めたポッキー
アニメと原作ではパッケージが異なっている。

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アニメに登場のものは1998年にリニューアルされたもので
原作のデザインは、1974年から幾度かのマイナーチェンジをしながら
長らく使われたパッケージだ。

本作の舞台は1999年なので、当時販売されていたのはアニメのデザインのもの。
しかし、原作は1993年に執筆されたので古いデザインで描かれていたのだ。
おそらく、アニメではそこら辺を考慮して描かれている。

しかし待て。
そうなると鈴美は現行の商品を、どこかから持ってきたことになる。

鈴美はこの路地から移動することはできないが、
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表通りのオーソンで新聞を読んでいるらしい(アニメではカットされている)ので
なるほど、商品を持ち出すことは可能かもしれない。

だが、鈴美がそんなことをするだろうか。

そりゃあ彼女の身の上に起きた凄惨な事件に比べたら
実にちっぽけな犯罪とはいえ、

大好きな杜王町の「誇り」と「平和」を取り戻したいと15年間願い続ける鈴美が
平然と万引きをするとは、少なくとも僕は考えたくない。

ポッキーには露伴も触れることができたが、
幽霊である鈴美にも触れているので、それが実体か幽体かは気にしなくてもいい。

然るに、このポッキーは事件当時から鈴美が持っていたものと考えるべきだろう。
だとすれば、パッケージは原作のままでよい。
アニメスタッフは、ちょっと考えすぎたんじゃないかと思うね。

折れるんだから、食べればきっと無くなるだろう。
しかし鈴美は幽霊だから腹が空かない。
このポッキーは、食べないままずっとその状態で鈴美の手元にあったのだ。
そして、もともと事件当夜に一緒に食べるつもりだった露伴にだからこそ
振る舞ったと考えた方が、ロマンがあってよい。

僕の方こそ、穿って考えすぎかねぇ・・・?


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年07月24日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #16「狩り(ハンティング)に行こう!」


コミックス 35巻04章〜08章に相当。
一週間遅れで申し訳ない。


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承太郎の衣装が変わった。

「星」ではなく「太陽」と、
海洋生物の研究者らしい「イルカ」をあしらったデザインは、ほぼ原作通りだ。


今回は「ネズミ狩り」に出かける承太郎と仗助。

それは試し撃ちだったのか、戯れだったのか、
チリ・ペッパー:音石明は「弓と矢」でネズミを射たという。

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結果、スタンド能力を身に付けた野生の害獣が誕生した。
理性のない獣だけに、何かが起こる前に
なんとしても捕獲、もしくは退治しなければならない。

相手は野生の獣、すばしっこいネズミだ。
捕獲するにも、倒すにも、
スタープラチナやクレイジー・Dの攻撃が届く前に逃げられる。

そこで考えられた戦法が

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超速で「ベアリング」を飛ばし、遠距離から狙撃するというもの。

精密な動きを得意とするスタープラチナならではの発想だが
仗助のクレイジー・Dも、負けないくらいの精密さを持ってはいる。
ただし邪念やプレッシャーに影響されなければ…だ。


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ネズミ本来の生態や、個体の特性、痕跡から
敵を的確に分析、追跡する承太郎。
本職は海洋生物の専門家らしいが、動物全般に詳しいのか
この「狩り」のために、つぶさに調べてきたか、とにかく穴のない頼もしさだ。

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ネズミが根城にしていると思しき家屋で、ネズミに遭遇した仗助。
仗助が第一射でネズミの脇腹を傷つけたから、スタンドも側面を欠損している。

少し余談だが:

例えば、第三部に登場した「皇帝(エンペラー)」のデザインはリボルバーだった。
スタンドは精神で生み出す力なのだから、拳銃の場合オートマチックや、
あるいはメカニズムなどよく分からない「空想銃」である方が
装弾数や威力の点で有利となるべきところ、あえてリボルバーだったのは
ホル・ホースが持つ「拳銃」のイメージがリボルバー以外なかったからだ。
(細部のデザインはデタラメだったが・・・

「趣味」というか「美学」というか、
そこにはホル・ホースの人間性が現れていたはず。

では、このネズミのスタンドはどうか。
ネズミに美学や哲学などあろうはずもないが、高い知性は持っていたようだ。

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闘争心と人間への恨み・畏れが具現化したものとして、
砲台というのは、極めて攻撃性が高いながら、
相手を近付けさせない慎重さと臆病さをも感じさせる。
ネズミという生物の特性をよく表していると、やや強引に考えることもできる…か?

しかし、形状としては、本来もっと生物的なものであるべきで、
「撃鉄」らしきパーツまで精密に機能しており、
これだけギミックを凝らした「機械」が、獣の精神から作られるというのは、
これはもう違和感どころの話ではないのだが

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そこのところに唯一突っ込んだ、仗助の
「ネズミにしてはメカっぽい「スタンド」だがよーっ」というセリフが
カットされているのは、
アニメスタッフは、ここに違和感を覚えなかったということなんだろうか。


音石が射抜いてからの時間的に考えて、
すでに繁殖したということはあり得ないそうだが、
しかし同じ能力を持ったネズミが、なんと二匹いた。

同じ能力のスタンド使いが二個体存在するのは極めて異例。
これはネズミが人よりも、言うまでもなく文化的に極めて劣っていることや
本能に沿った行動のみを二個体で常に一緒に行ってきたことによる
下等生物であるがゆえの、個性の連動・伝染、群体化が原因と考えられなくもない。

いやぁ、相手が人間じゃない分、余計に色々と妄想できて楽しい・・・


一匹は仗助が倒したが、もう一匹が外へ逃亡。
警戒したネズ公は、もはやベアリングが届く距離までふたりを近付けさせはしない。

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そこで登場するのは、新兵器
ライフルの実弾。ガチに殺しにきたね、これは珍しい。

これまで人間同士のスタンドバトルでは、例外もあるが
基本的には、スタンド能力による真っ向ガチンコバトルだった。

それは「正々堂々」とかいう類のものではなく
異能の力を身に付けた者が、その能力が如何にすばらしいか
如何に他人よりも優れているか試して証明したいという
衝動、欲求あるいはプライドに起因するだろう。

しかし今回の相手は、拳を交わしても通じる魂など持たず
スタンド使いの矜持”のようなもの”など持つはずもない獣、
「力(ストレングス)」のエテ公よりもはるかに下等・・・
承太郎が言うように、この地球上にもはや生きてていい生物ではないのだ。


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毒針を飛ばし、対象物をドロドロに溶かすスタンド。
潜んでいる場所を特定するには、ひとりが囮となり、一発撃たせるしかない。

もしも毒針を食らってしまった場合の治療を考えると
仗助を囮にする訳にはいかない。囮になるのは承太郎。

jojo-04DU_16j.jpg 仗助が撃つのだ。

何時如何なる時でも冷静で的確、頼りになる承太郎と比べ、まだまだ半人前で、
今回はあたふたとカッコワルイ所ばかりだった仗助が、クールな戦略で魅せた。

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必ず見ると思ったよ!体をこっちへ向けて…

冒頭の勘違いデレデレからはじまり、
プレッシャーにビビりまくり、お気に入りの靴をうっかり水溜まりに落とし、
あげく、ネズミの罠にはまり手を挟まれる。
自分でも「今回マヌケなのは俺だけですかァ?」と認めているが

これらはすべて承太郎が仗助を、信頼に足る戦力と認めるに至る前振りだった。
いざ、肝が据われば頼りになる男、仗助。


「人間が自ら招いた自然からの反乱・自然破壊のツケ」というのは
70年代のSFやアニメによく見られたテーマだ。
「進化しすぎたコンピュータの反乱」とか、もう見飽きた気がするので
たまにはこういうのもいい。

そういや「異常進化したゴキブリの反乱」ってのがあったな、つい最近・・・
じょうじの奇妙な・・・いや、なんでもない・・・

次回「岸辺露伴の冒険」


上で述べたように、
今回の仗助のマヌケっぷりはすべて結末への「ネタ振り」だったわけだが

冒頭「狩り(ハンティング)に行くから一緒に来てくれ」
という承太郎の突拍子もないセリフに、
「ハント」という言葉から、ナンパをしに行く相棒に誘われたと勘違いした仗助。

これはボケではない。
精一杯頭を回転させた結果、「ガールハント」しか連想できなかったのだ。
仗助にとって承太郎は、血縁上は「甥」だが、現実は「頼れるアニキ」。
いまいち素性が知れないアニキの私生活を垣間見て
仲良くなるチャンスと思ったか、
それとも、思春期の異性への淡いあこがれの相談をしようと思ったか、
あわよくば、おいしい思いができるとでも思ったか。
ともかく、仗助は承太郎の言葉を一瞬で「そう」理解した。

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で、返す言葉が「オレ純愛タイプだからなぁ」・・・ちょっと待ってほしい。

仗助が、純愛タイプなのは、ある意味当然だ。
婚外子で苦労した母親や祖父を見て育ち、家族の絆を大切に思っているからだ。

しかし、一方の承太郎は、四部の作中では語られていないが
このときアメリカに妻がいて、すでに除倫が生まれている。

単身日本へ来ている承太郎が、ナンパをしに行くとあれば
仗助ならば軽蔑するに違いないのだ。
こんなヌルい反応が返ってくるとは・・・

まぁ、単純に既婚者だと知らないんだろうなぁ・・・
読者も知らなかったもんなぁ・・・


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年07月09日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #15「漫画家のうちへ遊びに行こう その2」


コミックス 34巻09章中盤〜35巻03章に相当。

康一の「記憶と体験」のおかげで、創作意欲が湧きだして止まらない露伴。
恐ろしいスピードと驚くような斬新な手法でみるみる原稿を仕上げていく。

jojo-04DU_15a.jpg jojo-04DU_15b.gif
「ピンクダークの少年」のそのコマは
明らかに原作の絵を下敷きにしているが、原作よりもクオリティが高い。
しかも、見事に荒木(露伴)テイストになっている。

ああ、ひょっとして・・・ 
三部のときに「背景線画」として鬼窪浩久氏の名前がクレジットされているのが
「どこのことだ?」と話題にしたことがある。

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四部でも引き続き「背景線画」に滝れーき、鬼窪浩久、と
三部と同じ二氏がクレジットされているんだが、

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前回と今回は、それとは別に「露伴原稿制作:滝れーき」とあるな。

え…え!! 何!? どゆこと・・・???

少し余談になるが:
鬼窪浩久氏は、かつて荒木飛呂彦先生のアシスタント経験を持つ
現在では主に青年漫画で活躍中の作家さんで、
滝れーき氏とは、何者か僕はまるで知らないのだが
鬼窪浩久作画による青年漫画の「原作者」としてタッグを組んでいた人だ。

調べてみると、滝れーき氏も自身で作画する青年漫画家であるようだが
絵柄の印象は鬼窪、荒木、岸辺露伴のいずれとも合致しない。

いったい、なぜこの人が荒木テイストの絵を描けるんだ?

いや、そりゃ確かに世の中には、田中圭一とか喜国雅彦とか村田雄介とか、
他人の絵柄を上手に真似ることのできる漫画家がいるけど、
仮に滝氏がそうだったとしても、これはどちらかと言うと、
作品の経緯を考えるに、鬼窪氏がやるべき仕事ではないのか。
別にこのためだけに鬼窪氏を招聘しろと言うのではない。
鬼窪氏も本作に参加しているのだから
その「縁」をないがしろにするべきではないと思うのだが・・・。

ここでひとつ、ひょっとして・・・
滝れーきとは、絵柄を使い分けるための鬼窪氏の別名義ではないのか?
という妄想が湧いたが、いや、それならなおさら
露伴原稿は鬼窪名義で描くべきだろうから、それは無いよな。
では滝氏も元アシなのかな・・・?

う〜ん・・・謎だ・・・。


〜閑話休題〜


jojo-04DU_15e.jpg 主題歌刷新

これまでとは打って変わってアップテンポなロックになった。
あぁ・・・こういうテイストになっちゃったか・・・

これまでと同じ「日常」感の中に、迫る闇
2クール目に登場する新たなキャラクターに焦点を当て
いよいよ登場するラスボス:吉良吉影を印象づける演出が各所になされている。

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触れたものが爆発する。その周りのキャタピラの跡はもちろんアレだ。

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矢を持った老人

jojo-04DU_15h.jpg jojo-04DU_15i.jpg
仗助たちが追うのは、猫目の男。
吉良吉影への期待感が高まるのは、いいね。

ただ、ひとつ気になることが・・・。

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この英語表記「JOJO’S BIZARRE ADVENTURE 4」
言うまでもなく、本作は
「ジョジョの奇妙な冒険」第四部「ダイヤモンドは砕けない」を原作としており
だから僕も記事タイトルや記事中の表記では「四部」と書いているが、

実はアニメ版は、
一部「ファントムブラッド」と二部「戦闘潮流」を合わせて「1st Season」
第三部に当たる「スターダストクルセイダース」を「2nd Season」としており
今回のシリーズは、アニメでは「3rd Season」なのである。
言いたいことはもちろんわかるが、これを「4」と表記するのはいかがなものか。

しかし、
継続して放送した一部・二部全26話をひとつのシーズンと区切るのはいいとして、
じゃあ、三部のエジプト編はどういう扱いなのか気になるよな。
(「セカンドシーズン後半」だそうです。・・・なんだかなぁ)


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思い出したッ!!「ヘブンズ・ドアー」ひぃぃぃぃいいいい
楳図かずおテイストの恐怖顔www

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「ヘブンズ・ドアー」のせいで露伴を害する行動を取れない康一は
康一の行動を怪しんで後をつけてきた仗助たちにも
助けを求めたり、現状を説明することができない。

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それは目に見えない強制力が働いて、
「ぐぬぬ」と、言いたい言葉を発せられないのではなく
露伴のスタンド能力と、それにより今まさに自分が被っている被害について
すっぽりと記憶から抜け落ちてしまうため、話すことができないということ。

康一は嘘やゴマカシは一言も言っていないし、怪しい素振りもないので
仗助たちに対して何の不審な点もない・・・はずだった。

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しかし、そのいつもと何一つ変わらない康一の手が
激しく傷つき血を流していたことに違和感を覚えたらしい。
なるほど、たしかに原作よりも派手に階段を転げ落ちていたな。


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億泰についての情報を語り出す露伴。自分のことを知られている恐怖。
康一はヘブンズ・ドアーのことを教えられないし、
億泰を威圧するのにこれ以上効果的なことはない。
しかし「興味がない」と自身で言った億泰のプロフィールを
よくもそこまで詳細に覚えているものだ・・・と思ったら
読みながら話してるのかwww 納得。

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原稿を見てしまった億泰はやはり書物に。


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さて康一くん
なぜ東方仗助は、あのドアの陰に隠れていると思うね?


仗助は露伴のマンガ原稿を見ないように隠れている。
しかし億泰を嵌めたことで、そのカラクリが仗助にバレてしまった。

そうかな・・・?
これ、黙ってれば億泰がバラバラのロールペーパーになった理由
分からなかったんじゃね?

まぁ、とはいえ、露伴がスタンド使いであることを知ってしまった仗助に
禁止事項を書き込むことなしに、このまま帰らせるわけにはいかない。
そのために露伴には、なんとしても、今、
仗助を扉の陰から引きずり出す必要があった。

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腕を捻り上げられた億泰。
なんか苦しんでるみたいだが、この状態で関節極めることできンのかww

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東方仗助が岸辺露伴を困らせた時、わたしは焼身自殺します
ご丁寧にルビまで振ってあるww さすが仕事が細かいな露伴www

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もう逆らえない。
目をつぶって出てきた仗助は、原稿を見ずに一撃で決着を着けるつもりだ。

突撃する仗助は、顔面にペン先を刺しても止まらない。
露伴は康一のファイルから最終手段を引用した。

君のヘアスタイル笑っちまうぞ仗助ェ

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プッツーーーン 今なんつった!!!

更に追い打ち
ぜェ〜んぜんダサい。今どきいるのか、こんなやつって感じだ。

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怒りのクレイジー・Dのラッシュより素早く原稿をかざし
勝利を確信した露伴だったが

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仗助には見えていなかった。
正確には違う。露伴が言うように、確かに瞳には映っていたが
ブチ切れた仗助の脳に知覚されるに至らなかった、ということらしい。

いやらしく追い打ちをかけたりせずに、
仗助が目を開いた瞬間に原稿を見せていたら負けなかったのにな・・・。
いや、その時点ですでに目に入らない状態だったかもな。

仗助のキレ具合がここまで激しいとは康一も知らなかったので
康一の知り得る情報のみで、理解したつもりでいた露伴は勝算を見誤った。
世の中にはまだまだ知らないことがたくさんある。
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こんな目にあってもなお、知的好奇心の権化:露伴は
新たな発見と稀有な体験に感動を抑えられない・・・プロですなぁ


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しかし、キレる仗助を二度見たことがある康一よりも
一度も目撃していないはずの億泰のほうが詳しいのはなぜだ。
億泰は家も近所で、いつも仗助と一緒にいるけど、
康一は一人で行動することも多いから、億泰の方がより仲がいいってことか。


jojo-04DU_15z.jpg 仗助の髪型の秘密

12年前、承太郎たちがエジプトへ遠征していたまさにそのとき
ホリィと同じ様に、仗助は謎の高熱に見舞われた。
病院へ急ぐも、大雪の中スタックして動かない朋子の車を
傷だらけの身体を圧して助けてくれた学ランの少年がいた。

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仗助はその人へのリスペクトとして髪型を真似ているのだ。

このエピソードは四部最大の謎である。

ファンの間では、これから起こる四部のラストバトルで
過去へ飛ばされた仗助本人ではないか、と早くから予想されていたが
原作では、結局この少年が誰だったのか解明されることはなかった。

以前も少し触れたが、ジョジョシリーズで最強のスタンド能力は
「時間」に関する能力と言われているので、
ラスボスの能力か、仗助が最終的に目覚める能力として
時間を遡るスタンド能力を、荒木先生が考えていた可能性は大いにある。
そして気が変わったか、そのことを忘れてしまうことも、
荒木先生なら大いにあり得る話なのだ。

これを曖昧にせず描いた以上は、
アニメでは何らかの形で納得できる補足がもらえることを切に願う。
ラスボスや仗助の能力を改変したり、
時間を遡るほどの能力を持ったオリジナルキャラを出すことは無理だが、
ただ「原作にあるから再現した」で許されるエピソードではないはずだ。

それならば、この過去エピの方を削除した方がまだマシだ。
期待してるよ、アニメスタッフさんよォ〜〜〜
(マジで期待してます。Jガイルが雨弾くくだりとか感動したものな

次回「狩り(ハンティング)に行こう!」



ところで、

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「プッツン」という表現は、1986年の流行語大賞になった言葉で
我慢の限界を超えて正常な判断ができなくなる様を表現している。
その語感は脳の血管が切れたり、堪忍袋の緒が切れる「音」を表しているのだが、近頃ではすっかり死語となって「プッツンする」などとは、あまり言わない。

だからなのか、ガチギレする仗助には
敢えて文字に起こすなら「ビィィ〜ン」とか「ガチィ〜ン」って感じのSEが当てられており、「プッツン」とはおよそ聞き取れない。

ま、康一も口にしてたし、承太郎も三部の最終回で言ってたんだけどね。
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おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年07月03日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #14「漫画家のうちへ遊びに行こう その1」


コミックス 34巻06章〜09章の半分に相当。

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第07話に登場した間田敏和(サーフィス)が再登場。
表情の陰が抑え気味、全体的に禍々しさが抜けているし、
何より声のトーンが明るいので、以前とはまるで別人のようだ。

仗助とジョセフが赤ん坊を拾った第13話の翌日のエピソードで
仗助は母親探しに忙しいそうだが、聞かれていないことまでペラペラと…
チリ・ペッパー事件が片付いたとはいえ、
つい最近まで敵だった男に情報を漏らしすぎだろ、康一。
その「警戒心のなさ」が、間田を安心させたんだろうが・・・

康一をすっかり気に入った間田が言うには
人気漫画家:岸辺露伴がこの町に住んでいるという。
「不動産屋が話しているのを小耳に挟んだ」というのは、
原作では軽く触れているだけなんだが、
アニメではイメージ付き。

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立ち読みをしていたら、店の外で立ち話をするのが聞こえたらしい。
客(しかも有名人)の個人情報を往来で話す極めて非常識なこの二人・・誰?

岸辺露伴本人ではないのはもちろん、前回ちらりと登場した編集者でもない。
服装からすると、おそらく紺スーツのほうが不動産屋で、
手前の特徴ある後ろ姿(というか髪型)は・・・

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チープ・トリックの乙雅三(きのとまさぞう)だよな?
こいつの後ろ姿はある意味「特徴的」だが・・・

乙は「一級建築士」なので、
露伴の住む家を建てた、もしくは設計したということなんだろう。
だから修理を依頼したとき乙が来たと・・・なるほどねぇ。
チープ・トリックの回で補足あるかなぁ



jojo-04DU_14d.jpg 露伴邸

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呼び鈴を押す前に突然現れた岸辺露伴(・・・コワイ
扉のおかしな所が開いた気がしたが、そういう演出なのだろう。

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ふたりは幸運にも露伴の仕事部屋に招き入れられた。

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パソコンのモニターがCRTだったり
FAX電話とコピー機が一体化していなかったりと、時代を感じるが
肝心の製図台が少し気になる。

これはアニメーターのトレス台ではないのか?
傾斜が付けられた木の枠の中央に、
ガラスか樹脂板が填められているように見える。

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原作の方でも、パッと見同じように描かれているようで、しかし違う。
木の板の上に、もう一枚なにか厚手の板か紙が乗せられているようだ。
僕は漫画を描かないので詳しくは知らないのだが
この「もう一枚」が何であれ、
この台がトレース台というのは明らかな解釈の間違いだ。

実際そういう台を使って作画する漫画家さんも居るのかもしれないが、
岸辺露伴という作家は、トレス台など決して使わない。
「絶対」だ。これは断言してもいい。



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いつから杜王町で仕事をしているのか、という康一の問いに
3ヶ月前に越してきたという。サラリと流しているが
実家がS市内にあり、「この辺り」には子供の頃住んでいたことがある。

実は、原作には「この辺りに」のセリフがない。
そのため、子供の頃住んでいたのは、実家があるS市である誤解を生みやすい
・・・というか、そうとしか受け取れなかったので改変されたのだろう。

そう。
露伴は幼少期を杜王町で過ごしてた。そうでなければ都合が悪いのだ。



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席を外した露伴の目を盗み、こっそり完成生原稿を見たふたりは
その迫力に圧倒される。・・・そして

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露伴のスタンド「ヘブンズ・ドアー」の能力によって
生きた書物に変えられた康一と間田。
嘘偽りない他人の人生や経験を読むことで、執筆活動に「リアル」を加味する。
自身は「知的好奇心の権化」なのに
他人と接するのが煩わしい露伴らしいスタンドと言えよう。

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康一のプロフィールを読む露伴。
文章を追う目の動きがおかしいぞ。それではアラビア文字だ。


他人の体験を絵や文字で読み、自分の創作の糧とする。
さらに、新たに記述を加える事で記憶を改変したり
禁止事項を設定することができる。

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このため、康一は露伴を害するあらゆる行動を取ることができなくなった。


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その夜、自分の体重が20kgも減っていることに気づいたが
それに対策を取ることができない康一。仗助に電話することもできない。

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さらに翌朝、
重い身体を引きずりふらふらと康一が向かった先は露伴邸。

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待っていたよ。時間ピッタリだ・・・

次回:「漫画家のうちへ遊びに行こう その2」


余談だが:

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アップ髪の姉:綾那(18歳)が、以前よりずいぶん老けて見えるのは気のせいか。

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原作ではこっちの方が幼く見えるんだが・・・


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年06月25日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #13「やばいものを拾ったっス!」


コミックス 34巻03章〜05章に相当。

チリ・ペッパー事件の顛末。
原作では、康一によるモノローグで語られていたが
アニメでは承太郎の口から皆に伝えられた。

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馴染みのオープンカフェで説明するのはいいけど、
別に「弓と矢」をここに持って来なくても・・・と一瞬思ったが、
承太郎はアメリカから単身出張中の身。
杜王町にSPW財団の支部があるわけでもないので、引き渡すまでは
承太郎が持って移動するのが一番安全と考えれば、これでいいのか。

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ただ、ジュラルミンケースにベルベットの中敷きを敷いて
恭しく保管しているようでいて、
上からも緩衝材を被せないと
ケースの中でゴツゴツぶち当たって意味が無いッスよ。

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原作では、承太郎と億泰が獄中の音石に睨みを効かせた記述があるが
アニメでは承太郎による報告だけなので、
億泰の溜飲が下がりきってはいないようにも見えた。

「弓と矢」を使って、生み出したスタンド使いについては
音石に聞き出している最中ということだけれど・・・
結局、音石によって生み出されたスタンド使いは
ひとりも明らかにならないんだよなぁ。


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仗助は、これからジョセフを連れて自宅へ行くに際して
「母親のことは遠くから見るだけで会わないこと」、
そしてそれが済んだら「すぐにアメリカへ帰ること」を希望した。

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ジョセフが父親であることは紛れもない事実として認めても
父親として接することはできないと伝えた際の
ジョセフのがっかりした表情がカットされているのは残念だ。


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ジョセフが見つけた「透明の赤ん坊」は
何者かのスタンド攻撃で透明にされているのではなく
どうやら、赤ん坊自身がスタンド使いであり
自己防衛本能で無意識にスタンド能力を使っているらしい。

12年前の十字軍遠征では、生後11か月のくせに大人顔負けの
どぐされ根性の赤ん坊スタンド使い(マニッシュ・ボーイ:死神13)が
登場したが、そのことは花京院以外覚えていないので
今回のジョセフの判断材料にはなっていない。

ジョセフにとって、赤ん坊のスタンド使いなど初遭遇なのだ。


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服を着せて化粧をし、
何とか怪しまれずに連れ回せる容姿になったと思ったその矢先

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赤ん坊が、身の回りのものを巻き込んで再び透明化しはじめた。

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透明になったベビーカーごと坂を転がり落ちる赤ん坊
範囲をどんどん広げながら、周囲の木や地面まで透明化させてゆく。

ごく個人的な感想だが、
スタンドの効果はまったく違うけど、アニメの見せ方として
第三部のヴァニラ・アイスのスタンド「クリーム」も
「見えない相手が進んでいる」というのを、こういう風に表現して欲しかった。
あれにはいろいろ不満があった。



仗助はジョセフのことをろくに知らない。
知っていることは、
「不倫の末に一人で自分を育てた母親を16年間放っていた」という事実だけ。
今日も、いきなり迷惑をかけられた。

しかも、通行人が投げ捨てた火のついたタバコを
ジョセフがダイビングキャッチしたことは見ておらず
ベビーカーが坂を転がりだしたのを、ジョセフが躓いたせいだと勘違いした。


そして・・・

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「透明」が…水の中に落ちただとおーっ!

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仗助はジョセフに絶望した。


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やおら手首を切るジョセフ。

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それは池の水に「色」をつけるため。
血の色が、どんどん透明になっていく中心に…あの子はおる…

jojo-04DU_13n.jpg 赤ん坊救出成功。


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その命をかけた勇気ある行動に
仗助は、はじめてジョセフの「尊敬するべき部分」を見た。

親とはぐれてストレスを抱える赤ん坊は
まさにジョセフに対する仗助の戸惑いそのものでもあったのだ。

「父親として接せられない」と直接言われ
肩を落として「仗助くん」と他人行儀に呼んでいた我が息子を
「おまえ」と呼んで、父の背を見せたかったジョセフ。
ずっと息子が欲しかったのかもしれないな。

まぁ・・・前にも一度、
全身の血液ほとんど失ったことあるけど蘇生したし・・・大丈夫でしょ。
見た目80歳手前の爺でも、波紋使いは老化が遅い(らしい)から
血管とか内蔵とかは健康だって、きっと(棒)。


次回「漫画家のうちへ遊びに行こう その1」
いよいよ彼の登場だ。



余談だが:

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赤ん坊グッズを買い揃えようとしたふたり。
ジョセフに手持ちがないので仗助のクレジットカードを使うのだが・・・
この時の買い物が遠因となり、後々トラブルが起きることはまた別のお話。

しかしジョセフよ。
杜王町まで船で来たのは、電車が危険だったからなのであり、
アメリカからずっとSPW財団の船で来たわけではあるまい。

チリ・ペッパーの脅威が去リ、とくに今日はごくプライベートな外出だとしても、
SPW財団が身の回りのことをすべてするというなら今も張り付いているべきだし、
そうでないのなら、カードか現金くらい持っていないとおかしいだろ。

「父親として付き合えない」と言われて落胆するくらい、
仗助と会うことや朋子と再会することを楽しみにしていたのだろう?

手ぶらで行くかよ、普通・・・。

だいたい・・
札幌までの遠距離バスの代金は先払いだし、小銭では乗れないだろう。
いったいどうやって乗ったんだ・・・?


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。

2016年06月18日

ジョジョの奇妙な冒険 第四部 #12「レッド・ホット・チリ・ペッパー その2」


コミックス 33巻09章〜10章、34巻01章〜02章に相当。

まもなくジョセフを乗せたSWG財団の船が到着する。
何が何でも仗助たちとジョセフの接触を阻止したいであろうチリ・ペッパーが
何らかの行動を起こすことを見越して、チームを二つに分けた。

承太郎と億泰がモーターボートで財団の船へ向かい
埠頭に残った仗助と康一がそれをフォローする。

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ところで、
「隠者の紫」になら可能だと思うのだが
ボートのバッテリーにチリ・ペッパーが潜んでいるかどうかを
いったいどうやってチェックしたのだろう。

jojo-04DU_12b.jpg そこでこの画像。
ボートのチェックをしたという億泰と、バッテリーのチェックをした仗助は
仗助だけがスタンドパワーを使っているようだ。

「ザ・ハンド」は破壊しかできないので、ボートのチェックには必要ない。
では「クレイジー・D」はどうか。
当初、壊したもの・壊れたものを元通りにするだけと思われた能力だが
概念として「壊れて」はいないもの(例:料理)でも、
特定の任意の状況に戻すことができるらしい。

それならば、
前回、一行が野原でチリ・ペッパーと対峙したより前の時間まで
バッテリーの状態を戻せばいい。それでバッテリーのチェックは可能だ。


ジョジョにおいて、第三部のDIOを筆頭に
各シリーズ中の最強のスタンド能力は「時間に関係する能力」といわれており
かく言う第四部のラスボス吉良吉影もゴニョゴニョ… なのだが、
仗助の能力も、実はごく局地的に「時間を戻す能力」なのではあるまいか…
と、はじめて思ったわ。(ひょっとして常識なのかな・・・?)



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ついに登場!チリ・ペッパーの本体
もっこりタイツの変態ギタリスト:音石明。

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顔の「傷」だか「痣」だか「ヒビ」だか…は
筋肉少女帯の大槻ケンヂをモデルとしていることに由来するそうだが、
性格とかその他もろもろは、僕にはあんまりオーケンっぽくは思えない。
そもそもオーケンはギターで自己表現するタイプじゃないしな。

ギターアンプがどこに在るのかは… ま、気にしないでくれ。

余談だが:
第四部連載中の1993年、
「ジャンプノベル」において、荒木先生と大槻ケンヂ氏の対談が掲載されている。

荒木先生は「日本の音楽には興味が無い」と言っていたと思ったんだが
オカルトやサブカルチャーに詳しいだけでなく、
自分流の表現にそれらを活かすオーケンに感じ入るものがあったのだろうか。
その頃に前後して
「ジョジョ」の作中に筋肉少女帯をリスペクトするネタや書き込みが散見される。
ボヨヨン岬も、そのひとつらしい。
他にも「KING・SHOW」のポスターや「高木ブー」などがたくさん隠れているので
興味ある人は探してみるといいだろう。


前回の億泰に対してと同様に、
クレイジー・Dを小指一本で倒すと豪語する音石に対し

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油断を誘い奇襲、ついでに煽りまくる実に冷静な仗助。
時間を稼ぐだけで、ひとまずジョセフが安全になることを理解してのことか。

しかし音石は、

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へし折られた小指の痛みと苦しみと怒りを演奏へ昇華させ、新たな表現を生み出した。

jojo-04DU_12g.jpg 変態だ・・・


だが音楽とは魂の表現、精神の発露。

これは、柱の男たちが冷静さを取り戻すために
泣きわめいたり爆笑したりしていたのと似たもので、
更にアドレナリンを高め、身体の動きにリズムを生み出す効果もあるだろう。

音石明・・・変態だが恐るべしッ!!


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埠頭の地下に張り巡らされた電線をつたい
無数の排水口から神出鬼没に現れるチリ・ペッパー。

「おれは反省すると強いぜ」の言葉通り、
相手の強さを認め、戦略を練ったチリ・ペッパーは手強い。
しかし、排水口に電線を這わせるなんてこと、普通するかね・・・?


綿密なロジックで確実に仗助を倒しに来るチリ・ペッパーだったが
康一との連携プレーでこれを撃墜。

そこで、チリ・ペッパーは究極の攻撃に出る。

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街中の全電力を集中させてのフルパワーは

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クレイジー・Dをスピードとパワーで上回った・・・が

jojo-04DU_12k.jpg jojo-04DU_12l.jpg
破壊されたフォークリフトのタイヤのみを修復して
チリ・ペッパーを閉じ込めた!

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タイヤのゴムは電気を流さない絶縁体ッ!
というセリフを原作と異なり康一に言わせたのは
演技で言うには、あまりにも説明的すぎるからだろう。

jojo-04DU_12n.jpg 泣いてなんかいないモン!
チリ・ペッパーがタイヤを破壊することは造作もなかった。

ま、それ以前に・・・この手のタイヤのホイールは「鉄」なので
絶縁されていないと思うがね。ちと冷静さを失っちまったかな・・・?

結果・・・
タイヤ内の空気圧でふっ飛ばされて海に落ち

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海水を介して四散するチリ・ペッパーの肉体(というか電気エネルギー)
いろいろ突っ込みたいが、まぁいい・・・。



だが、しつこい・・・音石明は死んでいなかったwww

SPW財団のスタッフに紛れてジョセフを殺しに来た。
もう瀕死のズタボロのはずなのに、なかなか見上げた根性だ。

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しかし、いつ小指の治療をしたんだろうな。

ってか、折れた小指をも使って魂の演奏をする変態ギタリスト
という表現で小指の件は終了しているのだから
この包帯は明らかな蛇足だわ。


ジョセフは無事上陸、仗助と出会い
杜王町に再び平穏が訪れた・・・かに見えた・・・。

jojo-04DU_12q.jpg

次回「やばいものを拾ったっス!」
拾うのは仗助じゃないんだが、この口調・・・う〜ん・・・


おことわり)
アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」 のレビューは
「原作準拠」の検証の目的で、コミックとの比較をするスタンスで書いていましたが
第四部は、三部までほど「原作準拠」に拘っていないようなので、比較はもちろんしつつ、
筆者の勝手な推察や持論を、多めに盛り込んで書いてゆきます。

基本的に、揚げ足取り中心の文章となることはこれまでと変わりないので
ファンの方には、しばしば不愉快な思いをさせることがあると思いますが、
筆者は決して悪意を持ってはいないことをご理解の上読み進めていただけると幸いです。

また、検証・認識の甘さから、的はずれなことを書くかもしれません。
その場合は、遠慮なくご指摘ください。

ご指摘・お叱り・応援、あらゆるご意見を歓迎します。